ベヨネッタ(BAYONETTA)のネタバレ解説まとめ

『ベヨネッタ』とは、500年前の封印から目覚めた美しく妖艶な魔女ベヨネッタが、天使達を華麗に叩きのめしながら失われた記憶の手掛かりを求めてヨーロッパの辺境ヴィグリッドを舞台に暴れまわるクライマックス・アクションゲーム。
少年少女、または成人した男性主人公が多い日本製のアクションゲームにおいて、フェミニンかつセクシーな大人の女性を主人公とし、その魅力を前面に押し出しながらスタイリッシュにまとめ上げたゲームデザインは発売当時話題となり、国内だけでなく海外に於いても多くのファンを生み出し続けている。

ヨーロッパの辺境にあり、古い建物や遺跡を数多く残す都市である。
美しい街並みだが、かつて歴史の観測者であるアンブラの魔女とルーメンの賢者が本拠を構え、そして滅亡していった血塗られた歴史の跡が各所で見られる。
本編では主神ジュベレウスを絶対的な存在とするラグナ信仰が盛んであり、市民は信心深くほぼ全員が法衣のようなものを日常的に着ている。
その信仰心と古くから神聖な場の中心であるからか、とあるチャプター名である「天使が棲む街」の名の通り、天使が多く出現する街である。(出現するのは専らプルガトリオ内のため、一般市民には基本的に見えないが)

ザ・ゲイツ・オブ・ヘル(The Gates of Hell)

ロダンが経営するスラム街に建つバー。雰囲気のある内装で、情報の取引などでベヨネッタやエンツォがよく訪れているらしい。
尚、エンツォのツケが溜まっている。(ロダン曰く「払った試しがない」)
ゲーム内ではヘイロウを通貨とするショップとして機能しており、チャプターのスタート画面、ステージの一角に出現する赤い魔法陣から彼の店に行くことができる。

主神ジュベレウス

Dea(デア。ラテン語で「女神」)として神話上に登場する彼女の名は実際には口に出すことが不可能な音節を持ち、ジュベレウスという名は信仰上偶像としての言葉が必要な人々が天の意思を自らの喜びとして得るために「祝宴」「祝祭」の意味を持たせたとされる。
まだ世界が一つとなっていた太古の時代に頂点として君臨していたが、とある時代に起きた世界をめぐる最初の争い(ファーストアルマゲドン)の際、3つに分かれた世界の一つ「天界」に追いやられ、覚めぬ眠りについた。光と闇が今も尚激しい覇権争いを続けているのはこのような経緯も原因とされる。
彼女の復活とそれに伴う三世界の統一は、光の軍勢と救いを求める人間達にとっては救世記に及ぶ宿願である。

世界の目

ルーメンの賢者が代々守ってきた宝石「光の右目」、アンブラの魔女が代々守ってきた宝石「闇の右目」の総称。
二つが揃えば世界を掌握すると言われるほど強大な力を秘めており、両一族が一つずつ秘宝として所有し、不可侵の掟を守りながら揃わぬよう、だが失われぬよう守り続けてきた。
両一族の然るべき者がその身を礎としながら宝石の力で神の目となり、主神ジュベレウス復活の際の鍵となる機能を持つ。

ヘイロウ

英語で「天使の輪」等を意味する「Halo」のこと。
本編では黄金のメタルリング状で表現され、取得するとゲーム内通貨として使用できる。

ラグナ信仰

ヴィグリッドで信仰されている宗教で主神ジュベレウスを頂点とし、世界は人間の住む「人間界」、悪魔の住む「魔界」、天使の住む「天界」の三位一体構造で、それぞれが重なりあって存在しているという宗教観がある。
作中、それは絵空事ではなく真実とされ、天使達やロダン等人間以外の者もこの考え方の下で動いており、彼らは更に世界の狭間にある「プルガトリオ(煉獄)」と呼ばれる四つ目の世界を認識しており、魔女と賢者はそのプルガトリオを経由し他の世界に干渉したとされる。
プルガトリオにいる者や出来事は普通の人間の目には見えないが、物を破壊する、鏡に映る、気配を感じる、香水などの匂いは感じるなどの影響がある模様。

ルーメンの賢者

「アンブラの魔女」と対を成す、歴史の観測者の片割れ。光と太陽の力を司り、「光の右目」を代々守っていた。
天界に通じていることもあってか神に縋る人間界の多くの人心を掌握し、一族滅亡から500年経った現在のヴィグリッドに於いても魔女の像は破壊されて放置されているのに対し、賢者の像は綺麗に残してあるなど、市民の両者に対する意識の違いが見られる。
戦闘に関しては唯一の生き残りであるバルドルの戦闘シーンが特殊なために本作ではあまり解明されていないが、アンブラの魔女とほぼ互角の力がありながら僅差のバランスの違いで敗北したことや、冒頭の魔女狩りシーン等における多くの天使達の襲撃を見ると、ルーメンの賢者にも独自の戦闘技術の発展があり、物量で圧倒する面があったことが伺える。

『ベヨネッタ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

魔女のロリポップの味

作中ベヨネッタが舐めているロリポップ(キャンディー)は見た目もよく、イベントカットに於いても彼女が口にするシーンは多いが、主原料は何れも薬となるハーブや草のため、然程美味しくはないとのこと。

セレッサのぬいぐるみはマミーのお手製

セレッサが「チェシャ」と名付けて大切にしている猫のぬいぐるみは母ローサのお手製。
掟破りの裏切り者として囚われの身のまま過ごしていたが故に手に入れられるものも限られていた中、荒い縫い目とボロボロの古着の切れ端で不器用ながら作られた猫のぬいぐるみには、母ローサの大きな愛が詰まっている。
余談だが、ローサの不器用さはセレッサにも受け継がれているのか、ベヨネッタがぬいぐるみの目(取れたボタン)を絆創膏で補修してセレッサに返すという場面が本編で見られる。

究極形の共通点

ベヨネッタ、ジュベレウス、シバが似通ったデザインなのは「強いものの姿は究極的には同じ地点に到達する」として、三位一体の象徴的存在であるという意図がある。

現代のジャンヌの職業は高校教師

設定資料集『THE EYES OF BAYONETTA』で、ジャンヌの現代の職業として(歴史の)高校教師をしているという裏設定を神谷Dが強く推しており、キャラクターデザインを担当した島崎麻里の絵で再現されている。

拘りのサウンドトラック

作中に流れる音楽には、音への拘りや浪漫が随所に散りばめられている。
例えば「CHAPTER VIII ルート666」の「MOTORCYCLE」時に流れる『After Burner(∞ Climax Mix)』はセガの『アフターバーナー』のリミックスで非常に洗練されたギターアレンジが含まれているのだが、こちらは実際に『アフターバーナー』の音楽を手掛けたセガのHiroによる生演奏によるものである。

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