ジョン・ウィック:パラベラム(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ジョン・ウィック:パラベラム』とは、2019年5月に公開されたアメリカ合衆国のアクション映画。
『ジョン・ウィック』シリーズの三作目となり、引き続き主演をキアヌ・リーヴスが務める。
日本版のポスター等で使われたキャッチコピーは「世界はお前を許さない」。
コンチネンタル・ホテルで殺しをしてはいけないと言う掟を破ったジョンは、1400万ドルの賞金を懸けられたことにより世界中の殺し屋から追われる身となる。
満身創痍となったジョンはかつて血の誓印を交わしたソフィアに協力を求めモロッコへ向かう。

主席連合(High Table)

世界中の犯罪者が集まった裏組織。
主席と呼ばれる12の代表が統治し、裏社会の秩序を定めている。
劇中ではカモッラ、コーサ・ノストラ、ンドランゲタ、チャイニーズ・マフィア、ロシアン・マフィアの5つが登場している。
コンチネンタルとの具体的な関係は言及されていないものの、少なくとも協力関係にあると思われる

誓印

コンチネンタルの掟の一つ。
相互の交換条件を血の捺印をもって契約として交わした契約であり、メダル状の証。
契約者は誓印の持ち主の依頼を一度だけ叶える義務があり、それを拒否したり持ち主を殺した場合は規約違反となる。

コンチネンタル・ホテル

世界中で殺し屋たちをサポートする機関であるコンチネンタルが運営する施設。
武器や情報の調達から死体の処理といったことを行って殺し屋をサポートしている。
コンチネンタル会員はこのサポートをホテル内外問わずに受けることが可能となっており、すべての支払いは裏社会共通の金貨で行われる。
コンチネンタル・ホテルでは人を殺してはいけないといった絶対的な掟が存在し、これを破ると会員資格がはく奪されたうえで、死の制裁といった粛清される。
コンチネンタルホテル・ニューヨークはウィンストンが、コンチネンタル・ホテル・ローマはジュリアスがオーナーを務めている。

『ジョン・ウィック:パラベラム』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

Guns. Lots of Guns.

コンチネンタル・ホテルで敵を迎え撃つため、ジョンはウィンストンに“Guns. Lots of Guns.”と言って銃を要求する。
このセリフは1999年に公開されたキアヌ・リーブス主演の映画『マトリックス』のオマージュ。
同作でキアヌ・リーブス演じるネオが全く同じセリフを発している。

アクションシーン

『ジョン・ウィック』シリーズは、アクションシーンが毎度話題となっている。
今作も前作よりさらにパワーアップしたアクションシーンが見られる。
アクションシーンはキアヌ自身もアイデアを出しており、今作の馬に乗って撃ち合うシーンもその一つ。
ハードな格闘シーンが目白押しなため、キアヌは数カ月にわたってトレーニングを積んでいる。
「柔道を基本に柔術、合気道などあらゆる武道の訓練をしたほか、武器の使い方、乗馬も練習しました。実際の場面ではいろいろな技をミックスして戦っています」とキアヌはインタビューで話していた。
撮影は1日12時間に及ぶこともあったようで、足に冷水とお湯を交互にかけて炎症を抑えて乗り切ったこともあったという。
また、今回の撮影で馬に乗って鞍から半身ずれたまま敵と戦うシーンが一番苦戦したとキアヌは語っている。

キアヌが苦戦したと話す馬を使ったアクションシーン

ドッグ・フー

『ジョン・ウィック』シリーズでは犬が重要なモチーフとなっている。
今作品では、犬を使ったドッグ・フーというアクションシーンが新たに追加となった。
このドッグ・フーを担当したのが、ソフィア役のハル・べりー。
彼女は犬と息を合わせるため、何カ月もかけて犬とトレーニングを重ね、撮影に挑んだ。

『ジョン・ウィック:パラベラム』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

サブタイトルの「パラベラム」とはラテン語のことわざ

映画のサブタイトルになっている、パラベラム(ad astra)はラテン語のことわざで「Si vis pacem, para bellum(平和を望むなら、戦いに備えよ)」という意味。
終盤にジョンと話しているシーンでウィンストンの口からこのセリフが発せられるシーンがある。
この時、英語の字幕は“If you want PEACE prepare for WAR”(平和を望むなら、戦いに備えよ)と記されている。
また、パラベラムには銃弾と言う意味もあり、ジョン自身今作品で、9mm×19弾の「9mmパラベラム」を使用している。

劇中曲にきゃりーぱみゅぱみゅの「にんじゃりばんばん」が使用されている

今作では日本風の世界観が魅力の一つとなっている。
殺し屋であるゼロが営業している寿司屋平家の、店内のBGMにきゃりーぱみゅぱみゅの「にんじゃりばんばん」が使われている。
これは、キアヌ自身が、凶悪な寿司屋がJ-POPを聞いていたら面白いのではないかという意見を聞いて監督が採用したものである。

ジャパンプレミアムできゃりーぱみゅぱみゅ(左)と忍者のポーズを決めるキアヌ

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