キノコホテル(KINOCO HOTEL)とは【徹底解説まとめ】

キノコホテル(KINOCO HOTEL)とは、日本の女性4人組ロックバンドである。2007年に電気オルガン兼ボーカル担当の、マリアンヌ東雲を中心に結成された。グループサウンズや昭和歌謡、ガレージ・パンクに影響を受けた音楽性で、メンバーの見た目はマッシュルームカットとミリタリールックで統一されている。定期的にツアーを行っており、国内の音楽フェスにも多数出演。確かな演奏技術と過激なライブパフォーマンスで観客を魅了するライブバンドだ。

「おねだりストレンジ・ラヴ」は5枚目のアルバム『マリアンヌの革命』に収録されている曲だ。重くリズミカルなベースと息のあったドラムのリズム隊が印象的な曲で、MVではウエディングドレスを着たマリアンヌや、新郎や記者を蹴り飛ばす少し過激なシーンが見れる。

樹海の熱帯

「樹海の熱帯」はシングル『有閑スキャンドール』に収録されている曲である。キノコホテルの曲の中では珍しいゆったりとしたタイプの曲である。シンプルな構成だが静と動をうまく使い分けている点にも注目。MVでは青と緑の光を使ってうまく表現しており曲にピッタリの映像になっている。官能的な歌詞とマリアンヌの歌声、ギターソロもかっこいい曲だ。

赤い花・青い花

「赤い花・青い花」はシングル『赤い花・青い花』に収録されている曲だ。2020年3月に制作していたが、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言で中断、その後マリアンヌの自宅で編集が行われフリー素材やメンバーの写真を使って制作された。そのためMVは、誰もいない電車や学校などが描写されている。「がまんしろ、うるさいな」「あなたに会いたい」という歌詞が時代にリンクし、MVも相まって非常に印象深い作品になっている。

キノコホテルの名言・発言

マリアンヌ東雲「感情の赴くままにいきてますけど何か?」

音楽メディア「BARKS」の連載企画での発言。我慢をしないというマリアンヌ東雲。キノコホテルの全プロデュースをしている彼女だが、我慢をしないで感情の赴くままに行動しているからこそ、キノコホテルの独特の世界観と個性が生まれるものかもしれない。

マリアンヌ東雲「ほんと足りないのは知名度だけなのよ、それだけ。知名度以外は全部持ってるの、キノコホテルは」

ライブアルバム『飼い慣らされない女たち〜実況録音盤』の発売時のインタビューにて。もっと売れたいという欲が伝わってきて、キノコホテルの演奏やメンバーに対する信頼と自信の表れとも言える発言だ。

マリアンヌ東雲「このアルバムで人生狂ってほしい」

10周年記念アルバム『プレイガール大魔境』発売時のインタビューでの発言。10年の間、コンスタントにライブやアルバム制作をやってきたから言える自身に満ちたマリアンヌ東雲らしい発言だ。『プレイガール大魔境』は過去の曲を再録したものであることから、新規のファンにも聴いてほしいといった感情が伝わってくる。

マリアンヌ東雲「あんたたちどこにテント張ってんのよ」

FUJI ROCK FESTIVAL 2014の前夜祭に出演した際に、マリアンヌ様が放ったステージでの第一声の言葉。とてもユーモラスの効いたマリアンヌ様のキャラが一発でわかる発言だ。この年のフジロック名言第一位に選ばれた。

エマニュエル小湊「私は本日をもって私は普通の女の子に戻りますが、キノコホテルは永久に不滅です」

体力の限界により、キノコホテルを脱退する際の発言。4年半の間、キノコホテルのベーシストとして、時には秘書として活動した「エマニュエル小湊」。野球選手の「長嶋茂雄」や昭和のアイドル「キャンディーズ」の名言をパロった言葉だが、長い間メンバーと行動を共にしてきた彼女が言うと心に突き刺さるものがある。キノコホテルへの愛が伝わる一言だ。

キノコホテルの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

地上波で初の演奏を披露した際にマリアンヌ東雲はサビ部分までキーボードに一切触れなかった

生演奏ではなく録音したものだというのをアピールしたかのようなパフォーマンスで、いかにもロックバンドらしいエピソードだ。バンドサウンドに拘っていることがわかる。

マリアンヌ東雲は大の酒好き

マリアンヌ東雲の酒好きは相当なもので、ライブの打ち上げなどで他のメンバーが帰っているのに一人だけ居座り、次の日がライブでも飲み続けてしまうそうだ。しかもかなり酒癖が悪いようで、前ベーシスト「エマニュエル小湊」によると、「タチが悪い」「アル中予備軍なんじゃないでしょうか」と語っている。

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