Plague Inc.(伝染病株式会社)のネタバレ解説・考察まとめ

Plague Inc.(伝染症株式会社)とは、イギリスのNdemic Creations社によって開発された基本無料のリアルタイム・戦略シミュレーションゲームである。致死的な伝染病を創り出し、これへ抵抗する全人類をいかに短期間で感染・絶滅させられるかを競う。
対応機種はAndroid・iOS。また、追加機能を実装した有料版が「Plague Inc: Evolved」としてSteamにて配信されている。

真菌

ウィルスを使い、ノーマル以上の難易度でクリアすると解放される。同じ菌という語を使うため細菌と混同されやすいが、乱暴に定義するとカビやキノコの事。水虫やカンジダの原因としても有名。チーズの元でもある。菌というよりも細胞に近く、用いる治療薬も細菌とは異なる。

ゲーム内では、大きさによっては目視さえできるという性質が反映され、感染が広まるまでに非常に時間がかかる設定になっている。つまり、全世界に感染が広がっていない段階で人類に危険を察知されると、瞬く間に撲滅されてしまう。
対策として固有能力「胞子破裂」を持っており、ランダムで1つの非感染国にむりやり伝染させることできる。3回胞子破裂を実行すると「胞子爆発」を起こし、複数の非感染国に感染させることができる。この胞子破裂と胞子爆発のセットは1ゲーム中で2回実行する機会があり、合計で最大22か国へ強制的に感染を広げる事ができる。感染させにくい厄介な国家が残っているタイミングで実行すると効果的だろう。

パラサイト

寄生虫。真菌を使い、ノーマル以上の難易度でクリアすると解放される。ゲーム内においては、進化段階の低い内では極めて人類に察知されやすく、レベルアップに従い高い潜伏性を獲得していくという、特徴的な挙動を見せる。
このため、ゲーム初期からうかつに伝染を広めてしまうと撲滅される。クリアするためには可能な限り毒性を低く保ちつつ全人類に伝染させ、最終段階で一気に致死性を獲得させるという、非現実的な攻略が必須となるが、そのために固有能力である「共生」を持つ。これを使う事で、毒性を減少させつつ病原体が人類に察知される事を遅らせることができる。

現実世界では人類を宿主とするものではノミやシラミ、人類以外ではアニサキス、ハリガネムシなどが有名。日本では特に山梨県において水田の巻貝から経皮感染を起こす日本住血吸虫が知られており、有史以来、水田作業に従事する人々を苦しめた。日本国内では1996年に撲滅できたが、戦国時代の文献にも被害の記載が散見され「(有病地へ)お嫁に行くなら、持たせてやるぞえ棺桶に経帷子」などの哀しげな詩が残り、被害の凄惨さを今に伝える。

プリオン

異常プリオン。パラサイトを使い、ノーマル以上の難易度でクリアすると解放される。タンパク質のみで構成される病原体である。狂牛病(BSE)、クロイツフェルト・ヤコブ病などの感染性因子として知られている。
ゲーム内においては、自動進化が非常に発生しづらく、また人類に察知もされにくい。さらに致死的な性質を獲得するにも時間がかかるが、一旦、人類に察知されると特効薬を短期で開発・撲滅されるという相反した特長を持っている。対策として特効薬の開発を遅らせる「神経萎縮」という固有能力を持っており(ゲーム内設定では、特効薬開発者達の脳も萎縮してしまい停滞するという事になっている)発動のタイミングが重要となる。
留意しておきたいのは、現実世界においては人類の感染者はごく少数で研究が進まず、異常プリオン(タンパク質)を摂取する事で発症するという程度の作用機序しか判明しておらず、特効薬が存在しないという事。そのため、主として採られる対策は食肉生産方法・流通ルールの厳格化などがもっぱらである。

ナノウィルス

架空の病原体。プリオンをノーマル以上の難易度でクリアすると解放される。ウィルスとあるが人工の自律式ナノマシンであり、研究所から漏れたという設定。その暴走を止めるために世界中の研究者達が、人類が絶滅するよりも前にナノマシンを停止させるため、殺害(停止)コードを送信し続けるというシナリオになっている。そのため、ゲーム開始時点で存在を察知されており、特効薬開発の速度(殺害コードの送信)が最大の状態で始まる。こちらが撲滅される前に全人類に感染を広め、なおかつ死に至らしめねばならないという、他の病原体とは様相の異なるプレイが求められる。
固有能力に、特効薬開発状況を遅らせる「コード断片妨害」と、開発状況を一時的に未開発状態に引き戻す「過激分子安定化」の二つを持つ。
時間に追われるプレイとなるため、発動のタイミングが極めて重要となる。

生物兵器

ナノウィルスをノーマル以上の難易度でクリアする事で解放される病原体。
事故によって解放されてしまった生物兵器であり、触れたもの全てを殺害する非常に危険な存在、という設定となっている。ゲームでは非常に高い感染力を持っているが、厄介なのは「致死性」という数値が内部設定されており、これが自動上昇する事で、致死率が猛烈に自動上昇していく事。すぐに死人が出て、人類に察知されるため、よく考えずにプレイするとあっという間に撲滅されるか、あるいは全人類に感染しきる前に、感染者だけを死に至らしめてしまいゲームオーバーという結果に終わるだろう。
非常に攻略難易度の高い病原体であるが、対策としての致死率の上昇を抑える固有能力が3つ、致死率を急激に高める能力が1つ設定されているので、これらを駆使していく事になる。発生開始国の選択も重要となる。

なお、生物兵器は現実にも存在し、その定義はなにがしかの生命体が産生する毒素を兵器転用したものの事を指す。
古代より毒性植物を敵地の水源へ投入したという記録が残っており、近現代では旧ソ連が研究していたと目される軍事用の炭素菌や天然痘ウィルスまで、扱われる生命体は多岐に渡る(ウィルスは生命の定義を満たしていないが、生物兵器の範疇に含まれる)。

ゲーム内のものが、どのような生物兵器なのかは不明。

その他

進化

伝染病の感染形質や、症状の性質をレベルアップさせる事。ただ闇雲に進化させれば良いというわけでなく、緻密な戦略が必要になってくる。

感染力

その名の通り。この数値が低い状態では、病原体はなかなか伝染しない。対応する症状や伝染形質を進化させる事で上昇していく。

危険度

病原体がどの程度、人類に警戒されているかの指標。数値が高いと、特効薬の開発が始まる。病原体の進化の度合が高いと上昇する。

致死率

病原体の毒性を示す。数値が高いと感染者が死亡しやすくなり、危険度が急上昇する事になる。とはいえ、最終的にはこの数値を上げなければ人類を絶滅できないため、この数値に対応する症状の進化と、進化に必要なDNAポイントの確保が必須の作業となる。

バブル

マップ上に時折出現するアイコンである。3種類存在し、それぞれが特定の条件下で出現。タップする事でDNAポイントを得られる。

・赤(バイオハザードバブル)他国に感染拡大が起きた時のみ出現。
・黄(DNAバブル)ランダムで出現。
・青(Cureバブル)特効薬開発が開始されると出現しはじめる。タップすると開発進行を遅らせ、なおかつDNAポイントが得られる。

DNAポイント

伝染病をコントロールする際に必要になるポイント。入手できる機会は発生したバブルを破壊した時のみであり、計画的な使用が求められる。

『Plague Inc.』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

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