ボーン・アイデンティティー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ボーン・アイデンティティー』とは、『ボーンシリーズ』の1作目で、2002年に公開されたサスペンス・アクション映画。原作はロバート・ラドラムの『暗殺者』。記憶を失くした男が、皮下に埋め込まれたマイクロカプセルを手掛かりにわかった名前はジェイソン・ボーン。自分が何者かを辿るなか、行く先々で警察やCIAに追われるが、知力と体に染みついた高い戦闘スキルで追跡をかわし、襲ってくる暗殺者を倒し、窮地を脱する。偶然知り合ったマリーと逃げる間に見せる人間らしさや生身の体で対決する迫力の格闘シーンも必見。

日本語吹替:福田信昭(ソフト版)、宝亀克寿(フジテレビ版)
イタリアの漁船の医者。マルセイユ沖で意識を失い漂っていたボーンが漁船に救出された後、背中の銃弾を取り除き、臀部に埋め込まれた銀行口座を示すマイクロカプセルを発見した。記憶が戻らず焦るボーンを励まし、船を降りる時にはスイスまで必要な旅費を渡す優しい人物。

イーモン (演:ティム・ダットン)

出典: www.aveleyman.com

外出から戻ってきたイーモン

日本語吹替:相沢まさき (ソフト版)、星野充昭(フジテレビ版)
マリーの元恋人。現在は妻と二人の子供がいる。所有する郊外の家に子供たちと来ていたが外出していた間に、避難場所を求めてマリーとボーンがやってきていた。以前来たことがあるマリーが鍵の隠し場所を知っており、勝手に鍵を開けて家に入っていたが事情も聞かず二人を泊まらせてあげた。翌朝、ボーンが暗殺者を撃退した後、子供たちやマリーと慌てて家を離れた。

『ボーン・アイデンティティー』の用語

CIA(中央情報局)

アメリカ合衆国バージニア州ラングレーにあるCIA本部

英語でCentral Intelligence Agencyの略称。アメリカ合衆国の安全保障政策の決定に必要な諜報を行う情報機関で、主に外国での諜報を行う。CIA本部がバージニア州ラングレーにあることから、「ラングレー」と呼ばれることもある。アメリカ合衆国の国家安全保障と外交政策に関する最高意志決定機関の一つである国家安全保障会議(NSC)の直轄で、諜報活動のために膨大な予算を与えられている

工作員

政府や組織に雇われて、諜報活動を行う者でスパイとも言われる。秘密裏に敵や競争相手の情報収集を行ったり、情報の分析、工作活動、暗殺、暴行、脅迫なども行うことがある。

トレッドストーン(踏み石作戦)

CIAの考案した工作員育成計画のこと。責任者はワード・アボット、現場責任者はデッド・コンクリン。拷問などを利用して洗脳したり、人格改造を行うことで暗殺要員を育成するプロジェクトで総費用は3000万ドル。本作ではジェイソン・ボーン以外に、カステル、教授、マンハイムの3人の工作員が登場する。

エシュロン

アメリカ合衆国を中心に構築された軍事目的の通信傍受システム。アメリカ合衆国の国家安全保障局 (NSA) 主体で運営され、軍事無線、固定電話、携帯電話、電子メール、データ通信などから1分間に300万の通信を傍受できる史上最強の盗聴機関と言われる。アメリカ合衆国内だけでなく、外国のアメリカ軍通信基地や大使館・領事館、衛星、潜水艦等を使って敵性国家・団体の発信する電波を傍受したり、直接盗聴することで大量の情報を収集していると言われている。

ブラックブライアー(黒バラ作戦)

CIAの考案した工作員育成計画「トレッドストーン」の次のプロジェクト。アボットが責任者として国防総省と協力して考案し準備を進めている。詳細は続編以降で明らかになっていく。

アメリカ国防総省

出典: www.lifehacker.jp

バージニア州アーリントン郡にある国防総省の本庁舎

英語ではUnited States Department of Defenseで略称DoDとも呼ばれるアメリカ合衆国の国防省のこと。アメリカ軍の6つの軍(陸軍、海軍、空軍、海兵隊、宇宙軍)を傘下に収める。バージニア州アーリントン郡にある本庁舎が五角形の形をしていることからペンタゴンと呼ばれている。

『ボーン・アイデンティティー』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

ボーン「君を忘れるなんて。知り合いは君だけだ」

マリー(画像右)にお金を渡そうとするボーン(画像左)

ジェイソン・ボーン名義のパスポートに記載されていた住所にあるパリのマンションにマリーの車で送ってもらったボーン。ボーンがマリーに約束のお金を渡した後、「またいつか」というマリーに「一緒に来るかい?ここで待っててもいいけど」と言う。マリーが「それはやめとくわ。私が待っているのを忘れてしまうでしょ?」と返す。その言葉に対してボーンは「君を忘れるなんて。知り合いは君だけだ」と言う。記憶喪失のボーンに対してユーモアを交えて断ったマリーに対し、さらに少しのユーモアを入れて答えたボーン。記憶を失い、パリに来たボーンの知り合いは本当に1日前に出会ったマリーだけなのだ。記憶喪失という辛い経験をくすっという笑いに変えられる名セリフである。

暗殺者カステルとの格闘シーン

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