伏黒恵（呪術廻戦）とは【徹底解説・考察まとめ】

秤の持ち掛けてきた「死滅回游平定に力を貸す代わりに、その後の呪術界再編時に自分に都合のいい呪術規定を作りたいから協力しろ」という申し出を引き受け、彼を綺羅羅ごと味方につけることに成功。この時伏黒が禪院家の現当主であることを知った秤から、「仲良くしよう」と下心に満ちた笑顔を向けられる。
ここで一行の前に死滅回游の案内役の式神コガネが現れ、鹿紫雲一（かしも はじめ）という泳者によって「他の泳者の情報をいつでも開示できる」という総則が追加された旨が報告される。まだ死滅回游に参加していない自分たちの前になぜコガネが現れたのか訝しむも、虎杖が「人間だった頃の宿儺が羂索と“死滅回游に参加する”という契約を交わしていたのではないか」との説を提示する。

なんにせよ、状況は動き出していた。当面の目標として、虎杖たちと共に「“天使”と呼ばれる術者の捜索」に加えて「泳者間での点数の譲渡」と「点数を消費することでの死滅回游からの離脱」という新たな総則の追加を考える。そのために必要な大量の点数を獲得すべく、二人の泳者に目を付ける。
一人は鹿紫雲、もう一人は日車寛見（ひぐるま ひろみ）。それぞれ東京で死滅回游に参加している、羂索とも関わりがあると思われる術者だった。
現在の状況を総合的に判断して、秤は自分とパンダが東京第2結界、虎杖と伏黒が東京第1結界でそれぞれ「死滅回遊」に参加することを決める。伏黒は虎杖と共に第1結界で日車を狙うことになった。

いざ、結界の中へ

鹿紫雲をパンダと秤に任せ、日車の討伐を目標に虎杖と共に東京第1結界へと乗り込む。しかし総則に無い仕様により転移させられ、いきなり虎杖とはぐれてしまう。鵺を飛ばして虎杖を探すも見つからず、どうやらかなり遠くに飛ばされたらしいと判断したところで、麗美（れみ）という女術師に襲われるもこれを一蹴。彼女を尋問して、日車に関する情報を聞き出そうとする。結界の中のどこにいるか分からないにせよ、虎杖もまた日車を目指す以上、これを追っていればいつか合流できるという判断だった。
伏黒の実力に目を付けた麗美は、「情報を教える代わりに、自分を守る“騎士（ナイト）”になってほしい」と提案。唐突な申し出を警戒しつつ、善人である虎杖が側にいないなら、自分が100点分ポイントを稼いでも（＝人を殺しても）構わないと覚悟を固める。

情報を渡すか、騎士になると約束するかで麗美と揉めるも、相手の方が先に譲歩する。麗美から「日車は新宿にいる」とざっくりした情報を得るものの、分断されたままの虎杖は別の人物から「日車は池袋にいる」との情報を受け取っていた。
結論からいえば、騙されていたのは伏黒の方で、麗美に案内されるまま向かった先に待ち構えていたのはレジィと名乗る術師だった。麗美はレジィに“カモ”を紹介する役目を担っており、静かに憤怒をたぎらせる伏黒に己の共犯者の強さを誇る。

しかしそのレジィは伏黒の力量を見て取ると、彼に仲間になるよう誘いをかけてくる。「羂索は泳者たちの呪力を利用して大規模な呪術を行おうとしている」という伏黒たちの見立てに対し、レジィは「それは恐らく第2第3のプランで、羂索は別の計画を進めている」との予想を口にする。
泳者たちの呪力を利用するつもりなら、「死滅回游が延々と続いて、泳者たちがどこまでも切磋琢磨していく」状況になるよう羂索は工夫しているはずである。ところが鹿紫雲や日車といった圧倒的強者の存在によって死滅回游内部での戦闘は終息しつつあり、それに対して羂索の側が何か介入してくる様子もない。つまり羂索にとって今の流れは既定路線で、強者だけが残った死滅回游に近々“爆弾”こと新たな仕掛けが為されるはず。レジィはそれに備えて腕の立つ仲間を集めているというのだ。

虎杖が日車への説得を成功させることを確信し総則を追加させることを伏黒は、レジィたちの持つ得点を全て差し出すなら仲間になってもいいと提案。レジィがこれを拒絶したことで交渉は決裂し、彼らは交戦することとなる。伏黒が鵺との連携でレジィの手下たちを圧倒する一方、レジィ自身は渾を退け、「殺す気でやらないと死んだ時に後悔するよ」としたたかに笑んで見せる。
仲間と共に一転して攻勢を仕掛けるレジィに、相手の命を奪わないよう加減しながら戦う伏黒は追い詰められていく。餌としての利用価値しか認められていなかった麗美は諸共に殺されそうになるも、なお「レジィは自分を守ると言ってくれた」と泣きながら伏黒を攻撃する。そんな彼女を口先だけのクズだと伏黒が断じた時、コガネが総則の追加を報せる。虎杖が日車の説得に成功したことを知った伏黒は反撃を開始し、レジィの仲間の1人を殺害。相手を殺すことに躊躇しないレジィたちの攻撃で消耗し、当初の目的だった総則の追加に安堵し、「降りかかる火の粉を払う」ために殺意を解き放った結果だった。

仲間を殺されてなおレジィたちは追撃の手を緩めず、これを切り抜けるために全力で戦うべきか、先のことを考えて呪力を温存すべきか伏黒は悩む。そんなところに突如見知らぬ術師が現れ、「2体1は卑怯だ」と言いながら伏黒を庇ってレジィたちの前に立ち塞がるのだった。

突然の乱入に困惑する伏黒を尻目に、髙羽は「顔を見ればどちらが悪か分かる」と言って滑りまくりのギャグを織り交ぜつつレジィの仲間の術師・黄櫨折（はぜのき いおり）を攻撃。羂索と契約した術師であるかどうかを確認しようとしたのか、黄櫨に「どっちだ」と問われるものの、「それは面白いか面白くないかということだな」とわざとなのか天然なのか曲解し、侮れないほどの呪力を発揮して相手を攻め立てる。
意外な実力を見せつける髙羽をレジィが警戒する中、伏黒はコガネに日車の得点を表示させる。それが100点分減っていることを見て、先ほどの総則追加が日車の得点を使ったものであること、つまりは虎杖が彼の説得に成功したことを改めて確認する。伏黒たちがこの結界の中にやってきた目的は、すでに達成されていたのだ。

これ以上の戦闘は無意味だと判断し、レジィにも手を引くよう告げる伏黒。しかしレジィは「お前が倒した仲間の分は点を回収させてもらう」と、あくまで伏黒を殺す姿勢を崩さなかった。これに対し、伏黒は「当面の目的を達成した以上、余力を考えて出し惜しみする必要は無くなった」として、本気を出す旨を宣言する。
レジィの術式がレシートを用いたものであると推測した伏黒は、満象に大量の水を吐かせ、さらに式神と連携して相手を攻め立てる。しかしレジィの術式は正確には“契約の再現（レシートの場合は売買という契約を再現している）”効果を持つ「再契象（さいけっしょう）」というもので、攻撃や防御のみならず疲労の回復まで行える汎用性の高い代物だった。ただでさえ呪力消費の激しい満象を発動した状態でしたたかに食い下がられた伏黒は、消耗戦になれば分が悪いと判断して結界内の体育館にレジィを誘い込む。

勝負所だと見たレジィは、車の売買の契約書を再契象で再現し、体育館にトラックを突撃させる。慌ててこれを避けたところに猛攻を加えられて大きなダメージを負う伏黒だったが、ここで切り札の領域展開・嵌合暗翳庭を発動する。彼が体育館にやってきたのは、まだ未熟な領域展開を“室内”という区切りでイメージし、発動しやすくするためだったのだ。伏黒完全優位の空間に閉じ込められたレジィは、「まさかこのレベルの術師だったとは」と驚愕する。
シン陰流の簡易領域の原型ともなった「彌虚葛籠（いやこつづら）」という術を発動し、領域展開の必中効果から逃れようとするレジィ。しかし嵌合暗翳庭は領域展開としては不完全で、必中効果を切り捨てる代わりに伏黒の能力を上昇させる方向に特化していた。伏黒の戦い方からこれを見抜き、さらに彼の術が“影”を媒介にしたものだと察したレジィは、実質的に効果の無い彌虚葛籠を解除して「再契象」で何台もの車を呼び出す。

様々な道具を自身の影に収納して持ち運んでいる伏黒だったが、どんなものでも無限に運べるわけではなく、“影に収納した物”の重量は伏黒の肉体に直接かかっていた。領域展開で拡張した伏黒の影は、レジィが放った何台もの車を飲み込んでしまい、その重さで彼の動きを封じる。
いつまで耐えられるのやらと嘲笑するレジィの前で、呪力で自身を強化して必死に耐える伏黒。この状況から逃れるには領域展開を解除するしかないが、それは伏黒が戦闘不能になることとほぼ同義である。一転して窮地に陥りながら、伏黒は凄絶な笑みを浮かべてレジィの頭上に満象を召喚。この重量でレジィもまた動きを封じられ、潰されないよう耐えることしかできなくなる。互いに動きを封じられたまま、どちらの限界が早く訪れるかの“我慢比べ”が始まった。

互いに超重量に耐える中、先に動いたのはレジィの方だった。再契象で“家”を召喚し、その重量を加えることで一気に伏黒を潰そうとしたのである。しかし伏黒は咄嗟に嵌合暗翳庭を解除し、家の衝突の衝撃で体育館の床を破壊してその下にある温水プールにレジィを叩き込む。超重量を背負ったままの伏黒に組み付かれ、このままでは脱出不可能と悟ったレジィは慌てて術を解除。互いに呪力を消耗した状態でプールサイドに這い上がった伏黒とレジィは、決着をつけるべく格闘戦を開始する。
伏黒を相手に攻勢を維持しつつ、レジィは「この男はまだ奥の手を隠している」と判断していた。なんらかの式神を繰り出してくるはずだと警戒しながら戦うレジィだったが、彼の頭の中から唯一抜け落ちていたのが戦い始めてすぐに倒した玉犬の存在だった。実際には玉犬は倒れておらず、“すでに倒した玉犬以外の式神”を警戒するレジィの隙を突く形で彼に致命傷を負わせる。「玉犬はそんなにヤワじゃない」と豪語する伏黒に、レジィは「呪術師は嘘ついてなんぼ…か」と自嘲気味につぶやいて倒れ伏すのだった。

完敗を認めたレジィは、自分たちを利用する羂索への意趣返しとして、「その方がおもしろそうだ」と自分の点の全てを伏黒に譲渡して絶命。自分を攻撃してきた麗美も始末しようとする伏黒だったが、完全に追い詰めたところで自分を制止する津美紀の姿を幻視し、トドメを刺さずに立ち去っていく。そこで力尽きて倒れる伏黒の下に、彼らが探している“天使”こと華が舞い降りる。

「天使」と「堕天」

その頃、伏黒は虎杖や協力者となってくれた髙羽と共に“天使”こと来栖華との合流を果たしていた。天使は過去の時代の術師であるらしく、華の肉体を使って現代に復活したが、彼女の自我を奪わずに共存している状態にあった。五条復活のために協力してほしいと要請する伏黒たちに対し、天使は「どうしても見逃せない相手がいる」と語り、交換条件として“堕天”と名付けられたその存在の排除への協力を要求する。
今も虎杖の内に潜む宿儺こそは、天使が探している堕天その人だった。本人から嘲るような口調でそう教えられた虎杖は、「この段階で天使に知られるのはまずい」と判断してボディランゲージで伏黒にそれを報告。結果として伏黒と虎杖への口止めに近い形となった宿儺からの情報提供に、伏黒は「天使の術式を使えば、宿儺を完全に消滅させることができるのではないか」と推理する。一方、「虎杖はまた“自分が死ねば全て解決する”という考えに囚われているのではないか」との新たな悩みも抱えることとなる。

この時、突如結界内部に米軍の兵士が大挙して突入。各国政府は羂索から「呪術師は新たなエネルギー源になりうる」との話を吹き込まれており、“日本人の保護”を名目に術師の確保に乗り出していたのだった。その真の目的が「呪霊への対抗手段を持たない軍人たちを大量に殺して膨大な呪力を生み出し、死滅回游にさらなる混沌をもたらす」ことだと察した伏黒たちは慌てて避難を開始するが、その途中に兵士たちの襲撃を受ける。仲間たちと共にこれを退けると、虎杖が「兵士たちを助けよう」と提案。これを受け入れ、今さら彼らを助けたところで意味がないと苦言を呈する天使を無視して動き出す。
この頃には、死滅回游の終息に向けて伏黒たちが進めていた準備もある程度整っていた。まずは戦う力のない津美紀を助けようと考えた一行は、端末を通じて死滅回游のゲームマスターと交渉し、「新たな泳者を参加させた上で100点を消費すれば死滅回游を降りることができる」という総則を追加する。あとは津美紀にそれを実行してもらうだけとなった時、彼女は伏黒たちから譲渡された100点を使って「結界を自由に出入りできる」総則を追加する旨を宣言。嫣然と微笑む彼女を見て、伏黒は驚愕と共に「お前は誰だ」と呻く。実のところ、津美紀はすでに万（よろず）という過去の術師に肉体を乗っ取られており、その状態で“伏黒の姉”を演じ続けていたに過ぎなかった。
万の目的は宿儺と戦うことにあり、「どうせなら広いところがいい」と言ってその場を飛び去る。虎杖たちが慌ててこれを追おうとした瞬間、宿儺が「契闊」と唱える。かねて交わした“縛り”により虎杖の体を乗っ取った宿儺は、天使の頸動脈を抑えて失神させると、自分の力を虎杖の小指に集めて引き千切る。伏黒は咄嗟に宿儺を止めようとするもつかみかかられ、むりやり引き千切られた小指を飲まされてしまう。呪物と化した“宿儺の小指”を飲み込んだ伏黒は、彼に肉体を乗っ取られてしまうのだった。

自由を得た宿儺は思うままに暴威を振るい、真紀や華を攻撃。激昂した虎杖が殴りかかると、「もはや用済み」とこれを始末しようとするが、思うように力を出せずに予想外の苦戦を強いられる。肉体を乗っ取られた伏黒が、必死になって宿儺の妨害を続けていたのがその理由だった。
真紀も戦線に復帰し、野放しにさせてなるものかと猛然と宿儺に襲い掛かる。伏黒の抵抗でほとんどに呪力を使えず、肉弾戦主体に宿儺が立ち回る中、駆け付けた裏梅による不意打ちで虎杖たちは身動きを封じられてしまう。宿儺は「自由を得た以上、もはや小僧の生死に興味は無い」として、虎杖たちにトドメを刺すことなく裏梅と共に飛び去っていった。

津美紀の死

仲間のために、伏黒は宿儺の中で必死に抵抗を続ける。彼を屈服させるためにも宿儺は万ごと津美紀を抹殺せんとする。宿儺を愛する万は「自分があなたを殺すか、自分があなたに殺されるか」と言って喜々として応戦するも力及ばず、力尽きる。
自分の術式で敬愛する義姉が殺される様を目の当たりにした伏黒は深く傷つき、宿儺に抵抗する気力を失っていく。

宿儺との戦い

伏黒が絶望と共に宿儺に抵抗する意志を失っていく中、虎杖たちは五条の解放に成功。すぐさま羂索と宿儺のアジトに乗り込んだ五条は、小競り合いの後に「こちらにもそちらにも、先にやっておきたいことがあるだろう」との相手方の提案を了承し、12月24日に改めて決戦を行うこととなる。
やがてやってきた12月24日、羂索は乙骨が討ち取るものの、新宿を舞台に繰り広げられた呪術の粋を尽くすような戦いの末に五条は宿儺に惜敗。残る者たちは最強の戦力だった五条を失った上で羂索と宿儺を倒さなければならなくなる。

虎杖は自身が宿儺と魂を共有していた経験から、「他者の魂の境界」を漠然と把握することができるようになっており、戻ってきた乙骨と協力しながら五条との戦いで消耗した宿儺に挑む。自らの打撃で宿儺と伏黒の魂を引き剥がし、彼を叩き起こすのが狙いだった。この作戦はあと一歩のところまで成功するも、肝心の伏黒は敬愛する津美紀を自らの体で殺めたショックで叩き起こされてなお立ち上がることができず、反撃に手痛い一撃を食らってしまう。

伏黒恵の関連人物・キャラクター

虎杖悠仁（いたどり ゆうじ）

都立呪術高専のクラスメイト。任務で仙台に赴いた際、共に呪霊と戦って以来の縁。伏黒から見て虎杖は“報われるべき善人”であり、特級呪霊・宿儺をその身に宿した彼が即刻の処刑を免れたのは、伏黒の「彼のような善人を死なせたくない、助かってほしい」との想いも影響している。後に虎杖が宿儺の暴走を許し、結果無数の人々を死なせて自暴自棄になった時、その罪は自分のものでもあるとして彼に手を差し伸べている。
付き合いはまだ数か月程度だが、相手の主義と力量をよく理解した上で互いに協力し合える、良き相棒にして無二の友人。同時にライバルとしての意識もあるらしく、実力で虎杖に先を行かれたと感じた時は「今度は自分が追いかける」と語っている。

虎杖悠仁（呪術廻戦）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

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虎杖悠仁（いたどり ゆうじ）とは、『呪術廻戦』の主人公で、その身に“呪いの王”両面宿儺を宿す少年。
宮城県の学校に通う高校生で、陸上の世界記録を軽々と更新するほどの驚異的な身体能力を誇る。心霊現象研究会に所属していたが、ある日仲間を救うため特級呪物をその身に取り込み、両面宿儺と肉体を共有するようにる。その力を御する術を学ぶため東京都立呪術高等専門学校に転入し、最強の術者である五条悟の下、両面宿儺の力を狙う呪霊たちと戦いを繰り広げながら、同級生の伏黒恵、釘崎野薔薇らと共に呪術師を目指していく。

五条悟（ごじょう さとる）

自他共に認める“現代最強の術師”で、都立呪術高専における担任教師。両親が蒸発して生活に行き詰まっていた頃の伏黒に、その才を聞き知った五条が会いに来て以来の間柄。その頃から五条の軽薄で傍若無人な人柄には辟易していたものの、同時に偉大な呪術師として、生活を支えてくれた恩人として、態度には出さないが相応に敬意も抱いている。
五条は現在の陰惨なしがらみに縛られた呪術界の改革を目指しており、伏黒は特に期待する若手の一人。クールで理性が先に立つ伏黒に、「さらなる強さを手に入れたいなら時に感覚に身を任せてみろ」と告げ、見事に彼の才能を開花させている。

五条悟（呪術廻戦）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

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五条悟（ごじょう さとる）とは、『呪術廻戦』の登場人物で、日本に四人しかいない特級呪術師の一人にして自他ともに認める「最強の呪術師」。特級呪術師の中でも別格の実力者である。
作中屈指の実力者たちをまとめて相手にしてなお圧倒するほどの恐るべき戦闘能力の持ち主で、存在そのものが呪術界のバランスを成すジョーカー的存在。特級呪霊・宿儺の宿主となってしまった主人公虎杖悠仁を、東京都立呪術高等専門学校に誘った張本人で、同校では教師を務める。呪詛師として暗躍する夏油とは、かつては親友の間柄だった。

伏黒津美紀（ふしぐろ つみき）

父・伏黒甚爾の再婚で家族となった、一つ年上の義姉。幼い頃から人や世界を斜めに構えて眺めていた伏黒にとって、初めて出会った、そしてもっとも身近な“疑いようのない善人”。伏黒が呪術師を目指すのも、中学生だった頃に荒れていたのも、元をただせば津美紀のためであり、彼にとって最大の行動原理たる人物。
津美紀の側も伏黒を弟としてかわいがり、もっとも身近な人物として大切にしている。中学時代の伏黒がケンカに明け暮れていたことには目くじらを立てていたものの、“悪人を許せない”という彼の主義自体は「それも恵の優しさ」だと肯定していた。
東堂から「好みの女性のタイプ」を問われた際、伏黒は一瞬津美紀のことを思い浮かべており、彼にとって義姉以上の存在であるようにも描かれている。

伏黒津美紀（呪術廻戦）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

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伏黒津美紀（ふしぐろ つみき）は、『呪術廻戦』の登場人物で、主人公虎杖悠仁の学友である伏黒恵の義姉。
呪術の心得もなければその存在すら知らない一般人で、「誰かを呪うより大切な人のことを考えたい」と語る絵に描いたような善人。恵からはそのお人よしさを呆れられる一方、内心で深く敬愛されており、「津美紀を守る」ことが彼の大きな行動動機の一つとなっている。
高校一年生の時、謎の呪いによって昏睡状態に陥る。これは呪詛師加茂憲倫の膨大な呪力を受けた結果で、彼の手で強制的に呪術を扱う力を押し付けられる。