薬屋のひとりごと(ラノベ・漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『薬屋のひとりごと』は、日向夏による日本のオンライン小説、ライトノベル作品。コミカライズもされており、ビッグガンガン版(作画:ねこクラゲ、構成:七緒一綺)と「猫猫の後宮謎解き手帳」の副題がつくサンデーGX版(作画:倉田三ノ路)がある。なお2誌とも同じ原作の内容を描いている。物語は中国によく似た世界での話。元花街で働いていた猫猫(マオマオ)が後宮で働くことになる。そこで様々な事件に巻き込まれ(たまに自ら首を突っ込み)持っている薬の専門知識で事件を次々と解いていくファンタジーラブコメミステリー作品。

朝鮮朝顔(チョウセンアサガオ)

別名・曼荼羅華。
毒性が強いが適量なら麻酔薬として作用する。

牛黄(ゴオウ)

牛の胆石。
千いるうちの一頭にしかないとされ、最高級品の薬。

『薬屋のひとりごと』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

猫猫「お父さまに言いつけられないような身体に…してやろうか?」

花街での定番なジョークも猫猫がいえば本気にされてしまう。

主人公である猫猫のセリフ。
猫猫が水晶宮に出向した際、気位の高い侍女に掃除を頼んだところ
「なんで私が。お父さまに言いつけるわよ!」
と怒鳴られた際、壁ドンをし股ドンをし、相手の侍女に対して言った言葉。
言われた侍女はウブで慣れていなかったのか叫びながら逃げていった。
猫猫としては妓女流の冗談である。
その後この侍女は園遊会で翡翠宮の侍女に喧嘩をしかけてきたので、猫猫がニヤリと笑って彼女を意図せず脅し退散させた。

猫猫「高順さまが舐ってください」

本気で嫌がれば嫌がるほど壬氏に好かれることを猫猫はわかっていない。

主人公である猫猫のセリフ。
ご褒美と称して壬氏が自身の指で掬った蜂蜜を嫌がる猫猫に無理矢理舐らせようとした。
助けを求める猫猫が高順を見るが彼は視線を逸らして見なかったことにする。
怒る猫猫。
この騒ぎを収拾してくれたのは玉葉妃の冷たい目線と「うちの侍女に何をしているの?」という冷たい言葉だった。
その後すぐ謝りにきた高順に怒っている猫猫が言った言葉である。
それを聞いた高順はおぞましさに震えた。とても嫌だったということは伝わったようだ。

壬氏「私の身体を見ても同じようにわかるか!?」

まるでコントのようなすれ違い解釈をする壬氏と猫猫。

壬氏の台詞。
ある日、猫猫の紹介によって白鈴の客になった李白が白鈴の身請けについて相談しに来た。李白の給料では三美姫の一角である白鈴を身請けするだけの金子の用意は難しい。だが白鈴の惚れた人物ならばやり手婆もそれなりの値段で身請け話を受けるだろう、ということで猫猫は李白を下着一枚の姿にさせた。何故なら白鈴の好みは筋肉。それを確かめていたのだ。
しかしそのシーンを壬氏に見られてしまう。
猫猫はすぐに正座をさせられ壬氏に怒られた。
理由を聞く壬氏に、私的な相談をされていたと答える猫猫。
なら何故李白は下着姿だったのか。
壬氏の質問に猫猫は誤解がないようにしなくてはと思いしっかりと答えた。
「何ひとつやましいことはありません!ただ、じっくりと見ていただけです!!」
壬氏絶句。高順呆れ顔。
少しの間の後絞り出すように壬氏は聞いた。
「なんのために…?」
「(白鈴の)好みの身体か調べるためです!」
衝撃を受ける壬氏と高順。
見た目も一要素だが、好みであることに越したことはないと力説をする猫猫に、李白の見た目はどうだった?と壬氏は尋ねる。
猫猫は李白の均整の取れた肉体に訓練をかかさない真面目な性格だと答えた。
身体を見ただけでどんな人間かわかるのか?と言う壬氏に猫猫はおおよそはと言う。すると壬氏は自身の服を脱ぎながら
「なら、私の身体を見ても同じように分かるか!?」
と言い出した。
ドン引く猫猫と高順。
猫猫は壬氏のことを、李白の肉体美を褒めたからって自分の方が美しいと誇示したいなんて、なんて男だ、と完全に呆れながらお断りの言葉を言った。
「壬氏さまの身体を見ても意味がないと思います」
ショックを受ける壬氏に、それは言っちゃいけないと顔を青ざめる高順。
汗を流しながら壬氏はなんとか猫猫に聞く。
「……それは、どうあっても好みに合わないということか……?」
「はい…。壬氏さまは私のあね(白鈴)とは合わないと思います」
「あね?」
ようやく2人の誤解は解けたのだった。

『薬屋のひとりごと』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

実は大人向け作品である

後宮での妃教育に任命され開き直った猫猫。

原作の小説がなろうサイトに作品を掲載した際、R-15指定、グロ描写あり(R-15G)としていた。
確かに後宮という設定であり、猫猫が花街出身者として男女の術を妃達に勉強会として紹介しているシーンも多々ある。

勉強会後のそれぞれの反応。

更に薬の知識を使って事件を解決するというミステリー作品でもあるため、出てくる事件内容や殺された遺体の描写が生々しいところもある。
花街で起こる男女の事件や病気も描かれており、それらを考慮してか、コミカライズ作品掲載誌も青年誌だ。

ドラマCD化もされている

原作小説9巻が販売した際はドラマCD付きの限定特装版が発売している。脚本は原作者日向夏自身が書かれたオリジナルストーリー。
あらすじは、つい先日1人の妃が亡くなった。それは音楽の才能があった先帝の中級妃・佩芳(ベイファン)。彼女が作曲した音楽はとても優しい音色で誰もが欲しがる素晴らしいものだった。
長らく病に臥せっていた妃は、「最後に作った曲をある人物に譲渡したい」と遺言を残すのだが、多くの見知らぬ人間と文でやりとりをしていたらしく誰に譲渡すればいいのかわからない。
それでは亡くなった故人も浮かばれない。
と、いつものように壬氏に呼びだされ、調査を依頼される猫猫だった。
翡翠宮の主である玉葉妃の爛々と輝かせた瞳によって背中を押され調査に向かう猫猫。彼女は残された楽譜を読み解きながら相続人を探す。

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