薬屋のひとりごと(ラノベ・漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『薬屋のひとりごと』は、日向夏による日本のオンライン小説、ライトノベル作品。コミカライズもされており、ビッグガンガン版(作画:ねこクラゲ、構成:七緒一綺)と「猫猫の後宮謎解き手帳」の副題がつくサンデーGX版(作画:倉田三ノ路)がある。なお2誌とも同じ原作の内容を描いている。物語は中国によく似た世界での話。元花街で働いていた猫猫(マオマオ)が後宮で働くことになる。そこで様々な事件に巻き込まれ(たまに自ら首を突っ込み)持っている薬の専門知識で事件を次々と解いていくファンタジーラブコメミステリー作品。

かむろ、と呼ぶ。
妓女見習いの童女。妓女の下に見習いとしてつき身の回りの世話をしながら、妓女としての技を勉強する。

作中に出てきた毒や薬

鉛(ナマリ)

白粉に混ぜて使用すると、一般的な他の白粉より肌が白くなるということ。
しかし長期間使用していると肌から鉛が吸収され鉛中毒に陥り、最悪の場合死にいたることある。

チョコレート

酒や薬に耐性のないものが食べると媚薬としての効果がでてくる。
ただし普段から酒や薬を口にしているもの、チョコレートを食べ慣れている地元民達には効果は期待出来ない。

石楠花の葉 (シャクナゲのハ)

毒を持っており、誤って体内に入れると吐き気や呼吸困難を起こす。

煙草の葉(タバコのハ)

手に入れやすく食べればすぐに噎せるほどの即効性がある毒。

つつじの蜜(つつじのミツ)

毒ではあるがそんなに摂取しなければ死なない。

朝鮮朝顔(チョウセンアサガオ)

別名・曼荼羅華。
毒性が強いが適量なら麻酔薬として作用する。

牛黄(ゴオウ)

牛の胆石。
千いるうちの一頭にしかないとされ、最高級品の薬。

『薬屋のひとりごと』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

猫猫「お父さまに言いつけられないような身体に…してやろうか?」

花街での定番なジョークも猫猫がいえば本気にされてしまう。

主人公である猫猫のセリフ。
猫猫が水晶宮に出向した際、気位の高い侍女に掃除を頼んだところ
「なんで私が。お父さまに言いつけるわよ!」
と怒鳴られた際、壁ドンをし股ドンをし、相手の侍女に対して言った言葉。
言われた侍女はウブで慣れていなかったのか叫びながら逃げていった。
猫猫としては妓女流の冗談である。
その後この侍女は園遊会で翡翠宮の侍女に喧嘩をしかけてきたので、猫猫がニヤリと笑って彼女を意図せず脅し退散させた。

猫猫「高順さまが舐ってください」

本気で嫌がれば嫌がるほど壬氏に好かれることを猫猫はわかっていない。

主人公である猫猫のセリフ。
ご褒美と称して壬氏が自身の指で掬った蜂蜜を嫌がる猫猫に無理矢理舐らせようとした。
助けを求める猫猫が高順を見るが彼は視線を逸らして見なかったことにする。
怒る猫猫。
この騒ぎを収拾してくれたのは玉葉妃の冷たい目線と「うちの侍女に何をしているの?」という冷たい言葉だった。
その後すぐ謝りにきた高順に怒っている猫猫が言った言葉である。
それを聞いた高順はおぞましさに震えた。とても嫌だったということは伝わったようだ。

壬氏「私の身体を見ても同じようにわかるか!?」

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