薬屋のひとりごと(ラノベ・漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『薬屋のひとりごと』は、日向夏による日本のオンライン小説、ライトノベル作品。コミカライズもされており、ビッグガンガン版(作画:ねこクラゲ、構成:七緒一綺)と「猫猫の後宮謎解き手帳」の副題がつくサンデーGX版(作画:倉田三ノ路)がある。なお2誌とも同じ原作の内容を描いている。物語は中国によく似た世界での話。元花街で働いていた猫猫(マオマオ)が後宮で働くことになる。そこで様々な事件に巻き込まれ(たまに自ら首を突っ込み)持っている薬の専門知識で事件を次々と解いていくファンタジーラブコメミステリー作品。

サンデーGX版(作画:倉田三ノ路)

阿多妃の侍女頭。
実家ぎ養蜂をしており大量の蜂蜜を部屋に所有している。
主人である阿多妃のことを大変慕っており、彼女の子供を大切に育てていたが、滋養に良いと蜂蜜を与えた事によって殺してしまう。幼児にとっては毒になるということを知らなかったのだ。
それから長い間、主人への忠誠心と罪悪感を抱えながら仕えていた。
里樹妃から蜂蜜を幼児期に食べ死にかけたことがあると聞いてからは里樹妃が柘榴宮に来ても阿多妃と会わせないように工作していた。
里樹妃が出家して安心していたが再度後宮に来たことにより新たな妃が来た場合阿多妃が後宮から追い出される立場になってしまったこと。
里樹妃を殺してしまえば全ての原因が解決すると思い里樹妃毒殺を企てる。

楼蘭(ロウラン)妃

ビッグガンガン版(作画:ねこクラゲ)

サンデーGX版(作画:倉田三ノ路)

阿多妃が後宮を去った後に、柘榴宮の主人となった上級妃。位は淑妃。猫猫と同じ年齢。
派手な化粧と異国の服装を着ているため、いつも別人のような印象を会う相手に与える。それは帝も同じで混乱していた。
父親が先帝の時代から力を持つ人物で、先帝の母親である女帝の寵愛を受け今もなお帝の頭が上がらない男。
なので楼蘭妃の扱いは帝も最新の注意を払っている。

小蘭(シャオラン)

ビッグガンガン版(作画:ねこクラゲ)

サンデーGX版(作画:倉田三ノ路)

猫猫と同時期に後宮に入った下級女官。明るくお喋りな性格だが、貧しい農村の出身で親に売られて後宮に来た。働いていれば食事に困ることはない後宮の仕事をとても気に入っている。
噂話が好きなので、猫猫が知らない(興味のない)後宮の噂やルールについて彼女に話していた。
文字も読めない書けない状態だったが猫猫に教えてもらいながら少しずつ文字も覚えていっている。
猫猫が真面目で無茶をしがちなことを理解しているため、青薔薇を作るときはお目付役として猫猫の作業の手伝いをしていた。

虞淵(グエン)

ビッグガンガン版(作画:ねこクラゲ)

サンデーGX版(作画:倉田三ノ路)

猫猫からはやぶ医者と心の中で呼ばれている。後宮の医官。宦官である。
実家は宮廷の御用達と言われる紙を作る村の出身で元々は裕福な家の出。
しかし先帝の母君である女帝が良質な紙を作る木の伐採を禁止したことにより商売が上手くいかなくなってしまった。
そのため金がなくなり姉が後宮に行き、更に妹まで後宮に行くと言ったため代わりに自分が宦官として後宮にやってくる。
宦官の方がなり手が少ないため高く売れたらしい。
一時村で生産している紙の質が落ちたため、御用達から外されるかもしれないと妹から連絡が来たが、猫猫が原因を教えたため無事に解決した。
初めは猫猫のことを自分の仕事を荒らしに来た厄介者として扱っていたが、猫猫が薬が作れると知ると一気に彼女と仲良くなりお茶菓子と一緒にお茶を飲み、水死体の検視も猫猫にやってもらおうとするぐらいに仲が良くなっている。

緑青館の人々

梅梅(メイメイ)

ビッグガンガン版(作画:ねこクラゲ)

サンデーGX版(作画:倉田三ノ路)

「一晩の酌で一月の銀がとぶ」といわれる最高級妓楼、緑青館の三美姫のひとり。
猫猫が壬氏に買い取られた時、色々な品物を猫猫に渡し、せっかく良い仕事貰えたのにそれに見合う人間になろうと思わないの?と猫猫に発破をかけている面倒見の良さをみせる。
妓女としては引退を考える年齢だが、人気は衰えていない。何故なら彼女自身歌や碁や将棋で客を楽しませる知性があるからであり、努力をしてきたからだ。
猫猫の母親である鳳仙の禿で、鳳仙と羅漢のやりとりをずっと見守ってきた人物。
羅漢が来た時は殆ど彼女の部屋に通される。その際2人で将棋をしていたこともあり、彼女の将棋の師匠は羅漢といえる。
羅漢が鳳仙を見つけれるように手配したが、彼女も羅漢に対して恋心を抱いていた様子だ。
猫猫も羅漢が鳳仙を身請けしたと連絡が来た時に梅梅を身請けすればよかったのにと思わせるほど器量の良い女性である。

白鈴(パイリン)

ビッグガンガン版(作画:ねこクラゲ)

サンデーGX版(作画:倉田三ノ路)

緑青館三美姫の1人で最年長。
筋肉が好きで、猫猫が紹介した李白のことを気に入った様子。
本当ならもう年季も明けているはずなのだが、彼女が妓楼に残って稼いでいるのは彼女の性癖が妓女の仕事にあっているからだ。
年齢だけでいえばもう価値のないはずなのに年々その容貌に磨きがかかっている。
舞踏を得意とすると同時に性欲がとても強い。なので夜に負け戦がないことで有名だ。欲求不満になれば妓楼の男衆や禿にまで手を出す色欲魔である。
しかし同時に母性もとても強く、出産経験はないが母乳がでる体質だったため猫猫に与えていた。猫猫にとっては「あね」よりは「かあさん」に近い存在。
自由に恋愛をし、いつかおうじさまが迎えに来るのを待っている、そんな夢見る少女のような一面があるため彼女はいつまでも若いのかもしれない。

女華(ジョカ)

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