薬屋のひとりごと(ラノベ・漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『薬屋のひとりごと』は、日向夏による日本のオンライン小説、ライトノベル作品。コミカライズもされており、ビッグガンガン版(作画:ねこクラゲ、構成:七緒一綺)と「猫猫の後宮謎解き手帳」の副題がつくサンデーGX版(作画:倉田三ノ路)がある。なお2誌とも同じ原作の内容を描いている。物語は中国によく似た世界での話。元花街で働いていた猫猫(マオマオ)が後宮で働くことになる。そこで様々な事件に巻き込まれ(たまに自ら首を突っ込み)持っている薬の専門知識で事件を次々と解いていくファンタジーラブコメミステリー作品。

CV:悠木碧(ドラマCD)

本作の主人公。小さな背丈痩せ型、ソバカス、胸が小さい。
薬や毒に対する探究心が強い少女。自身の身体を薬や毒の実験体として利用しており(彼女が左腕に包帯を巻いているのは自ら傷をつけ薬や毒の効果を診ているため)養父である漢 羅門(カン・ルォメン)から「マッドサイエンティスト」と言われていた。医務室で薬に囲まれた時小躍りしてしまうほど薬が大好き。
薬や毒に対する興味に比例して人に対する興味が薄い。壬氏(ジンシ)がサービスのつもりで笑顔を向けてもゾワゾワした気持ち悪さしか感じず、どんどん彼から好意的な行動をされるがそれには一切気付かない。更には言葉足らずなところもあるため、何か誤解が生じた時に弁明をすると大抵相手を怒らせるか事態を悪化させるかである。かといって人に対して冷たいわけではなく、彼女なりの誠意と正義感を持って行動している。
花街生まれ育ちなため、言葉や態度が基本悪い。後宮で過ごしている時は大人しい態度だが、それでも壬氏のことをナメクジを見るかのような目で見たり、梨花(リファ)妃の豊満な胸の使い方を助言したり、後宮内で男女の営み本を販売したり、となかなかに肝が据わった性格。
本当は整った顔立ちをしており美人。しかし花街で暮らしていた頃未遂ではあったが路地裏に連れ込まれたことがあり、自衛のためソバカスの刺青を入れた。後宮へ売られた頃には薄くなってしまったため化粧でソバカスをいれている。化粧で化けるタイプ。
妓女である母親・鳳仙(フォンシェン)から幼児期に指を切られた過去があり、思い出すキッカケがあるとその時の光景を悪夢として見る。あっけらかんと指はまた生えると言ってはいるがトラウマとして彼女の中に刻まれている出来事だ。
実の父親・漢 羅漢(カン・ラカン)に関しては嫌いではあるが、恨んではいない、という感情を持つ。養父である漢 羅門のことを父親と認めているため彼を父親として認めない。更にはその尊敬している漢 羅門が漢 羅漢を認めているため彼に対して嫉妬している。
薬や毒に関しては豊富な知識を持っているため勘違いされがちだが、それ以外の勉強は一切苦手であり官職の試験には落ちた。

壬氏(ジンシ)

ビッグガンガン版(作画:ねこクラゲ)

サンデーGX版(作画:倉田三ノ路)

CV:櫻井孝宏(ドラマCD)

後宮で働く暇人宦官。
この役職は帝からの命令で、帝への忠誠を量るための試金石としての働きを担っていた。彼の美貌に目が眩み寝所に誘い込もうとすれば、妃として相応しくないと判断される。
男から催淫剤入りのプレゼントをもらったりと、天女のような美貌は老若男女誘惑してしまう。
猫猫のことは初め自分の目的のために利用していた。しかし彼女からナメクジを見るような目で見られると悦に入った表情をし(付き人の高順(ガオシュン)がその色気に満ちた顔が他の者に見られなくて良かったと言っていた)、他の男と仲良くすれば拗ねたり落ち込んだり怒ったりと、とてもわかりやすい感情を抱くようになる。
猫猫に事件の相談をしに会いに来たり、経過を見に行ったり、と猫猫から「この暇人が」と毒づかれているが、実際は多忙で常に書類に囲まれた生活をしており多くの有力者と縁を持っているようだ。
猫猫が拐かされ後宮に売られたことを知り真摯に謝る。とても誠実な人間。
本人は自分のことを容姿以外は凡人だと思っている。
多くの謎を抱えている壬氏だが、本当の名は華 瑞月(カ・ズイゲツ)といい、帝の弟。なので宦官ではない。
壬氏の時は実年齢より5歳年上に見えるよう振る舞っており、宦官としての役割を果たすため男性としての機能を減退させる薬を飲む。
病弱を理由に公の場には出席せず、どうしても出席しなくてはいけない祭事に参加する時は顔が見られないような工夫をして参加。
元々帝とは10歳以上歳が離れておりその顔立ちから本当に先帝の子供であるか怪しまれていた。その予想通り、実は帝と阿多(アードゥオ)妃との子であるため帝の息子だ。

高順(ガオシュン)

ビッグガンガン版(作画:ねこクラゲ)

サンデーGX版(作画:倉田三ノ路)

CV:津田健次郎(ドラマCD)

壬氏の付き人である武官。生まれた頃から壬氏に仕えており、主人の美貌にはまったく目が向かない貴重な人材。
とても生真面目で誠実な人柄であるが茶目っ気もあり、猫猫と初めて会った時は彼女のことを「様」付けで呼んでいたが、本人から「様」はいらないと言われるとすぐに「小猫(シャオマオ)」呼びに変える。ちなみに「小」は日本で言う「ちゃん」と同じ意味であり、「マオちゃん」と呼んだことになるので彼の柔軟さがわかる。
彼も壬氏と同じく宦官ではない。37歳の時に孫が産まれていた。
壬氏の猫猫に対する態度には若干呆れており、手間のかかる厄介な主人だと思いながらも2人の関係が終わらないよう、様々な手助けをしている。
今後手間のかかる厄介な主人とその主人を振り回す猫猫の面倒を見ることになる彼の苦労が偲ばれる。

後宮の人々

玉葉(ギョクヨウ)妃

ビッグガンガン版(作画:ねこクラゲ)

サンデーGX版(作画:倉田三ノ路)

CV:日笠陽子(ドラマCD)

翡翠宮の主であり正一品の上級妃の1人。位は貴妃。
物語当初は子供は公主1人だけだったが、のちに東宮を産み皇后となる。
赤い髪と翡翠の目をもつ胡姫。
いつも笑顔で猫猫と壬氏のやりとりを見ており、壬氏のことを揶揄ったりもする。優しい笑顔で明るく穏やかだが、それと同時に聡明で用心深い。
帝の寵妃であるがため、公主を身籠った時は毒を盛られたこともあった。
なので彼女の世話をする侍女は彼女が本当に信頼出来る少数先鋭。人数の少なさからか、それとも玉葉妃自身の魅力のおかげか、翡翠宮はいつも和気藹々とした空気が流れている。

紅娘(ホンニャン)

ビッグガンガン版(作画:ねこクラゲ)

サンデーGX版(作画:倉田三ノ路)

玉葉妃の侍女頭。
主と同じく聡明で頭の回転が早く、猫猫の小さな助言にもすぐに気付き行動に移す。
玉葉妃の毒見役としてやってきた猫猫が「料理の皿を銀製に替えた方がいい」という忠言をした際、壬氏が彼女を推した理由に納得した。
猫猫の能力を「毒にも薬にもなる能力」と称し、彼女が人攫いによって後宮へ来たこと、今も給金の一部が送られていることを知ると、わざと高い水差しを壊して給金から弁償・足りなければ請求するという形をとって人攫い達に一泡吹かせた(その後危険手当として猫猫の給料と同じ金額を彼女に手渡すことにしたため猫猫は一切損はしていない)
飴と鞭の使い方が上手い。
残り3人の侍女達がサボっていると怒ったりはするが、比較的穏やかであり自身の立場をしっかりと理解している人物である。

愛藍(アイラン)・桜花(インファ)・貴園(グイエン)

ビッグガンガン版(作画:ねこクラゲ)
右から愛藍・桜花・貴園。

サンデーGX版(作画:倉田三ノ路)
右から愛藍・桜花・貴園。

翡翠宮で玉葉妃付の侍女三人組。猫猫の同僚。
活発な桜花に、おっとりとした貴園、そして長身の愛藍。3人ともとても良く働き、年頃の女性らしく噂話や好奇心が強い(上記画像は猫猫が壬氏から頼まれた媚薬を作成した際、3人がお菓子だと思ってチョコレート入りパンを食べてしまった時のもの)
とても人が良く、猫猫が常に包帯の下に傷があることに気付き口数も少ない彼女のことを、親に虐待を受けた挙句後宮に売り飛ばされ果ては毒見役に。なんて可哀想。と勝手に勘違いをしていて同情的だった。
そのためか猫猫を化粧をする時や豪華な衣装を着る機会があると彼女達3人組が積極的に猫猫の世話を焼く。

梨花(リファ)妃

ビッグガンガン版(作画:ねこクラゲ)

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