賢者の孫(ラノベ・アニメ・漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『賢者の孫』とは吉岡剛によるファンタジー小説及びそれを原作とした漫画、アニメ作品である。
小説は2015年1月より『小説家になろう』にて連載されている。小説版は菊池政治がイラストを担当し、ファミ通文庫より書籍化されている。ヤングエースUPにてコミカライズも連載されており、緒方俊輔が作画を担当している。外伝作品に、マーリンとメリダの若かりし頃を描いた『賢者の孫 Extra Story』のほか『賢者の孫SP おじょうさま奮闘記』、『賢者の孫SS』がある。

サラリーマンが転生したのに、常識知らずの主人公

買い物に対価が必要なことや、入試で周りよりはるかに強力な魔法を披露する等、前世が社会人で転生したにもかかわらず、一般常識や集団のなかで周りを見て合わせるなど、察する力もなさすぎる主人公。さらには自身の魔法に驚く周囲に対し、「またオレ何かやっちゃいました?」など嫌味ともとられてしまう発言が少なくない。
前世の記憶があると始まっており、漢字も使っているのに集団の中での人間力の低さに矛盾が生まれている。

賢者なのに常識さえ教えていない教育

普通に子育てしている段階で必ず伝える常識を全く教えていないマーリンに、賢者なのに?と引っかかってしまう。

声優にバーチャルタレントを起用

騎士養成士官学院の生徒、ミランダの声を演じる“吉七味。”と、オーグの妹、メイの声を演じる雛乃木まやは両名とも「女性バーチャルタレント限定オーディション」にて選出された、バーチャルタレントである。

演技と映像のクオリティの低さによる炎上

アニメ6話の中で初登場したミランダ。演じる”吉七味。”の演技が棒読み過ぎたことで、視聴者は衝撃を受ける。更にはエンディングに突如”吉七味。”のミュージックビデオが流れたことで視聴者は唖然とすることになる。エンディングで踊っているのはアニメ本編に登場するキャラクターではなくVtuber”吉七味。”であり、CG映像は素人のような低クオリティだった。
へたくそな演技とひどい動画により、放送されたそばからネットは炎上。どのような経緯で起用されたかなどを知らない視聴者が大半の中、多数の批判を受けてしまう事となった。

地味に面白い提供画面

OP、ED後に提供芸(提供画面が面白おかしくなっている状態を指した言葉。「提供」などのテロップがキャラクターの顔に被っているなどスタッフが意図していないものと、本作の提供画面のようにスタッフが悪ふざけしたものがある)が仕込まれており、制作スタッフの遊び心が感じられる。

『賢者の孫』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):i☆Ris『アルティメット☆MAGIC』

ED(エンディング):吉七味。『圧倒的Vivid Days』

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