ロケットマン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ロケットマン』とは2019年にイギリス・アメリカ合作で製作された伝記・ミュージカル映画である。グラミー賞を5度受賞した世界的ミュージシャン、エルトン・ジョンの自伝的映画。「Your Song」や「Rocket Man」など数々の名曲で知られるエルトン・ジョンが並外れた音楽の才能でスターとなる一方、その裏では様々な困難や苦悩を抱えていた半生が描かれている。製作総指揮にエルトン本人が携わり、エルトン役を演じるタロン・エガートンは歌声を披露している。

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エルトンの最初のマネージャー。リバティ・レコードで新人募集をして、応募してきたエルトンの才能を発見した。作詞家であるバーニーをエルトンに紹介し、見事エルトンの成功の一端を担った。リードがエルトンのマネージャーとなった際に、レイはマネージャーの座から退けた。

フレッド(演:トム・ベネット)

日本語吹き替え:斉藤次郎
シーラの愛人。2人の関係によって、シーラとスタンリーが離婚するきっかけとなった。後にシーラの2番目の夫となる。

『ロケットマン』の用語

DJMレコード

1960年代後半にディック・ジェームズによって設立されたイギリスのインディーズレコードレーベル。

『ロケットマン』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

代表曲『Your Song』

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本作では名曲「Your Song」がどのようにしてつくられたかが描かれている。歌詞には「I know it's not much but it's the best I can do.My gift is my song and this one's for you(十分じゃないのはわかってるけど、これが僕にできるベストなんだ。贈り物は僕の歌で、これは君の歌だ)」とあるように、謙虚な姿勢のものである。男女のラブソングとも受け取れるが、バーニーのエルトンに対する誠実な心が込められた歌詞であるともいえる。この曲が発表されて以来、批評家たちによって賞賛されている。様々なアーティストにカバーもされており、「Your Song」はエルトンを代表する曲となった。

相棒バーニーとの関係性

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音楽パートナーであったエルトンとバーニー。2人の関係なくして、エルトンの成功はなかったとも言える。2人はそれぞれ音楽誌『NME』に掲載された広告をみて、リバティレコードに応募し、出会った。トルバドゥールの初舞台を成功に収めた2人。その後のパーティでバーニーは一人の女性と仲良くなる。一方でそれをさびしく見つめるエルトン。徐々にすさんでいくエルトンをみて、バーニーは心配するが、お互いの折り合いがつかず、1976年を最後にコンビは解消してしまう。エルトンのリハビリを機にバーニーとエルトンは再び手を取り合い、1983年にバーニーが全曲の歌詞を手掛けたアルバムが出された。そこには本作終盤で歌われる「I'm still standing」が収録されている。

『ロケットマン』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

主演決定の背景

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企画の段階では主演としてアメリカのシンガーソングライターであるジャスティン・ティンバーレイクが候補に挙がったが、マイケル・グレイシー監督の下で製作が動き始めた時にはトム・ハーディが主演に決まった。しかし、ハーディの歌唱力不足や年齢が役より高すぎたから、プロデューサーのマシュー・ボーンやデクスター・フレッチャー監督の後押しにより、タロン・エガートンに決定した。

高い評価を受けた作品

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第77回ゴールデングローブ賞ミュージカル部門で作品賞と主演男優賞、主題歌賞にノミネートされ、主演男優賞と主題歌賞で受賞した。
第25回放送映画批評家協会賞においては衣装デザイン賞とメイクアップ賞&ヘア賞、歌曲賞にノミネートされ、歌曲賞を受賞した。
第73回英国アカデミー賞において主演男優賞と英国作品賞、音響賞、メイクアップ&ヘア賞の4部門にノミネートされた。
第92回アカデミー賞では歌曲賞を受賞。

『ロケットマン』の主題歌・挿入歌

挿入歌:タロン・エガート、セバスチャン・リッチ『The Bitch Is Back』

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