トランスフォーマー/最後の騎士王(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『トランスフォーマー/最後の騎士王』とは、2017年公開のアメリカ合衆国のSFアクション映画。実写版『トランスフォーマー』シリーズ5作目であり、4作目の『トランスフォーマー/ロストエイジ』の続編でもある。オートボットの総司令官「オプティマス・プライム」が宇宙へ旅立って数年後、ケイドは新たな仲間と共にトランスフォーマーたちを守るため、人類とトランスフォーマーたちの生存競争に身を投じていく。

クインテッサに洗脳されたオプティマス・プライムに、襲われるケイドとバンブルビー

バンブルビーとオプティマス・プライムは戦いながら、宇宙船の船上へと躍り出ていく。その隙にケイドはヴィヴィアンを、レノックスは部下たちをそれぞれ潜水艦へ避難させる。

ケイドとレノックスはバンブルビーたちを追いかけ、どんどん浮上していく宇宙船の船上を走っていく。その間にオプティマス・プライムはバンブルビーに止めを刺しにかかるが、レノックスより先に辿り着いたケイドが必死にそれを阻止しようと奮闘する。

だが、その声にも応じないオプティマス・プライムに、ケイドとバンブルビーは殺されそうになる。オプティマス・プライムが剣を振り下ろそうとした瞬間、バンブルビーは本来の声で「昔からの友であるあなたの為なら、この命を捨てる」とオプティマス・プライムに伝えるのだ。

その言葉を聞いたオプティマス・プライムは、正気を取り戻し、自分がバンブルビーたちを殺そうとしたことを謝罪する。
だが、そこへやって来たメガトロンに、オプティマス・プライムがヴィヴィアンから奪った杖を奪われてしまう。

杖を奪ったメガトロンが立ち去った後、駆けつけたアイアコンの騎士たちにオプティマス・プライムは捕まってしまう。アイアコンの騎士たちはオプティマス・プライムを、「クインテッサに惑わされ、同胞を裏切ろうとした」罪で処刑しようと剣を振りかざした。
それをケイドが守ろうと間に入った瞬間、ケイドの腕についていたメダル(別名、タリスマンと呼ぶ)が剣へと変わり、アイアコンの騎士の剣を受け止める。

スカリトロンたちアイアコンの騎士は、剣を持つケイドを最後の騎士だと認め、オプティマス・プライムを処刑することを止めた。
クインテッサに惑わされ、オートボットたちを危険に晒したことを悔いるオプティマス・プライムに、ケイドは「オプティマス・プライムがいないと、地球は救えない」と言って鼓舞する。

それに勇気を貰ったオプティマス・プライムは、アイアコンの騎士たちに「杖を取り戻し、クインテッサを討つ」と誓う。
ケイドはレノックスたちTRFと一緒に、オプティマス・プライムたちの協力することを誓う。ケイドたちはメガトロンたちとクインテッサがいる、「点火チャンバー」という場所へ向かう。

ストーンヘンジに到着したメガトロンが、杖を起動させようとしているところを目撃するエドモンド

一方その頃、ストーンヘンジへやって来たメガトロンたちは、ユニクロンを滅ぼそうと杖の力を起動させようとする。
その瞬間、英国軍と共に駆けつけたエドモンドたちに阻止されてしまう。しかし、負けじと反撃に出たメガトロンは、遺跡に隠れていたエドモンドを撃つ。

エドモンドは自分を撃ったメガトロンが飛び去った後、駆けつけたコグマンに看取られながら、息を引き取った。

ケイドは、イザベラとジミーが連れてきたオートボットたちと合流する。オプティマス・プライムは、クインテッサを止められるマーリンの杖を扱えるヴィヴィアンを、惑星サイバトロンの点火チャンバーへと導いていく。

それより一足先に、点火チャンバーへ到着したメガトロンは、クインテッサに杖を手渡す。これによってクインテッサは杖の力を使い、ユニクロンのエネルギーを惑星サイバトロンへ吸い取ろうとする。

TRFのオスプレイに乗ったケイドとレノックスは、今まで敵対していた関係を修復しつつ、点火チャンバーへと向かう。
他の戦闘機が敵の攻撃を引き付けている隙に、ケイドたちとオートボットは点火チャンバーへと降り立つ。そんなケイドたちを、メガトロンたち「ディセプティコン」と、クインテッサの配下「インフェルノコン」が6体合体した「インフェルノカス」が迎え撃つ。

激しい攻防戦が繰り広げる中、三つ首の龍「ドラゴンストーム」に乗ったオプティマス・プライムが到着し、インフェルノカスを1人で撃破する。そして、敵にマークされていないスクィークスの活躍により、砲台を破壊し、ケイドたちはメガトロンたちをどんどん追い詰めていく。

しかし、天体学者が言う「戦闘機のミサイルで蔓でぶら下がった巨大な石を破壊し、振り子のように動かして点火チャンバーごと破壊する」案を米軍は採用した。この軍からの決定により、レノックスたちは点火チャンバーへ行くことを諦め、退却することを決める。

レノックスに退却を促されたが、ケイドとヴィヴィアンはそれに背いて、バンブルビーたちと共に点火チャンバーへ行くことを決める。その後、軍の作戦は実行されたが失敗し、点火チャンバーがクインテッサによってユニクロンのエネルギーを吸い取るのは変わらなかった。

巨大な石がぶつかった衝撃で、点火チャンバーはどんどん崩壊していく。崩壊する点火チャンバーで、ケイドたちとメガトロンたち「ディセプティコン」、クインテッサは命懸けで戦っていく。

メガトロンを点火チャンバーから追い出したオプティマス・プライムは、クインテッサの後ろにバンブルビーを控えさせ、2人でクインテッサを挟み撃ちにして撃破する。その隙にヴィヴィアンが、クインテッサが点火チャンバーへ突き刺した杖を引き抜く。

これによって惑星サイバトロンは、ユニクロンのエネルギーを吸い取れなくなった。その後、クインテッサを討ち、惑星サイバトロンにエネルギーを全て吸い取らせることを阻止したケイドたちは、地上で待っていたレノックスたちと合流した。

お互いが無事であることに喜び合うケイドたち、その姿を見守るオプティマス・プライムは「勇気をもって立ち上がれば、誰もが英雄になれる」「運命が交錯した地球と、惑星サイバトロンが1つになったこの時に、オートボットは力を合わせて故郷を蘇らせよう」という言葉を紡ぐ。

そして、オプティマス・プライムはオートボット全員へ向けて、故郷へ帰ろうと告げ、バンブルビーたちと共に宇宙船に乗って惑星サイバトロンへ帰っていった。

その頃、ローブを纏った妖艶な女性に擬態したクインテッサは、砂漠の中で鼓動する角を見つめていた。自分に話しかけてきた男性に、クインテッサは「ユニクロンの倒し方を教える」と怪しげな言葉を言い残し、物語は幕を閉じた。

『トランスフォーマー/最後の騎士王』の登場人物・キャラクター

主要人物

オプティマス・プライム(声:ディラン・オブライエン/吹き替え版:玄田哲章)

オートボット(惑星サイバトロン復興に必要なオールスパークを求めて、地球にやってきた正義のトランスフォーマー軍団の事)のリーダー。
ウェスタンスター・5700Xに酷似したトラクターに変形するトランスフォーマー。

3年かけて創造主「クインテッサ」がいる惑星サイバトロンに帰還するが、クインテッサに捕まって洗脳されてしまう。
そのせいで、地球を滅ぼす刺客「ネメシス・プライム」として、仲間であるはずのバンブルビーとケイドに牙をむく。

だが、バンブルビーの言葉によって正気を取り戻し、一緒にクインテッサを討つために立ち上がる。

バンブルビー(声:エリック・アーダール※一部のシーンはJ・T・ウォルシュ/吹き替え版:小原雅人と長谷川敦央)

オートボットの斥候であり、オプティマス・プライムが信頼を置く片腕でもある。
第二次世界大戦のときは、グレーの1937年式メルセデス・ベンツ・W142に、現在は黄色のシボレー・カマロに変形する。

オプティマス・プライムが不在の間、オートボットたちの暫定のリーダーを務めていたが、他のメンバーからは不満が多かった。

ケイド・イェーガー(演:マーク・ウォルバーグ/吹き替え版:土田大)

人間側の主人公。
現在は、トランスフォーマーの保護活動を独自に行っている。そのせいで政府やTRFに狙われるようになり、17歳の娘・テッサと離れて暮らす羽目になる。

サウスダコタ州バッドランズで車のスクラップ工場を経営しており、求人広告を見て応募したジミーを雇う。
そして、バンブルビーたち地球に生息するオートボットを匿いながら生活している。

自分で対トランスフォーマー用の武器を作って所有しており、個人でトランスフォーマーやTRFの無人機と渡り合える実力を持っている。
ヴィヴィアンと最初は馬が合わなかったが、戦いの最中で恋に落ち、デートに誘っていた。

イザベラ(演:イザベラ・モナー/吹き替え版:桜井日奈子)

シリーズ3作目『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』で起きたシカゴの惨劇以降、ゴーストタウンと化したシカゴで暮らしていた、14歳の少女。
両親をシカゴの惨劇で亡くしており、ゴーストタウンにいたスクィークスとキャノピーと一緒に、新たな家族として暮らしていた。

TRFの襲撃でキャノピーを失い、途方に暮れていた自分を助けてくれたことをきっかけに、ケイドの工場へ押しかけてくる。
そして、ケイドとバンブルビーたちの「家族」の一員となった。

エドモンド・バートン(演:アンソニー・ホプキンス/吹き替え版:池永通洋)

トランスフォーマーが地球にくる謎を知っているイギリス貴族。
そして、第12代フォルガン伯爵であり、古くから地球の歴史に関わってきたトランスフォーマーたちの協力者である「ウィトウィック騎士団」の最後の生き残り。

自宅のフォルガン城で、コグマンやブルドッグなど、古くから地球で活動してきたトランスフォーマーたちと一緒に暮らしている。
いつも持ち歩いているステッキには、銃に変形する機構を持つ。

ケイドが騎士の一人からタリスマンを託されたことや、地球が滅びてしまう危機が迫っていることをきっかけに、ケイドとヴィヴィアンに接触する。
そして一緒に地球を救うために奔走した末、メガトロンの反撃を食らって致命傷を負い、コグマンに看取られながら静かに息を引き取った。

ヴィヴィアン・ウェンブリー(演:ローラ・ハドック※幼少期はMinti Gorne/吹き替え版:樋口あかり)

本作のヒロイン。オックスフォード大学の教授を務める文学者。
ホット・ロッドに半ば拉致される形で、招待状をくれたエドモンドの元に連れて行かれる。そこでトランスフォーマーの秘密や、ヴィヴィアンがマーリンの末裔であることを知る。

ウィトウィック騎士団のメンバーであった父親とは死別し、実家で母親たちと暮らしているが、早く結婚相手を探せと急かされてうんざりしている。
だが、エドモンドに協力するにあたってケイドと出会い、一緒に地球を救うために奔走するうちに恋に落ちていく。

マーリンの直系の子孫である彼女は、マーリンがアイアコンの騎士から託された杖を唯一扱える重要人物である。

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