家政夫のナギサさん(わたナギ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『家政夫のナギサさん』とは、ソルマーレ編集部少女漫画レーベル『恋するソワレ』で連載の四ツ原フリコによるハートフルラブコメディ。製薬会社の医薬情報担当者(MR)として熱心に働く28才独身キャリアウーマンが、突然現れたおじさん家政夫との関係に振り回されるさまを描く。家政夫として働く男性を登場させることで「家事は女性がやるべき」という固定観念を外し、家事は雑用ではなく、整理能力や、料理は創造性や技術力など、様々な能力を要する仕事であり「女性だけでなく誰がやっても良い仕事」だと家事の認識を変えさせた。

『家政夫のナギサさん』の主題歌・挿入歌

ドラマ版主題歌:あいみょん『裸の心』

あいみょん『裸の心』

ノスタルジックで温かさを感じるメロディ、使用楽器はピアノやハーモニカを中心にした今っぽさがないところからも、あいみょんの真の魅力を感じさせる。あいみょん流の毒やトゲは今回は封印され、優しさが曲全体を包む柔らかい雰囲気だ。実は2017年からあった楽曲でドラマのための書き下ろしではないのだが、不思議と歌詞が『私の家政夫ナギサさん』の物語と見事にマッチしている。「いったいこのままいつまで 1人でいるつもりだろう だんだん自分を憎んだり 誰かを羨んだり」というフレーズは、仕事に奮闘するあまり恋愛しておらず、親や友人からは結婚のことを心配され、仕事では強力なライバルが現れ苦戦するメイの第一話とリンクする。「いつかいつかと 言い聞かせながら 今日まで沢山愛してきた そして今も」というフレーズは、メイが母親にとって理想の子供を演じるためにアラサーになるまで無我夢中で働き実績を上げ続けるが、本当は家族らしい温かさが母親に戻ることを望んでいる。このように歌詞とメイの生き様がマッチし、ドラマ視聴者の心をつなぎ涙が溢れてくるようなドラマチックな気持ちにさせた。

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