PSYCHO-PASS サイコパス 3(アニメ)のネタバレ解説まとめ

『PSYCHO-PASS サイコパス 3』とは、2012年10月からフジテレビ「ノイタミナ」にて第1期が放送された、Pruduction I.G制作のオリジナルテレビアニメの第3期。人間のあらゆる心理状態や性格傾向などが数値として計測可能な「シビュラシステム」の導入された東京を舞台に、厚生省管轄の警察組織「公安局」がシビュラシステムのもと治安維持活動に日々尽力する。登場人物達の葛藤やジレンマを追う群像劇や近未来的事件解決の物語は国内外からも厚い支持を受けている。

第七話「Don’t take God’s name in vain」より。久利須の隠れ家でジャックドーの狙撃を受けた時、狙撃者を探すと飛び出した入江が、制止する灼に「こういう時のための執行官だろ」と言った時に灼が叫んだセリフ。潜在犯や執行官への辛辣な差別や侮蔑が当たり前な世の中で、潜在犯も一人の人間として偏見を持たない灼だからこそとっさに出たセリフであると言える。その言葉を受けた入江の表情も驚きと少しの喜びのようなものも伺える。

雛河翔「自分の役割は、一係を守ること、だからね」

第八話「Cubism」より。如月が過去に梓澤の罠で犯罪の一端を狐として担ってしまったのを告白したのち、雛河が如月を呼び出し、如月の動きを監視・記録していたオリジナルデータを渡した時。「私を疑ってたんですね」と驚く如月にかけたセリフ。常守朱に正義を叩きこまれた雛河が一係に居場所を見出し、強く思っていることが伺えるセリフである。

『PSYCHO-PASS サイコパス 3』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

総監督はテレビドラマ『踊る大捜査線』の監督として知られる本広克行

テレビドラマ『踊る大捜査線』の監督として知られる本広克行は無類のアニメ好きでもあり、長らく自らの手でアニメを作る夢を実現させたいという想いから、多忙の中で密かにアニメ作品の企画を構想していた。2009年、Production I.Gのプロデューサーと接触する機会を得た本広が長年の夢を語ったことがきっかけとなり、アニメ制作監督の塩谷直義と共に本作品の実企画がスタート。当初は「現代版『パトレイバー』を作ろう」という構想であったが、やがて様々なセッションの過程を経て、コンセプトを“近未来SF”、“警察もの”、“群像劇”の3つに集約した。

少年漫画『家庭教師ヒットマンREBORN!』で知られる天野明がキャラクター原案を担当

本作品の放送枠“ノイタミナ”のチーフプロデューサーである山本幸治直々のオファーによって実現したもの。ストーリーラインを固める段階にきた2011年初頭の頃、『魔法少女まどか☆マギカ』で知名度を得た虚淵玄がメインストーリーライターとして就任、最終的な作品の形が決まった。また、実際のアニメ脚本は小説家・深見真と高羽彩がシリーズ構成を元に草稿を書き、それをもとに虚淵が脚本を書き下ろす共作形式で概ね全話作られている。
第2期からはシリーズ構成に新たに作家の冲方丁が加わり、熊谷純が脚本を担当。虚淵はシリーズ監修を務める。

メイン声優アフレコ秘話

2019年10月17日に放送された特別番組「シーズン3 DIVE to PSYCHO-PASS ~第3期#0~」にて、炯・ミハイル・イグナトフを演じた中村悠一は、「僕はあの、第1話目で、まぁ当然自己紹介があるので、『炯・ミハイル・イグナトフです』って言うんですけど、言えなかったですね。ちょっと、5回くらいとちりました。あんなにとちったことはないくらいとちったんで、ちょっと肩身の狭い思いをしてるんですけど、ほかの方でも言いにくそうにしてる方がいたんで安心しました。僕だけじゃなかったんで。」と笑いながら語っていた。慎導灼を演じた梶裕貴は、「キャラクターデザインを見たときに、たまにあるんですけど『あ、このキャラクターの声帯から自分の声出そう』って思う、なんかすごいビビッとくる出会いでしたね」と語っていた。共演者にも顔が似てると言われたという。

『PSYCHO-PASS サイコパス 3』の用語

サイコパス(PSYCHO-PASS)

本作のタイトルにもなっている、人間のあらゆる精神、心理状態を数値化したもの。PSYCHO(精神の)-PASS(証明書)を意味する。市民はこのサイコパスの数値によって管理されており、仕事や結婚の適性がこれによって明示されるため、幸せな人生を送るための指標となっている。

シビュラシステム

物語開始の30年ほど前から日本に導入され、秩序を保っている存在が厚生省の包括的生涯福祉支援システム。PSYCHO-PASSの管理を運営するシステムそのもののこと。大量のスーパーコンピューターの並列分散処理による演算であると表向きは発表されているが、その正体は免罪体質者などのイレギュラーな思考を持つ人間をはじめとした人々の生体脳がユニット、思考演算を拡張したシステムである。免罪体質者を取り込むことで、犯罪係数などの演算がより高度に拡張されていく仕様となっている。

犯罪係数(はんざいけいすう)

シビュラによって演算される数値の中で、犯罪心理に特化した数値のこと。過去の犯罪において蓄積された犯罪心理と思考のデータにより算出される。

潜在犯(せんざいはん)

シビュラによって犯罪係数が規定値以上になった者の呼称。犯罪を犯していなくても、予備軍として施設送りになったり、「執行」されてしまう。犯罪係数を低下させるケア施設やセラピー、投薬におけるアプローチも存在している。刑事課の執行官は、この潜在犯の中からシビュラの適性によって、「同じ犯罪者を狩るための猟犬」として選出される。

ドミネーター

CV:日髙のり子
正式名称「携帯型心理診断…鎮圧執行システム・ドミネーター」。シビュラシステムとリンクしており、リアルタイムで対象の犯罪係数を解析・計測する。公安局の監視官と執行官にのみ使用が許可されており、執行官が監視官にドミネーターを向けることは反逆行為として禁止されているため、警告の上記録される。対象の犯罪係数の数値によってふさわしい執行モードが存在し、0~99まではトリガーがロックされ、発砲ができない。100を超えると麻酔銃であるノンリーサル・パラライザーが発動、対象を麻痺させる。数値が300を超えると排除の判断が下され、対人抹殺モードのリーサル・エリミネーターが発動する。爆弾やドローンなど、人間以外の脅威が及ぶと、対物用分子破壊モードのデストロイ・デコンポーザーに切り替わり、周囲の空間ごと分子レベルで分解・排除してしまう。光線銃であるため、バッテリーの関係でパラライザーモード以外には使用制限がある。エリミネーターは4回、デコンポーザーは3回となっている。なお、商品化も行われている。

色相(しきそう)

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