こどものおもちゃ(こどちゃ)のネタバレ解説・考察まとめ

『こどものおもちゃ』とは、子役タレントとして活躍する主人公・小学6年生の倉田紗南と、クラスメイトで問題児の羽山秋人を中心に繰り広げられる学校生活を描いた作品である。物語の中では、学校で起こるイジメや問題を紗南が解決しようとする姿、子供ならではの淡い恋心やストレートな感情が描かれている。学級崩壊や家庭崩壊、イジメといった社会問題を取り上げた深刻なシーンも、ギャグを交えながら表現されている。そのため、子供も大人も最後まで楽しむことができる学校生活を描いたコメディ漫画およびアニメ作品。

『こどものおもちゃ』の概要

出典: middle-edge.jp

『こどものおもちゃ』とは、漫画家の小花美穂の作品で、1994年から少女漫画雑誌の「りぼん」に連載され、その後、単行本全10巻、完全版全7巻、コミック文庫全7巻が発売されている。ファンからは「こどちゃ」と呼ばれている。
物語の中に登場している映画「水の館」は、番外編として単行本になっている。また、1998年には、「第22回 講談社漫画賞 少女部門」を受賞している。

1996年4月から1998年3月までの2年間で、漫画を原作としたテレビアニメが8クールに渡ってテレビ東京系列で全102話が放送された。前半の4クール(第1話から第51話)を「小学生編」、後半の4クール(第52話から第102話)を「中学生編」とされている。アニメ版には、原作に登場していないオリジナルキャラクターや有名人が本人役として登場するなど、物語の中の様々な場所にパロディが盛り込まれている。

2010年には、小花美穂の作品である「Honey Bitter(ハニービター)」と合作し、紗南と羽山のその後を描いた番外編「Deep Clear(ディープクリア)」が発売された。また、2015年には「りぼん」9月号内に、番外編「なんにもない日々」が掲載されている。

その他、サウンドトラックなどのCDはソニーレコード、VHSはソニー・ミュージックエンタテインメント、LD・DVDは株式会社SPE・ビジュアルワークスより発売されている。

アニメは、小学生編と中学生編に構成されていて、原作にはないオリジナルストーリーも多く放送されている。

主人公の倉田紗南は小学6年生。小さい頃に劇団こまわりに入団したのをきっかけに、映画・ドラマ・バラエティーで活躍している人気子役だ。青木賞を受賞したことがある人気作家の母と、紗南のマネージャーと一緒に豪邸に住んでいる。忙しくも楽しく過ごす紗南を悩ませていたのが、クラスメイトの羽山秋人である。羽山はクラスの男子を引き連れ授業がまともにできないほど校内で暴れていたのだ。作品中には、紗南が羽山の心を改心させるために奔走する姿や、子供たちの淡い恋心が描かれている。しかし、学級崩壊をはじめ、家庭崩壊や離婚、イジメ、マスコミの影響によるバッシングといった、様々な社会問題を子供の視点から描いている場面も多い。『こどものおもちゃ』は、子供らしいストレートな感情や社会問題など、子供は共感でき、大人は改めて考えさせられることが多い作品である。

『こどものおもちゃ』のあらすじ・ストーリー

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アニメ版

第1話 「私、ヒモいる小学生」

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暴れる男子達を無視して、分からないところを担任に教えてもらおうとする紗南

朝8時30分。倉田紗南11歳は寝坊した。猛スピードで身支度を整えて学校へ向かおうとする紗南だったが、おもちゃの自動車に乗った小説家で母の実紗子に、朝食を食べるようにとキッチンへ連れ戻されてしまう。慌てて朝食を完食した紗南をマネージャーの相模玲が車で学校まで送る。
紗南曰く、玲は「彼氏でヒモ」なのだそうだ。ハンサムでかっこいい玲だが、実は運転免許を取得したばかりの初心者である。そのため、歩行者にも抜かされてしまうほどのノロノロ運転だった。学校に着いた紗南に玲は「放課後は『こどものおもちゃ』が生放送だから迎えに来る」と伝える。そう紗南は、小さい頃から活躍している子役タレントなのだ。

神保小学校6年3組の教室に入ろうとする紗南だったが、クラスの男子達が暴れまわって授業にならない状態を目の当たりにしため息をつく。クラスメイトの羽山秋人が首謀者となり、クラスの男子と共に担任いびりをしていたのだ。この騒ぎの中、紗南は自分の机を持ち出し、前回仕事で分からなかったところを担任の三屋に教えて欲しいと勉強を始める。その様子を見た羽山は、他の男子にアイコンタクトをし仮病を使わせて妨害しようとする。
そこへ副担任の田中が現れ、暴れている男子達を叱りつける。しかし、羽山が懐から紙のようなものをチラつかせると、三屋も田中も黙ってしまう。羽山が三屋と田中の弱みを握っているように思えた紗南。

その日の放課後、紗南はテレビ局で本番前にうっ憤を晴らすかのように大声で叫んでいた。「羽山に一発仕返ししたい」と言う紗南は、玲に「無理をしないように」と注意される。「大丈夫」と言いながらクルクル回っていた紗南は、偶然通りかかったアイドルグループTOKIOの松岡と挨拶を交わす。

その後『こどものおもちゃ』の放送が始まるも、機嫌が悪いままの紗南。先生役のぜんじろうに「学校が楽しくないのか」と聞かれた紗南。クラスの男子が暴れている状態などをマシンガンのように話し始めた紗南は、思わず「羽山のせいだ」とテレビを通して羽山の名前を言ってしまった。
自宅に戻った紗南に「万が一羽山君が放送を見ていたら、クラスの男子が集団で襲ってくるかもしれない」と話す実紗子。そう、実紗子の言う通りその放送を羽山も見ていたのだ。

翌日、登校する紗南に玲は「万が一のために」とボタンを押すと振動で玲に連絡が行く通信機のブルッチャを渡す。教室に向かう紗南の前に、心配したクラスの女子達がやってくる。そこへ数人のクラスの男子達も現れ、紗南に殴りかかろうとするが、たまたま登校してきた羽山が「ほっとけ」と男子達を止める。

女子達と紗南が田中と一緒に教室に行くと、男子達が色インクが入った水鉄砲で三屋を攻撃していた。怒る田中に羽山は「お前ら大人の本性なんかとっくにバレている」と紙切れを見せる。その時、羽山の顔に色インクがかかった。驚いた羽山がインクが飛んできた方を向くと、そこには「あんたいい加減にしなよ」と言う、羽山に水鉄砲を向けた紗南がいた。

第2話 「教室まるごとサルの山」

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教室を出て行こうとする羽山を呼びとめる紗南

色インクを羽山の顔に命中させた紗南を援護する形で、クラスの女子達が口々に不満を羽山にぶつけ始める。その中に羽山を「悪魔」とののしる女子がいた。ケンカを始めるクラスメイトを無視して教室を出ようとする羽山に紗南は宣戦布告をする。
しかし、羽山はそれをも無視して教室を出て行ってしまう。その様子を見ていた女子達は不満をぶつけられたことを喜ぶ。一方、トイレに集まった男子達は、放課後女子達への仕返しを決行しようと決める。

そして放課後、紗南が羽山に反撃されないか心配する女子達の元に、血相を変えたクラスメイトの杉田亜矢が飛び込んできた。羽山達がクラスメイトの鈴木まみを連れ去ったというのだ。そう、羽山を「悪魔」と呼んでいたのはまみだった。紗南は自分ではなくまみが連れて行かれたことを疑問に思う。そこにいたクラスメイトの大木剛は「秋人君、紗南ちゃんには一目置いているんだよ」と話す。

その頃まみは、男子達に裏庭の池に沈められていた。まみは慌ててやってきた紗南に助けられ、女子達と共に保健室へ向かう。あまりの怒りに震えた紗南は、羽山の頬を殴る。紗南は羽山を用具室へ連れて行き話し合おうとするが「なにもかも気に入らない」と言う羽山に首を絞められ脅される。
だが、羽山の行動は紗南の怒りを煽るだけであった。

それからの紗南は、どうすれば羽山に勝てるかばかり考えていた。そんな紗南に、実紗子は「徹底的に相手の弱点をつくのよ」と耳打ちする。
翌日、紗南は自宅から持ってきたおもちゃのヘビや野菜などを羽山に投げつけたり、黒板に爪を立てたりと、羽山が苦手な物を探り始める。目の前にいた羽山の幼馴染でもある剛に、羽山の弱点を聞こうとした紗南は、剛に逃げられてしまう。

相変わらず担任いびりを続ける男子達。注意した紗南は、男子達にハサミでスカートを切り刻まれてしまう。放課後、男子達に屋上に閉じ込められてしまった紗南は、仕事に行くために通信機のブルッチャで玲を呼ぶ。玲はクラスの女子から紗南が屋上に連れて行かれたことを聞き、紗南を助け出してテレビ局へ急ぐ。しかし、すでに仕事は終わってしまっていた。
初めて仕事に遅刻した紗南は、怒りを羽山に向ける。

紗南が帰宅すると、自宅の前で剛が待っていた。剛はやり過ぎている羽山を止めるために、羽山の弱点を紗南に伝えに来たのだった。

第3話 「目ン玉歯ン玉作戦だ!」

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バンジージャンプ対決で羽山に負けてしまい悔しがる紗南に、実紗子が紗南が赤ちゃんの時のことを語り出す

剛から羽山が高所恐怖症だと聞いた紗南は、翌日羽山に決闘を申し込む。
放課後、体育館に姿を見せた羽山に紗南は「バンジージャンプの対決をしよう」と言い出す。「バカバカしい」と去ろうとする羽山だったが、女子達から「もしかして高所恐怖症?」と煽られる。紗南と羽山は「お互い、負けた方は勝った方のすることに口出しをしない」と約束する。そして高い所が苦手な羽山と、高い所が大好きな紗南の勝負が始まった。
羽山は「うっ」と小さく声が漏れる。高い所は平気だと豪語していた紗南は、予想外の怖さから「ぎゃーっ」と大声を出してしまう。勝負の結果は羽山の勝利だった。

その夜「3メートルくらいの高い高いをしても、赤ん坊の紗南は喜んでいた」と話す実紗子。「それは怖がっていたはず」と実紗子に伝えた紗南は、高い所から落ちるのが苦手な原因を知ったのだった。

翌日から、紗南が口出しできないのをいいことに男子達は好き放題暴れていた。なんと羽山はピザまで注文する始末。あまりにも情けないと紗南に責められる田中。
田中は、保健室に紗南を呼び出し本当のことを話し始めた。付き合っている三屋と保健室でイチャイチャしているところを羽山に写真を撮られてしまったのだと話す田中は、隠し撮りの写真があるせいで、羽山がやっていることを校長に報告することもできないでいたのだった。田中は「羽山から写真を取り返して欲しい」と紗南に頼む。

「羽山が持っている写真を取り戻すためにどうすればいいか」と紗南から相談された玲は「羽山君の恥ずかしい写真を撮ればいい」と助言する。紗南は剛に協力してもらい「目ン玉歯ン玉作戦」を決行することにした。
羽山の自宅前で待機する紗南が目にしたのは、実の姉から「悪魔だ」と罵声を浴びせられて自宅から出てくる羽山の姿だった。帰宅した父親が、自宅前で鉢合わせた羽山と会話をすることもなく自宅に入っていく異様な光景にショックを受ける紗南。

羽山の後をつけて行く紗南と剛。羽山が公園にいることを確認した剛が、偶然を装って話かけながら羽山のズボンとパンツを下げた。その瞬間を茂みに隠れていた紗南がポラロイドカメラで撮った。紗南は「恥ずかしい写真をバラまかれたくなければ、三屋先生と田中先生の隠し撮り写真を返して」と羽山に促すのだった。

第4話 「一匹狼ヒュールルル」

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大人しくなった羽山の代わりに威張り始める五味

紗南に恥ずかしい姿の写真を撮られてしまった羽山は、翌日学校に三屋と田中の隠し撮写真を持って行く。全ての隠し撮り写真を持ってきたことを確認した紗南は、羽山に「これからは大人しくするように」と命令すると、羽山はすんなり受け入れた。クラスの男子が何でも言うこと聞くから付き合っていただけと話す羽山を紗南が叱りつける。一緒にいた剛も「最近の秋人君はやり過ぎだと思った」と羽山に伝える。

登校してきた男子達に、担任いびりを「もうやめる」と伝える羽山を紗南が呼び出す。紗南にクラスの女子の前で謝るよう促された羽山。全く反省していない態度を取る羽山に、紗南は「辛い思いをしてきた」と伝える。その言葉を聞いた羽山は女子達に素直に謝った。その様子を見ていた男子達は、羽山をダサいと思う。
田中から「もう大丈夫」と聞いた三屋は、怖がりながらも授業を始める。スムーズに授業ができたことに嬉しさを感じた三屋は泣きだしてしまった。

翌日、紗南が学校に行くと、クラスの中が以前のようにメチャクチャになっていた。実はクラスメイトの五味が男子のボスとなっていたのだ。紗南に五味を止めるように促された羽山だったが、五味とケンカになってしまう。
紗南に「暴力は良くない」と言われた羽山は、五味に殴られ続けられてしまう。防御が苦手な羽山に一発だけ五味を殴ることを認める紗南。羽山は五味のボディに渾身の一発をくらわすと、五味はのびてしまった。

それから日が経つごとに、羽山はクラスから孤立し一匹狼と化していく。そんな羽山が気になってしまう紗南は、羽山のことを探るため羽山の自宅を見張ることにする。
そこに現れた羽山の姉の夏美と紗南が玄関先で話していると、羽山が家から出てきた。夏美は「私が寝るまで家に戻ってくるな」と羽山を怒鳴り付ける。羽山は一人で食事に出かけてしまった。
その夜「学校でも家でも一人ぼっちの羽山を見ていると悲しくなってくる」と、玲と実紗子に話す紗南。そんな紗南に実紗子は「あなたは私の理想通りにそだった」と伝える。

次の日の授業中、質問しようとした剛が間違えて三屋を「お母さん」と呼んでしまう。クラスの男子達が剛の母のことを面白おかしく言い始める。母をバカにされたことに怒った剛が暴れ始める。羽山から「剛は一年に一度はこの騒動を起こす」と聞き驚く紗南。いつも剛を止めている羽山が、チョップをして剛を気絶させ保健室に連れて行った。羽山の優しい一面を見た紗南は、羽山を見直すのだった。

第5話 「羽山グレグレどこへ行く」

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殺して欲しいという羽山に、「死にたいなんて」と悲しみ涙を流す紗南

ある日の朝、剛が学校に登校すると、すでに羽山が一番乗りで登校していた。紗南はというと相変わらずの遅刻。平穏になった毎日だが、あまりにも静かな羽山を不気味に思う紗南。その日は6年1組に新しい先生が来た。クラスの男子は顔を見に行こうと羽山も誘うが、羽山は誘いを断る。一人ぼっちで過ごす羽山が気になってしまう紗南。何とか他の男子の中に羽山を入れようと積極的に羽山に話しかける紗南だったが、紗南の努力もむなしく羽山は一向に仲間に入ろうとしなかった。

「悩みがあるの?何か力になれることがあるなら言ってみて」と問いかける紗南に、羽山は「俺を殺してくれ」と頼む。予想外の言葉に驚く紗南は「そんなことはできない」と断った。持っていたバタフライナイフを紗南に見せながら「俺の気持ちなんかわかんねぇんだよ」と言う羽山に「だから分かりたいって、力になりたいって言ってんのに。死にたいなんか」と涙を流しながら紗南は帰ってしまった。自宅に戻って泣いている紗南を玲がそっと慰める。

翌朝、エプロンをつけて料理本を持った紗南は、起きてきた玲に「元気になった」と伝え、コーンフレークを使って実紗子と玲に朝食を用意した。登校した紗南は、羽山が死ぬのを阻止するために一日中羽山の後をついて回る。放課後、劇団こまわりでレッスンしていた紗南は、昨日どうして自分が羽山の前で涙を流したのかを考えていた。

その頃、羽山の自宅では、電話で父と三者面談の話をしていた夏美が怒鳴っていた。その時『こどものおもちゃ』の収録を終えた紗南が、夏美に頼まれていたぜんじろうのサインを持って羽山の家を訪ねて来る。紗南を夏美に合わせようとしない羽山の後ろからガラスが割れる音がする。リビングに様子を見に行った羽山を「あんたがお母さんを殺したんだから。悪魔、悪魔の子」と罵る夏美。紗南が来ていたことに気付いた夏美は、紗南からサインを受け取って2階に行ってしまった。

夏美の言葉に驚く紗南。羽山は「母親は俺を産んだせいで死んだ」と紗南に打ち明ける。紗南は「お母さん一生懸命産んでくれたんじゃない」と羽山に伝える。その時、今度始まるドラマの設定が羽山家の状態に似ていることを思い出した紗南は、突然「今度始まるドラマを頑張る」と羽山に伝えて帰ってしまった。
羽山家の外で待っていた玲に「ドラマを頑張る」と伝えながら「いつか羽山を大笑いさせてやろう」と、俄然やる気が出る紗南だった。

第6話 「親子丼バカまずくて食えん」

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公園でお母さんごっこを始める紗南

剛が登校していると後ろから紗南が猛ダッシュでやってきた。紗南は、剛に羽山の母親のことを尋ねる。剛は「秋人君のお母さんは元々体が弱かったのに無理をして秋人君を産んだんだ」と話し始める。羽山が小学2年まで「自分は母親のお腹を突き破って出てきた悪魔だと思っていた」という話を剛から聞いた紗南は「やっぱり変」と剛に伝える。羽山の母親の話を聞き終えた紗南は「ドラマを頑張る」と剛に言って去ってしまう。

ドラマ撮影の日、紗南は栄養ドリンクを飲んで撮影現場に向かう。「羽山君のために張り切っているの?」と玲に聞かれた紗南は「羽山の家族が許せないから何かをしないといられない」と答える。撮影現場に着くと、いつの間にか玲がいなくなっていた。そこへ共演する来海麻子が現れ、挨拶を交わす紗南。その頃、学校では剛が「紗南ちゃんが秋人君にドラマを見て欲しい」と言っていたと羽山に伝えていた。

姉役の麻子に「あんたさえ生まれて来なければ」と言われるシーンを終えた紗南は、涙が止まらなくなってしまっていた。この辛い言葉を羽山は何年も言われ続けてきたことに心を痛めていたのだ。撮影の休憩中、雑誌のインタビューを受けていた紗南は、羽山の父を見かける。思わず羽山の父に声をかけた紗南は、羽山が姉に「悪魔」と呼ばれていることや、学校で悪さをしていたことを早口で説明する。一通り話し終えた紗南は「ドラマを家族と見て欲しい」と羽山の父に伝え立ち去っていく。
インタビューを受けていた場所に紗南が戻ると、玲の姿がなくなっていた。そこに、麻子が「マネージャーさんは来ていないの?」と尋ねてきた。その夜、自宅に帰った羽山の父は、紗南に言われたことを思い返していた。

無事ドラマの撮影も終わり、ドラマが放送される日の夜、ドラマを見るように念を押しに羽山家を訪れた紗南。紗南を出迎えた羽山の父と夏美に「バカ親子。名付けて親子丼バカ」と言い放った紗南は、外食に出たという羽山を探しに行く。紗南は公園でハンバーガーを食べている羽山を見つける。「お母さんいなくて寂しい?」と聞く紗南に「わかんねぇな、いた経験ねぇから」と答える羽山。すると突然、紗南はお母さんごっこを始めた。羽山を膝枕し「あーちゃん、ママはね、あーちゃんを愛しているから頑張って産んだのよ。だからママの分も頑張って生きてね、あーちゃん」と、ドラマのセリフを口ずさむ紗南。

その頃羽山家では、ドラマを見ていた夏美が「秋人にひどいことをした」と泣いていた。お母さんごっこをしていた紗南は、羽山が熱を出していることに気付く。紗南が羽山を自宅に連れて帰っていると、羽山を迎えに来た羽山の父と遭遇する。羽山が、父に抱えられて帰っていく姿を見送る紗南。

その頃、玲は自宅で録画をしたドラマの麻子の出演シーンを何度も見直していたのだった。

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「とある魔術の禁書目録」は、鎌池和馬によって書かれたライトノベル作品。 科学によって超能力を発現する「能力開発」をカリキュラムに組み込んだ、大規模な教育機関「学園都市」。その街に住む高校生「上条当麻」のもとにある日現れたシスター「インデックス」を巡って、上条は魔術の世界に踏み込んでいく。オカルトと科学、相反する二つの世界を描くバトルアクションとして、深いストーリーや名言の評価が高い作品である。

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食戟のソーマの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

「食戟のソーマ」は、原作:附田祐斗、作画:佐伯俊による漫画作品。 下町の定食屋の倅である「幸平創真」は、一人前の料理人になるべく家業を手伝いながら料理の修業に励む日々を送っていた。中学卒業の折、幸平は父親の紹介により世界屈指の料理学校「遠月学園」に通うことになる。遠月学園での幸平の活躍と成長を描く料理漫画。料理を通して人生について語られる名言が数多い。

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セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさんの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』とは、ナンセンスギャグを得意とするうすた京介が、『週刊少年ジャンプ』で描いた伝説的なギャグマンガである。 謎の格闘技「セクシーコマンドー」の使い手である本作の主人公・花中島マサルの繰り出すシュールで支離滅裂なギャグが本作の見所である。 本作に出てくる名言もシュールなものばかりで、名言と言うより、どちらかと言うと迷言に該当しそうなものばかりである。

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るろうに剣心(るろ剣)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

明治時代を舞台に幕末の人斬り緋村剣心の生き様を描く時代劇漫画。宿敵志々雄誠との死闘を描いた「京都編」では、少年漫画の王道である「正義は勝つ」というセオリーに対し「勝負に勝った者が正義、というのは正しいのか」という疑問を読者に投げかけた。様々な信念を持って生きる魅力的なキャラクターたちが残した名言は少年漫画ならではの「かっこよさ」に留まらず「正義とは何か」を考えさせるものも多い。

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