赤ちゃんと僕(アニメ・漫画)のネタバレ解説まとめ

『赤ちゃんと僕』とは、突然の事故で最愛の母を亡くしてしまった、主人公の小学5年の拓也が、父と協力しながら慣れない2歳の弟の実の子育てや家事に四苦八苦しながら日々を過ごす日常生活を舞台にしたホームコメディ。拓也と実を中心に友人やご近所の人と繰り広げられる笑いあり涙ありの物語の中には、家族のあり方や子育ての大変さ、DVやイジメについてのエピソードも多く描かれているため、人として大切なことを教えてくれる作品になっている。多くのファンからは「赤僕」と呼ばれて愛され続けている作品である。

拓也は学校の授業で、自分達の父親が子供の頃に流行っていた遊びや食べ物などをグループで調査をする課題をすることになった。グループのメンバーは、拓也、正、昭広、深谷、玉館、の5人に決まった。テーマは「昔の遊びを父に聞く」というもの。5人はそれぞれ父親に小さい頃どんなことをして遊んでいたかなどをインタビューし始める。子供の頃のことを聞かれた春美は、自分が20年前に通っていた坂の上にある駄菓子屋に拓也と実を連れて出かけることにする。正も父から替え歌を教えてもらうことになったのだが、あまりにも恥ずかしい内容にショックを受ける。昭広も父の小さい頃のことを聞くが、進学するのが大変で本が遊び道具だったという。何をするよりも本を読んでいる時が幸せだったという父は、「もやしっ子」というあだ名が付けられていたことを知る。玉舘の父は、小さい頃はよく海外でバードウォッチングをしていたという。深谷しな子も父に子供の頃のことを聞いていた。父は戦争に行った父親と体が弱かった母親の代わりに妹をおんぶして畑仕事をしていたと苦労話をしていたという。一方、駄菓子屋に向かった拓也達は、孫が店番をしているという昔のままの駄菓子屋に入る。その時背後から、見知らぬおばあさんが現れ拓也と実が驚く。おばあさんは春美が当時孫の憧れの人だと気付く。拓也に春美が昔はよく学校をさぼって買い物に来ていたと話す。当時のまま残っていた駄菓子に懐かしさを感じた春美はまるで子供に戻ったように楽しむ。春美は買った駄菓子をの食べ方や当時の値段などすごい勢いで拓也に説明していくのだが、拓也はお菓子以外にも教えて欲しいと伝える。春美は、昔よく遊んだ林の近くの公園に移動し、秘密基地ごっこた探偵ごっこのように何かになりきって遊んでいたと教える。キの枝のライフルを作ったり空きビンに砂をつめた爆弾なども作っていたという。話をしているうちに春美は20年近く忘れていたタイムカプセルのことを思い出す。そこに、しな子と正と昭広達が父と共に現れる。実はそれぞれの父親は年代も違うのに丘の上の駄菓子屋に通っていたというのだ。拓也達はそれぞれのインタビューを発表し合い、春美が埋めたというタイムカプセルを探しに行くことにする。たまたま通りかかった玉舘も同行することに。林の中の細い道を進むとゴミ置き場となった場所を発見する。そこには春美が子供のころ埋めたタイムカプセルが埋められていた。子供たちが持ち帰ったタイムカプセルを開けると、メンコやアメリカンクラッカーなどたくさんの昔のおもちゃと、春美が書いた手紙が出てきた。父親達は子供達に遊び方を教えながら懐かしい時間を過ごすのだった。

漫画版ではグループには森口も入っている。さらに、物語後半はタイムカプセルを探すことなどはせず、翌日学校でそれぞれインタビューしたことを発表し合うところで終わっている。

第32話 「初ドライブはドキドキ!!」

出典: abema.tv

春美家族と成一家族で車で旅行に行くことになった

春先の連休を利用して、榎木親子とお向かいの成一親子で車でサファリパークへ行くことになった。いつも電車やバスで移動することが多い拓也は、車での遠出をとても楽しみにしていた。しかし、車を運転するのは5日前に運転免許を取得したばかりの智子だという。怖がる春美を乗せて、やる気満々の智子が車を発進させるものの、あまりの運転のひどさに皆驚く。自分の運転の下手さに落ち込む智子。その時、成一が春美が運転できることを思い出し、運転を変わるよう促す。すでにペーパードライバーの春美は断るが、智子に「私よりマシだと思う」と言われ、運転することになってしまう。久々の運転の春美は緊張から苛立つ。そんな中、成一と智子がケンカを始めてしまい春美に怒鳴られる。何とか無事目的のホテルに到着した拓也と実は大はしゃぎする。一方、成一と智子は寝る場所のことでまたケンカを始めてしまう。翌日さっそくサファリパークへ向かった拓也達。実は大好きなクマに会えると喜ぶ。しかし、本物のクマは実が思っていたような可愛い顔をしていなかった。あまりの怖さに大泣きする実だった。ライオンやトラなど大型の動物を見た一行は、リスやウサギがいるふれあい動物コーナーにやってきた。実は小さな動物に大喜びする。園内を見て回っている時、智子が成一に声をかけるが、成一が無視したことで殴り合いのケンカが始まってしまった。その時、智子に抱かれていた滅多に泣かない太一が大泣きする。昼食を取る際、子供は両親の機嫌の悪さなどを敏感に感じてしまうから気をつけるようにと春美に注意される成一と智子であった。その後、温泉に入りながら成一に大変な子育てを一人でする春美がスゴイと褒められ、「日本一のパパ」と嬉しく思う拓也なのだった。

漫画版では夏休みの8月4日に出発する設定になっている。

第33話 「あたふた!おたふくかぜ」

出典: doga.hikakujoho.com

拓也がおたふくかぜにかかってしまう

ある日の朝、出勤しようとする春美に「ほっぺが重い」と訴える拓也。拓也はおたふくかぜにかかってしまった。おたふくかぜの抗体を持っていない実にうつさないために、その日から拓也は自分の部屋で寝ることになった。翌日からは、お向かいの木村のおばさんに実のお迎えと夜までの預かりをお願いした春美。その夜、拓也に飲ませるジュースを買うため自動販売機に行った春美は、赤まむし成分が入った栄養ドリンクが目に止まり数本買ってしまう。翌日から春美は、昼休みに一度自宅に戻って拓也の食事を準備し、また会社に戻り、夕方にはお向かいに実を迎えに行くという状態が10日ほど続いた。頬の腫れも引き、拓也の体調も回復し安心したのも束の間、今度は実がおたふくかぜになってしまったのだ。春美は実の看病のために10日間の休暇を希望するも、拓也の看病で会社を空ける時間多かったこともあり上司に叱られてしまう。その結果、春美は日中自宅で仕事をし、拓也が帰宅する夕方から出社するというハードスケジュールをこなすことになってしまう。拓也は日に日に疲れが出てくる春美を心配する。一方、栄養ドリンクを片手に頑張る春美だったが、疲れから苛立ち始め朝から拓也に怒鳴ってしまう。春美はこの時、母親がいないことの大変さを痛感していたのだ。拓也は春美を心配するあまり、担任に早退して家のことを手伝いたいと申し出る。担任から拓也が早退することの連絡を受けていた春美は、拓也に学校に戻るよう叱る。起きてしまった実を抱きしめながら拓也は、一人で抱え込んでいる春美に、家族として頼って欲しかったと訴える。拓也の本心と優しさを知った春美は、ホッとした途端倒れるように眠ってしまったのだった。

第34話 「小鳥のテブラデスキー」

出典: lanobeco.com

預かったテブラデスキーと遊ぶ実

春休み、お向かいの木村家に拓也と実が行くとインコがいた。成一が酔った勢いで、友人が旅行に行っている間インコの面倒を引き受けてしまっていたらしいという。押しつけられるように頼まれた成一だったが、翌日から行く温泉旅行のことをすっかり忘れてしまっていたのだ。成一は拓也にインコの面倒を見て欲しいと頼む。仕方なく拓也が自宅にインコを連れて帰ると、春美の目の前にインコが飛んでいき、春美が大騒ぎを始める。どうも春美は小鳥が苦手なようだった。それから数日、実とインコが仲良くなり問題なく日々が過ぎていた。そんなある日、拓也ははがきを出すため、インコをカゴから出さないように実に行って家を空ける。しかし、実は開いていた窓を閉めてカゴからインコを出してしまう。運悪く別の部屋の窓からインコが逃げてしまった。実は必死に家の回りを探すが、バカ犬フランスワーズがインコを加えて走り去るのを目撃してしまう。約束を破ってインコを逃がしてしまった実は、帰ってきた拓也に「知らない」と言い張る。ウソをつく実に拓也は激怒する。その夜、何も知らない成一はお土産を届けに榎木家にきて、春美に叱られる。事情を聞いた成一と智子は「似たような鳥をかってくるか」とつぶやく。翌日、拓也のクラスメイトの正と昭広がインコを探すのを手伝ってくれることになった。正と浩子はインコのチラシを作り、街中に貼って回った。一日探し回ってもインコが見つからなかったことに諦め始める拓也。そんな拓也の気持ちを知ってか知らずか、成一と智子は似たインコを買ってくる。しかし、逃げてしまったインコが「スキダー」と話していたことを拓也に指摘され、必死に言葉を教え込もうとする。拓也が優しく実にインコがいなくなったことを聞くが、実は頑なに「知らない」とウソをつく。翌日、成一の友人が旅行から帰ってくると、インコの色や鳴き声が違うことを疑う。何とかごまかそうとする成一だったが、拓也は自分が逃がしたとウソをつく。どうやって逃げたかと聞かれ困る拓也の代わりに、実が口を開く。インコがバカ犬フランスワーズが食べてしまったと言う実にショックを受ける友人の目の前に、「スキダー」と話すボロボロのインコが飛んでくる。インコが見つかってホッとする拓也と実だった。

第35話 「一人ぽっちのおるすばん」

出典: mirtomo.com

拓也が小学校の2泊3日のスキー旅行に行くことになった。拓也と3日も離れなければならない寂しさから泣き出してしまう実は、保育園に行くも元気がなかった。初めてのスキーを楽しみにしながらも、寂しがる実を残してきた拓也は、実のことが心配で仕方なかった。そのことをクラスメイトの昭広に見透かされてしまい、旅行中は実のことを忘れて楽しめと言われてしまう。現地に着いた拓也は、初めてのスキーを楽しんでいた。リフトに乗っていた拓也と昭広は、弟達の面倒をみる大変さばかり話していた。一方、実はずっと拓也からの電話を待っていた。あまりの寂しさから、日に日に目つきが変わっていってしまう。食器を洗っている春美の姿を見ていた実は、いつも拓也がしているお手伝いをしようと、テーブル拭きを頑張っていた。その時、待ちに待った拓也からの電話が来る。ほんのわずかな拓也との会話を楽しむ実だった。いよいよ拓也がスキー旅行から帰ってくる日がやってきた。実は拓也に会える嬉しさからなぜか照れてしまっていた。昨夜の電話で、拓也と一緒にお風呂に入る約束をした実は、お風呂掃除に精を出す。春美は実を連れて途中まで拓也を迎えに行くことにする。遠くの方から歩いてくる拓也の姿を見つけた実は、「にーちゃ」と言いながら拓也のものに駆け寄るのだった。

漫画版では2泊3日の修学旅行で京都を訪れている。

『赤ちゃんと僕』の登場人物・キャラクター

榎木一家

榎木 拓也(えのき たくや)

出典: www.animecharactersdatabase.com

主人公の熊ノ井市立紅南小学校に通う男の子。性格は母に似ていて、まじめで常に一生懸命。誰にでも優しく純粋で温厚だが、怒らせるととても怖い。母を事故で亡くしてから、弟の実の身の回りの世話や、掃除や洗濯などの家事もこなす日々の中で、実のいたずらを許せずに暴力をふるってしまうなど、情緒不安定になることがある。父に似て整った顔立ちから、小学校の女子からの人気がとても高いのだが、本人は全く恋愛や女子には興味がなく、鈍感な一面がある。10月10日生まれのA型。図工と長距離走が苦手。

アニメでは5年2組のままだが、漫画版では第3巻から6年2組に進級する。

榎木 実(えのき みのる)

出典: doga.hikakujoho.com

榎木拓也の弟で2歳の保育園児。自分のことを「みの」と呼んでいる。わがままで泣き虫の甘えん坊。亡くなった母の記憶はほとんどないものの、寂しさから保育園や街中で母親と一緒にいる子供を見かけると八つ当たりをしてしまうこともある。母の代わりに身の回りの世話をしてくれる兄の拓也が大好きでいつもくっついている。成長するにしたがって「にーちゃ」と呼ぶようになるなど、少しずつつたない言葉を話すようになっていく。第二ひまわり保育園のぱんだ組に通っている。発表会でボンキッキ体操(アニメではニャンコ・コニャンコ体操)を踊るも、どうしても阿波踊りに見えてしまう。血液型はB型。シャボンファイブが好き。お化けが大の苦手。同じ保育園に通う後藤浩子や藤井一加から好かれている。

アニメではひよこ組に通っていることになっている。

榎木 春美(えのき はるみ)

出典: aminoapps.com

拓也と実の父で、榎木家の主。B型の33歳。ソフトウェアプロダクション社にシステムエンジニア課長として勤務。早稲田大学2回生で中退しているものの、アメリカでの短期留学経験からヒアリング率は80%と英会話もできる。会社内での信頼も厚い。21歳の時にお弁当屋さんで働いていた由加子をナンパし結婚をするも、2ヶ月前に突然の事故で由加子を亡くした。残された拓也と実を溺愛していて、息子達と一緒に食卓を囲むことを大切にしていて、毎日の食事も手作りにするなど家事も手を抜かないようにしている。文句を言わずに実の世話や家事などをこなす拓也が時折見せる、悲しい表情や感情的になる姿に心を痛めている。整った顔立ちで童顔のため女子社員達から好意を寄せられているが、由加子一筋を貫いている。

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