呪術廻戦(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『呪術廻戦』とは、芥見下々による呪術を題材としたバトル漫画。作者にとって初連載となる作品だが、連載開始から話題となり、週刊少年ジャンプの看板作品へと成長。アニメ化、映画化と様々なメディアミックスを果たしている。
高校生の虎杖悠仁は、ある日友人を救うために最強の呪霊両面宿儺の体の一部を取り込んでしまう。否応なく呪術の世界に巻き込まれた虎杖は、邪悪にして強大な宿儺の力に振り回されながらも、新たな学友や師と共に、時に呪霊と、時に邪悪な呪術師との壮絶な戦いを繰り広げていく。

祈本里香が事故死した場所も、本編主人公虎杖の出身地も宮城県仙台市である

『呪術廻戦 0巻』で祈本里香が事故死したのは、宮城県仙台市だとされている。
そして本編の主人公である虎杖悠仁の出身地もまた、宮城県仙台市である。

作中で重要な意味を持つ2つの出来事が同じ場所であることは、本編を読むだけではなかなか分からない情報である。この設定に何か意味があるのか、それとも作者がトリビアとして用意しただけのものなのかは分かっていないが、考察好きのファンの間では議論の種となっている。

宿儺をその身に宿してから、虎杖の目の下には小さな傷ができている

その身に宿儺を宿して以来、虎杖の目の下には小さな傷が描かれるようになっている。

虎杖に体の主導権を渡した状態で宿儺が声を発する時、ここに小さな口が現れるのが常である。この傷はその際に開いたまま、完全に完治しない状態となっている。
学生らしい和気あいあいとしたパートであっても虎杖の内には宿儺が潜んでいることを暗に語り続け、本作の日常の裏には呪い呪われる凄惨な世界が存在することを示す、物語上のスパイスである。

五条の好物である「喜久福」は実在する仙台銘菓である

1巻で五条が購入していた「喜久福」は、実在する仙台銘菓である。

餡子の中に生クリームを封入し、さらに生地に包んだもので、抹茶やずんだなど様々なバリエーションがある。本作の人気を受けてオリジナルグッズ付きのコラボ商品も売り出されており、グッズ目当てに注文したファンが味にハマって…といった好循環も生んでいる。

夜蛾学長のモデルはタレントの蝶野正洋だとされている

東京都立呪術高等専門学校の学長にして、作中最高の呪骸の使い手である夜蛾正道。彼のモデルはタレントの蝶野正洋だと言われている。

作者からは特にコメントされていないが、名前も容姿も確かによく似ている。ファンの間では公然の設定のように語られており、元プロレスラーである蝶野氏にならい、夜蛾はプロレス技の遣い手なのではないかと予想する者も少なくない。

アニメでは花御のセリフを逆再生で再現している

特級呪霊の一味の一員である華御。彼のセリフは、原作では奇妙な文様で描かれ、その意味は仲間である漏瑚にも分からない。にも関わらずその内容だけは頭の中に流れるという不思議な代物であり、伏黒たちが始めて聞いた時には面食らっていた。
アニメではこれを「声優の演技を逆再生する」という手法で表現しており、花御のセリフを逆再生すると意味が分かるようになっている。

例を挙げると、初登場時には「さすが呪いの王ですね」、人間のような情があるのかと夏油に問われた際には「あります。私たちこそ人間ですから」。担当声優の田中敦子氏も意図的に抑揚を押さえた演技をしており、花御の存在をより怪物然とさせている。

『呪術廻戦』の主題歌・挿入歌

renote.net

TVアニメ『呪術廻戦』第1期

OP(オープニング):EVE「廻廻奇譚」(第1クール)

『廻廻奇譚』は、インターネットを中心に活動する、日本のシンガーソングライター・Eve(いぶ)の楽曲。『呪術廻戦』のTVアニメ、第1期第1クール(第1話から第13話)のオープニング主題歌であり、作詞・作曲はEve、編曲はNumaが務めた。
2020年8月11日に『呪術廻戦』のオープニング主題歌として起用されることが発表され、2020年10月3日に各音楽配信サービスにてリリースされた。『呪術廻戦』のTVアニメ大ヒットに伴い、本楽曲もヒットを記録。ストリーミングとYouTubeのミュージックビデオの再生回数はともに1億回を突破しており、デジタルセールスは30万ダウンロードに達しているとのこと。

Eveはもともと『呪術廻戦』の読者でもあり、楽曲制作にあたって単行本を1巻から読み返して丁寧にイメージを楽曲に落とし込んだ。さらにTVアニメ監督からの要望を加えた結果、疾走感とヘヴィネスを兼ね備えた楽曲になった。歌詞は『呪術廻戦』のストーリーと重ねられている部分があり、歌詞の意味については視聴者の間でさまざまな考察がされている。

ED(エンディング):ALI「LOST IN PARADAISE feat. AKLO」(第1クール)

『LOST IN PARADISE feat. AKLO』は、2016年に結成された東京渋谷発の7人組多国籍音楽集団・ALI(アリ)の楽曲。『呪術廻戦』のTVアニメ、第1期第1クール(第1話から第13話)のエンディングテーマであり、作詞はLEO、LUTHFI、ALEX、ALOLO、作曲はALI、AKLO、編曲はALIが務めた。
ALIは過去、TVアニメ『BEASTARS』のオープニング主題歌を担当した経歴もあり、メンバー全員が多国籍なルーツを持っていることを活かした既存の音楽にとらわれない音楽性が魅力なバンドである。2020年8月11日に『呪術廻戦』のエンディングテーマとして起用されることが発表され、2020年11月25日にソニー・ミュージックレコーズからメジャー1stシングルとなる本楽曲が発売された。エンディングテーマの映像では、『呪術廻戦』の主要登場人物達が私服姿で軽快にダンスを披露。TVアニメの常識にとらわれない演出が話題になり、注目を集めた。

しかし、ALIのメンバーの一人・ドラムのKAHADIOが電子計算機使用詐欺などの容疑されるという不祥事が発生。それを受けてKAHADIOはALIを脱退。2021年5月14日にALIの無期限活動休止が発表された。また販売元のソニー・ミュージックレコーズは、ALIのCD・映像商品の出荷停止、店頭在庫回収、音源・映像のデジタル配信停止を発表した。『呪術廻戦』のエンディングテーマとなっている『LOST IN PARADISE feat. AKLO』も配信停止、YouTubeからも削除されている。

OP(オープニング):Who-ya Extended「VIVID VICE」(第2クール)

『VIVID VICE』は、レコード会社、ソニー・ミュージックエンタテインメントに所属する音楽ユニット・Who-ya Extended(フーヤエクステンデッド)の楽曲。第1期第2クール(第14話から第24話)のオープニング主題歌であり、作詞・作曲・編曲はWho-ya Extendedが務めた。
Who-ya Extendedは過去、TVアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス 3』のオープニング主題歌や、劇場版アニメ映画『PSYCHO-PASS サイコパス 3 FIRST INSPECTOR』の主題歌を担当した経歴がある。2021年1月に『呪術廻戦』の第2クールのオープニング主題歌に起用され、2021年2月17日にはEP『VIVID VICE』がリリースされた。なお、リード曲でもあった本楽曲は、先行配信でオリコン初登場1位を記録している。

第1クールのオープニング主題歌『廻廻奇譚』は、歌い手であるEVEのキーの高い声のおかげで仄暗い中にもどこか爽やかさが残っていたが、本楽曲では終始不穏な空気が漂っており、また演出も徹底して視聴者の不安を煽っている。それによって物語がより苛酷な方向に向かってることが暗に示されている。

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呪術廻戦名勝負「五条悟 vs. ミゲル」戦のネタバレ解説・考察まとめ

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「五条悟 vs. ミゲル」とは、強大な呪霊と化した幼馴染に憑かれた少年の成長と活躍を描いた『呪術廻戦 0(東京都立呪術高等専門学校)』で繰り広げられた戦いの1つ。ぽっと出の外人キャラクターが“最強の術師”を相手にひたすら圧倒されて振り回されるという内容だが、五条の恐るべき実力が明らかになるに従い注目度が劇的に上がっていった。 「術師の楽園を作る」と語る夏油傑を気に入ったミゲルは、彼のために教え子たちの下へと急ぐ五条の足止めを買って出る。“最強の術師”を相手に、ミゲルの決死の奮闘が始まる。

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呪術廻戦名勝負「髙羽史彦 vs. 羂索」戦のネタバレ解説・考察まとめ

呪術廻戦名勝負「髙羽史彦 vs. 羂索」戦のネタバレ解説・考察まとめ

「髙羽史彦 vs. 羂索」とは、呪い呪われつつ悪を討つ呪術師たちの活躍を描く芥見下々の漫画『呪術廻戦』で行われた戦いの1つ。「おもしろい」と感じたことを実現する超人と、己の好奇心のために日本を滅ぼそうとする魔人による異色の対決である。 新宿で現代の術師たちが史上最強の呪霊両面宿儺と死闘を繰り広げていた頃、羂索は岩手で「日本人全てを使った呪霊」を生み出す準備を進めていた。自分を倒しに現れた髙羽を「取るに足らない雑魚」と断じる羂索だったが、あまりに異質な彼の術式にがぜん興味を掻き立てられる。

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呪術廻戦名勝負「虎杖悠仁・伏黒恵・釘崎野薔薇 vs. 特級仮想怨霊 vs. 両面宿儺」戦のネタバレ解説・考察まとめ

呪術廻戦名勝負「虎杖悠仁・伏黒恵・釘崎野薔薇 vs. 特級仮想怨霊 vs. 両面宿儺」戦のネタバレ解説・考察まとめ

「虎杖悠仁・伏黒恵・釘崎野薔薇 vs. 特級仮想怨霊 vs. 両面宿儺」とは、巨大な陰謀に立ち向かう呪術師たちの活躍を描く『呪術廻戦』で繰り広げられた戦いの1つ。物語の序盤で主人公の虎杖たちが直面した絶体絶命の窮地であり、事前に「3人の内の1人が死亡」という説明があったことで緊迫感ある展開となった。 少年院に強力な呪霊が発生し、緊急事態として虎杖ら3人が生存者の避難誘導を命じられる。虎杖は「いざとなれば自分の内の宿儺の力を使おう」と安易に考えていたが、事態は連鎖的加速的に悪化していく。

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呪術廻戦の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

呪術廻戦の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『呪術廻戦』とは、若き呪術師たちの戦いと成長の日々を描いた、芥見下々による漫画作品。 最強最悪の呪霊両面宿儺をその身に宿してしまった高校生虎杖悠仁。両面宿儺の力を御するため、虎杖は呪術師を目指して呪術高等専門学校に通い始める。 作品の人気が高まるに従い、個々のキャラクターへの注目の度合いも上がっていき、彼らが発した心揺さぶるセリフに惹かれる読者も増えていった。呪いという人間の感情に直結するものを扱うため、時に生々しく、時に華々しく、時に人間の弱さを残酷に突きつける名言が数多く登場する。

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呪術廻戦の御三家・禪院家まとめ

呪術廻戦の御三家・禪院家まとめ

禪院家(ぜんいんけ)とは、『週刊少年ジャンプ』の人気漫画『呪術廻戦』に登場する呪術界のエリート家系・御三家の一つである。術式至上主義であり、術式を持たない者は血族であっても落伍者として蔑まれる。また男尊女卑の思想も強く残っており、長く続くがゆえに古き因習に囚われている。 『呪術廻戦』では禪院家出身のキャラクターが多く登場するが、人間性を疑いたくなるような人物も多く、読者の中では「禪院家は『クズ』の集団」という認知が進んでいる。

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乙骨憂太(呪術廻戦)とは【徹底解説・考察まとめ】

乙骨憂太(呪術廻戦)とは【徹底解説・考察まとめ】

乙骨憂太(おっこつ ゆうた)は、『呪術廻戦』の登場人物で、現代最強の術師五条悟に特に期待されている若手呪術師にして、国内に四人しかいない特級術師の一人である。 ごく普通の少年だったが、幼馴染の祈本里香の死後、彼女の霊に取り憑かれる。やがて里香は国家規模の破壊すらもたらしかねない強大な呪霊と成り果て、これを御する術を学ぶために東京都立呪術高等専門学校に転入。呪術の世界と関わっていく中で、その秘めた才能を開花させていく。 『呪術廻戦』本編では、主人公虎杖悠仁の一学年上の生徒という立場。

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