俺様ティーチャー(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『俺様ティーチャー』とは椿いづみが2007年から『花とゆめ』で連載を開始した、バトルコメディ漫画である。女番長、黒崎真冬が退学・転校を機に緑ヶ丘学園で普通の女子高生として生活を送ろうとしたのだが、担任であり幼い真冬に喧嘩を教えた佐伯鷹臣と再会する。鷹臣は祖父の物であった緑ヶ丘学園を取り戻すために、現理事長ととある賭けをしていた。不良をバラされたくない真冬は鷹臣に弱みを握られ、風紀部に入り学園の不良たちを正す事に。やがて学園全体を巻き込み、生徒会との全面バトルへと発展していく。

『俺様ティーチャー』の概要

『俺様ティーチャー』とは椿いづみによる『花とゆめ』(白泉社)に2007年15号から2020年5号まで連載されたバトルコメディ漫画である。単行本は全29巻あり、最終巻には特装版としてイラスト集がついた。『花とゆめ』の応募者全員への特典と24巻初回限定版に封入されたもので、計6枚のドラマCDが制作されている。作者の自腹でラバーストラップを作って読者にプレゼントをしたり、最終回目前にネットで読者投票型キャラクターペアコンテストを行ったりとファンサービスも高い。

埼玉の東校女番長として西校に勝利した黒崎真冬は一人取り残されたため警察に捕まり高校を退学。母親の勧めで埼玉を離れ、緑ヶ丘学園に転入することになり、その時母と喧嘩はもうしないと約束する。真冬は約束を胸に元番長であることを隠して普通の女子高生として生きようと決意した。寮が満室で、アパートで独り暮らしを始めることに。しかし、転入前日にコンビニに行き、絡まれていた男を思わず助けてしまう。その男は自分の新しい担任の先生であり、昔自分に喧嘩を教えた幼馴染の佐伯鷹臣だった。弱みを握られてしまった真冬は鷹臣の計画を手伝うはめになる。鷹臣の計画、それは元々祖父のものであった緑ヶ丘学園を取り戻すことだった。そのためには現理事長との賭けに勝たなければいけない。学園の不良を正すため、普通の女子高生と風紀部という二重生活が始まる。やがてその波紋は学園全体に広がっていき、生徒会との全面対決に発展していく。まっすぐで何があっても諦めない真冬の性格と行動力に、一癖も二癖もある仲間や敵が翻弄され、彼らにとって良い方向へと進んでいく。普通の女子高生に憧れを持つ元不良番長を中心とした青春ヒューマンドラマである。

『俺様ティーチャー』のあらすじ・ストーリー

風紀部ができるまで

出典: tinyurl.com

普通の女子高生デビューにとても浮かれる真冬

黒崎真冬が女番長として埼玉統一を果たした瞬間、警察が乱入してきた。真冬は部下に置いていかれ、一人取り残されてしまう。東校を退学させられ、母と二度と喧嘩はしないと約束し、緑ヶ丘学園に転入することになった。初めての一人暮らし、初めての不良じゃない友達、普通の女子高生。特に女友達に憧れの強い真冬は今度こそ喧嘩もしないし不良にもならない、普通の女子高生として生きて見せると意気揚々。仲良しの友達を作り、連絡先を交換したり、帰り道一緒に帰ったりと妄想は膨らんでいくばかりだ。

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二人組にからまれている男(佐伯鷹臣)を発見する真冬

転入前夜、二人組に絡まれている一人の男を発見してしまう。助けようとするが喧嘩をしてはいけない、だが見過ごすわけにはいかないと真冬は葛藤する。だが相手がナイフを取り出した瞬間「喧嘩に刃物使うとは卑怯だと思わねぇのか!」と飛び出していってしまう。助けた男は佐伯鷹臣、真冬の新しい担任の先生だった。不良であること、喧嘩をしたことが周りにバレたくない真冬は鷹臣に弱みとして握られてしまう。

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長時間授業を受けたことのない真冬は尻の痛さに震えだす

昨日助けた男が担任と知りショックを受けるが、気持ちを入れ替えて真冬は隣の席の子と仲良くなろうとする。だが隣の席にいたのは不良の早坂君だった。早坂は真冬と友達になることを拒否するが、真冬は早坂を友達と認定する。早坂に絡んでいた不良をぶちのめしたり、友達になりたいアピールをするが、早坂は一向に受け付けてくれない。

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幼い真冬に喧嘩を仕込む高校生の鷹臣

夜に鷹臣が真冬の部屋に遊びに来た。そこで鷹臣が幼い真冬に喧嘩を教えたお隣さんだったということが判明する。忘れていた幼い頃の記憶が蘇り、真冬は戦慄する。
真冬の事を最初邪見扱いしていた鷹臣だったが、少しずつ真冬と仲良くなりだす。
次の日、不良だが真面目に授業を受ける早坂に、何故ヤンキーだと呼ばれているのだろうと真冬は疑念を抱く。「友達認定はしてくれないが、自分の事をちゃんと女の子扱いもしてくれるしいいやつなのに」と。

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正体を隠し、真冬はウサちゃんまんとして早坂を助けにくる

早坂が不良7人に襲われているのを知り、真冬は助けていきたいがどうしたらいいのかわからなくなる。その時、鷹臣からウサちゃんまんのお面を受け取り、正体を隠して助太刀へと向かった。華麗に7人を打ちのめし、さっそうと去っていくウサちゃんまんに早坂は憧れを抱くこととなる。裏声を出して戦ったものの、正体がバレていないか不安になるが早坂はまったく気づいておらず、ウサちゃんまんへの憧れを持っているようだった。

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強引に真冬と早坂を風紀部に入れる鷹臣

鷹臣は早坂にも目をつけ、真冬と早坂を自分が立ち上げる部に無理やり引き入れようとする。必死に逆らって違う部活に入ろうとするが結局鷹臣に捕まってしまう。鷹臣は学園長と賭けをしていて、3年で入部希望者を倍に増やせば給料5年分を得られることを真冬に明かす。そのために学園内にいる不良を殲滅するために風紀部を立ち上げたのだった。

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男装し、夏男となって現れる真冬

風紀部の初めての活動として、二人はまず番長桶川恭太郎を潰すことになる。二人で偵察に行こうとするが、逆に呼び出されてしまう。正体を隠したまま戦えないと思った真冬は桶川に足踏みでモールス信号を送ることで、なんとかその場を収め、再戦の約束を取り付ける(以降桶川の中で真冬をモールスと呼ぶようになる)。再びウサちゃんまんとしてがんばればいいと思っていたのだが、なんとウサちゃんまんのお面が割れてしまう。鷹臣と打開策を考えるが、真冬が取った行動は男装だった。夏男として番長と対峙し、一発KOで倒してしまった。「今から俺がトップだ、俺がルールを決める。守るもんは二つだ。授業に真面目に出ろ、一般人とケンカすんな、以上。文句ある奴は出てこい!!」夏男がそう宣言すると不良グループは解散した。

意外な一面を見せて元番長桶川は帰っていった

鳩を拾ったことからスノウとしてイチゴラブと伝書鳩文通をしている真冬。そのラブリーすぎて妄想が酷い文面に鷹臣から心の中でツッコミをされつつ、桶川が4日間の停学処分になったことを聞く。
その後、街へ遊びに出かけた真冬は桶川と遭遇してしまう。何故か一緒に映画を見たり、ゲームセンターへ行き絆を深めていく二人。去り際に桶川は番長不在の今はとても危険な状態だと忠告していく。そしてお互い正体を知らないが、実はイチゴラブは桶川の事だった。

桶川戦であまり活躍できなかった早坂はウサちゃんまんの捜索を始める。早坂と仲良くなりたい真冬は正体を明かそうとするが鷹臣に止められてしまう。しかし、真冬の鞄の中にウサちゃんまんのお面を発見した早川は真冬をウサちゃんまんだと認識し、尊敬のまなざしを向けだす。この時になって初めて真冬は尊敬されたいのではなく、早川と対等な友達になりたいのだと思い知る。なので自分がウサちゃんまんであることを全否定し、早川を納得させる。早川の態度はいつも通りになったが真冬はそれでいいのだと満足する。

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魔性の瞳を持つ生徒会長華房雅。指には生徒会メンバーとウサちゃんまんがささっている。

休みを利用して地元に帰る真冬。だが西校番長桜田の罠に引っかかり捕まって監禁されてしまう。するとそこにはかつての子分であり現東校の番長、寒川と先輩でありナンバー2の舞苑も捕まっていた。なんとか脱出し、西校と東校の戦いがあると聞き助太刀しようとする真冬だが断られてしまう。寂しいが成長してるんだなという気持ちで彼らの戦いを見守り、元仲間との誤解や仲たがいも解決し真冬は緑ヶ丘学園へと帰っていく。

緑ヶ丘学園で桶川からゆるキャラのストラップをもらったりと、元番長は真冬に好意的だった。そして鷹臣が自分のアパートのお隣だと今更知った真冬は、鷹臣に関する記憶に不鮮明な部分があることに気づく。
そこに緑ヶ丘学園理事長の息子であり、生徒会長の華房雅が登場する。彼は超美形で目があったものを虜にする眼力の持ち主だった。ここから生徒会と本格的に風紀部が戦う事になる。

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夏男に変装し、不良を脅して情報を収集していく真冬

生徒会長華房雅は活動内容が似ているからどちらか一つにするという表向きな理由を挙げ、力ずくで学園のトラブルを解決する自称正義の用心棒部に風紀部を潰してもらう作戦に。いつでも迎撃可能なように真冬は放課後を夏男の姿で過ごし、情報収集を始める。用心棒部は真冬一人ならなんとか迎え撃てるが、問題は早坂だ。用心棒部は闇討ちが得意と聞き、早坂を鍛えることに。一週間後、用心棒部は真冬を監禁し、早坂をボコボコに。命がけのダイブで脱出した真冬は早坂が真冬を人質に取られたと知って手が出せないと知り、ブチキレる。二人で用心棒部を倒し、撃破。早坂は真冬を女の子として心配してくれて、二人の仲は着実に深まっていく。

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