暴け…!!京の都を巣食う闇

ありとあらゆる怪事件を在原業平&菅原道真の異色なコンビで解き明かしていく、『応天の門』と言う作品について紹介します。

あらすじ・ストーリー

時は平安、藤原家が宮廷の権力を掌握せんと目論んでいたその頃、都で突如起きた女官の行方不明事件。「鬼の仕業」と心配する帝から命を受けた・在原業平は、ひとりの青年と出会う。その少年の名は――菅原道真。ひきこもり学生の菅原道真と京で噂の艶男・在原業平――身分も生まれも違う、およそ20歳差のふたりが京で起こる怪奇を解決!?

出典: www.shinchosha.co.jp

登場人物・キャラクター

菅原道真(すがわらのみちざね)
遊び目的のモラトリアム学生たちとうまが合わず、基本的に家で引きこもって勉強している。非常に博識かつ冷静に物事を対処するため、この事件後もたびたび業平や長谷雄に引っ張り出されるようになる。

在原業平(ありわらのなりひら)
平安随一の色男。都を守護する仕事の都合で怪奇事件に関与することが多い。そのたび道真に協力を頼みつつ、自身も状況に応じて得意のフェミニストっぷりを発揮しながら捜査を進めていく。

紀長谷雄(きのはせお)
業平の妻の親戚かつ道真の学友。基本的に純朴だが、抜けているためトラブルを持ちこむことが多い。

昭姫(しょうき)
双六などの遊技場を束ねる女主人。唐の品をたくさん取り寄せていてとても詳しい。道真に調査の協力をする。

語られざる、藤原氏の闇

事件と同時に垣間見えるのは、やはり"藤原氏の陰謀"。

藤原家の子息からいたぶられたことが原因で命を落とした兄を持つ道真、若き日の恋人を手ひどい形で奪い取られた在原業平。少しずつ明らかになる二人の過去、そして藤原一門の企みとは…?! 今後の展開に目が離せません。

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