獣王・クロコダイン(ダイの大冒険)の徹底解説まとめ

クロコダインとは、『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』の登場人物。魔王軍六大軍団の百獣魔団の長を務めるワニ顔のリザードマンで、ロモス王国攻略を担当していた。主人公ダイとその仲間たちに敗れ、その際に彼らが見せた勇気に感服。以後は味方として活躍した。
作中でも屈指の怪力とタフネスを誇り、敵からも武勇を称賛される高潔な武人。主人公ダイにとって重要な仲間の一人で、若者が多い彼の仲間たちの中では貴重な大人として彼らを支えた。体を張って敵の攻撃を食い止めるシーンが多いことで有名である。

鬼岩城の襲撃

バランとの壮絶な死闘を切り抜けたレオナは、マトリフが探してきたアバンの残した書物をヒントに、人類の残存戦力を一つに合わせて魔王軍に立ち向かうことを思いつく。彼女はそのために精力的に各国に働きかけ、それぞれの国の王の合同会議“サミット”が開かれることとなる。そのレオナと共に、クロコダインはダイたちと一度別れてパプニカへと渡った。
ロモスでマァムと再会したダイとポップも後から合流し、その三人についてきたネズミ獣人のチウを見て、クロコダインは「妙なのがついてきた」と感慨深げに彼を眺める。しかし各国の王が集まり、あとはサミットを開くだけとなったパプニカに、ミストバーンが見上げるような巨人へと変貌した鬼岩城を操って乗り込んでくる。
国の威信のため、王を守るため、民が逃げる時間を稼ぐため、無謀と知りつつ迎撃に赴く兵士たち。彼らを死なせたくないと考えたクロコダインは、バダックから修理の終わった真空の斧(正式名称は「帰って来た真空の斧MarkII」)を受け取り戦闘に参加。ポップやマァム、得物を槍に変えたヒュンケルと共にミストバーンと彼の軍勢を迎え撃つ。
一進一退の戦況が続く中、竜の騎士の力にも耐える新たな武器を手に入れたダイが参戦。鬼岩城を一瞬で破壊する。激しく動揺するミストバーンをキルバーンが抑え、魔王軍は撤退。しかし、多くの人々を傷つけられながら彼らがあまりに軽薄な態度を見せたことからポップは逆上し、一人で追撃に向かってしまうのだった。それを援護するため、ダイもまた飛び出していく。

戦士ハドラーの復活

ガルーダに自身を運ばせて二人を追ったクロコダインが見つけたのは、キルバーンからひたすら逃げ回るポップの姿だった。何も言わず、何も聞かずにポップを援護し、クロコダインは逃げの一手を計る。ポップを信じ、彼の内面も理解しているクロコダインは「本気で逃げているなら、それが仲間にとって最善だと考えたからに違いない」と判断し、ダイの姿が見えないことなど気にせず行動を起こしたのだ。
勇猛で知られるクロコダインがいきなり逃走するというのはキルバーンにとっても予想外で、彼らは無事に逃げおおせる。落ち着いて話を聞き出せば、超魔生物としての力を得たハドラーが現れ、ダイと交戦。相打ちになって氷山浮かぶ海の中に没したという。
ポップと共に改めてダイの捜索に赴き、ついに手掛かりを見つけるクロコダイン。しかし同時に魔王軍もダイの居場所に気付き、消耗して動くこともできない彼を仕留めんとザボエラが出撃する。クロコダインがそれを迎え撃ち、ポップがダイを救出する中、全身が銀色の謎の戦士が現れてザボエラを取り押さえる。
「俺はハドラー様の忠実なる兵士、ヒム!」
ダイを己の獲物と定めたハドラーは、彼の生死を自分以外の者に委ねる気はまったく無かった。そのため、新たに作り出した配下である親衛騎団のヒムを派遣し、ザボエラを押さえようとしたのだ。
全身が超金属オリハルコンで構成されているヒムには、どんな攻撃も通用しない。実際にザボエラの強力な攻撃呪文を涼しい顔で受け止めた彼は、「どんな敵でも真っ向から受けて立つ、俺たちを失望させるな」と堂々と言い放ち撤収していった。
ヒムがチェスの駒から生み出された魔法生物であることを見抜いたクロコダインは、“兵士”の駒はチェスで最弱であり、それ以上の力を持つ者があと四人はいる可能性に思い至り、戦慄するのだった。

2つの大渦

親衛騎団との対決に備え、クロコダインはより強力な技の開発に取り組む。彼が発想の大本としたのは、バルジ島近海に常に存在する大渦だった。
チウに手伝わせ、自ら大渦に飲まれて創意工夫を重ね、ついに新たな必殺技を体得するクロコダイン。人間たちの総力を挙げた攻撃に参加するためダイたちと共に港町サババに向かうが、親衛騎団がそこに襲撃を仕掛けてくる。
兵士も物資もことごとく薙ぎ倒される中、ダイたちと共に親衛騎団に挑むクロコダイン。自身をも上回る怪力を誇る親衛騎団のブロックに苦戦するも、「得意分野では勝てない」と悟るやポジションを入れ替え、俊敏なシグマを相手取る。そして左右の腕から獣王会心撃を放ち、逆回転の渦に相手を巻き込む新必殺技「獣王激烈掌」を炸裂させ、シグマの腕を捩じ切る。そこにポップがマトリフから伝授された極大消滅呪文メドローアを叩き込み、大きなダメージを与えるが、親衛騎団は不敵に笑って「これは選別だ」と言い切る。
今この場で自分の足で立っていない者は、魔王軍の新拠点である死の大地に踏み入れる資格は無い。そう言って、親衛騎団は引き上げていった。

竜騎将の帰還

独断で死の大地の偵察に向かったチウを回収するため、クロコダインはポップやヒュンケルと共に出撃する。重傷を負って倒れていたチウを救出するも、ヒュンケルがただならぬ様子で自分とクロコダインだけを残して撤収するようポップに告げる。
ポップがチウと共に引き上げたのを確認し、ヒュンケルが呼びかけた先から現れたのは、かつて死闘を演じたバランだった。チウは偵察中に親衛騎団のフェンブレンに襲撃され、圧倒的強者が弱者をいたぶる様を見かねたバランが彼を救出したのだった。
「大魔王バーンを許せぬ理由ができた」と言い放ち、これから魔王軍の本拠地に乗り込むと言い放つバラン。クロコダインはそれならば共闘できるのではないかと持ち掛けるが、人間と手を組むつもりはないと拒絶される。魔王軍がどれだけいようが全て切り捨てると豪語するバランだったが、ヒュンケルだけは彼の本心を見抜いていた。かつて自身がそうだったように、バランもまた己の過ちを認め、過去の所業を悔い、だからこそダイのための捨て石となって死ぬことを望んでいるのだ。そんなことをさせるわけにはいかない。
ヒュンケルはなんとしてもバランを止めるため、アバン流の奥義であるカウンター殺法無刀陣の構えを取る。バランもまた彼の思惑を見抜き、全力でそれを受けて立つべく剣を抜く。
そんな二人の対峙を、親衛騎団のヒムとアルビナスが偶然目撃していた。バランとヒュンケルという強敵を二人同時に倒すチャンスだと判断したアルビナスは、ヒムの制止も無視して乱入。それに気づいたヒュンケルは咄嗟に無刀陣の対象をアルビナスに切り替えてこれを退けるも、代わりにバランの一撃を無防備なまま食らって、深刻なダメージを負って倒れてしまう。
勝負に水を差されたばかりか、ヒュンケルにアルビナスの奇襲から庇われた形になったバランは、「戦ってでもバランを救う」というヒュンケルの意志に自分は敗れたのではないかとさえ感じていた。バランに「何をすればヒュンケルに報いてやれるのか」と尋ねられたクロコダインは、「俺に聞かないでくれ」と絶叫する。
自分にバランは止められない。バランが己の意志で魔王軍と戦ってくれるというのなら、そのままにさせた方が人間たちにとっては助かるのではないか。クロコダインはそう考えていた。それ以外には何もできないのも事実だった。だがヒュンケルはそんなバランをも救おうと命懸けで立ち向かい、そしてその意志を貫いてみせたのだ。
「俺には何も言う資格が無い。今はただ、この不器用だが万人に誇れる俺の友の心意気だけを汲んでやってくれ…!」
ピクリとも動かぬヒュンケルの前で号泣するクロコダインに、バランは静かに応じるのだった。

その頃サババの前線基地では、チウからの情報で魔王軍の拠点こと大魔宮への侵入ルートが海中にあると知ったダイたちが、人員をどう割り振るかについて激論を交わしていた。
戦力は限られている。親衛騎団を引き付けておく間に別動隊が海中から大魔宮に侵入するとして、大魔王と戦うこととなる後者を誰にするか。まずはダイで確定するも、一人ではさすがに危険すぎる。「せめてもう一人」という意見に我も我もと立候補する者が相次ぐ中、静かに「行くのは私だ」と宣言する者が現れる。何者かとダイたちが視線を向けた先には、静かにたたずむバランの姿があった。

浮上するバーンパレス

海中からの攻略をダイとバランに任せ、クロコダインはポップやマァム、満足に戦うこともできない身でありながらなお戦場に立たんとするヒュンケルと共に、地上から死の大地に突入し親衛騎団を引き付ける役目を果たす。
しかし戦闘の最中、突如すさまじい衝撃と閃光が死の大地全土を包み込む。咄嗟にクロコダインは仲間たちを地中に押し込め、全員無事に謎の大爆発を切り抜けるものの、気が付けば彼らは見たこともない異様な場所に取り残されていた。
たとえていうなら、中央に宮殿を抱く空飛ぶ回廊。何が起きたのか分からぬまま、ダイとバランがどうなったのかと探索を開始したクロコダインたちは、やがて衝撃的な光景を目の当たりにする。
倒れ伏すダイと、彼を守るように構えたまま全身が炭化した竜魔人バラン。あのすさまじい爆発からダイを守るため、バランが身を挺して爆発の威力を抑え込んだのは明らかだった。ダイは無事だったものの、クロコダインたちが見守る前で、全ての力を使い果たしたバランは静かに崩れ落ちる。
もはや生命力のかけらも残っていないバランを前に取り乱すダイ。クロコダインは沈痛な面持ちのまま「これで最後だ、父さんと言ってやれ」とダイの背を押す。小さな声でそう口にするダイの言葉が聞こえたのか、聞こえなかったのか、最後に「強く生きろ」と言い残してバランは息を引き取った。
直後、一行の前に大魔王バーンが姿を表す。彼の予定では死の大地の下に隠されていたこの宮殿「バーンパレス」が空を飛ぶのは、全ての障害が残さず滅びた時になるはずだった。今ここにダイたちが存在しているのは奇跡だと称賛したバーンは、彼らに「褒美に自分の首を獲るチャンスをやろう」と言い放ち、自ら武器を取る。
大魔王の圧倒的な力に一行は次々倒れ、いよいよ打つ手なしとなったその時、クロコダインは一瞬でもダイたちを庇うためにヒュンケルと共にバーンの必殺技の前に立ち塞がり、自身の体でそれを受け止めて意識を失うのだった。

最終決戦

超魔ゾンビの脅威

クロコダインはヒュンケルと共に大魔王に捕らえられ、ダイたちを誘い出す餌として公開処刑が行われることとなる。
仲間の足を引っ張ることになるくらいならもっとひ弱に生まれれば良かったと嘆くクロコダインだが、人間たちはこれを好機と捉え、処刑に合わせて最後の反撃の準備を進める。
そして処刑当日、ダイたちは首尾よく処刑場を制圧し、巨大な破邪結界を展開することで空を自由に移動するバーンパレスの動きを封じ込める。
助け出されたクロコダインは、再度バーンに挑むためバーンパレスに乗り込むダイたちを見送り、自身は破邪結界を破壊せんとするザボエラや彼の配下たちを撃退する役を担うのだった。
連戦のダメージも言えぬまま戦い続けるクロコダインだが、チウや今まで共に戦ってきた人間たちの助力もあって敵をほぼ殲滅。残すはザボエラのみとなるが、ここで彼は恐るべき切り札を使ってくる。
無数の魔物の死体を集めて作る足跡の超魔生物、その名も超魔ゾンビ。クロコダインをも超える怪力とあらゆる呪文に耐え抜く耐久力を持ち、中で操るザボエラは傷一つ負うこともなく相手をいたぶれる悪魔の兵器である。クロコダインをして苦も無く捻じ伏せられるこの怪物に、多くの者が命を、人生をかけて挑み、ついには撃破に成功する。

ザボエラとの決着

超魔ゾンビを撃破して人間たちが湧き上がる中、クロコダインはそんな人の輪から外れてザボエラを探した。彼の性格からして、絶対に脱出する仕組みを取り入れているはずだと考えたのである。
果たして読み通り、破邪結界からいくらか離れた場所に力無く地を這うザボエラの姿があった。「まだいくらでも策は用意してある」とザボエラは豪語するが、クロコダインは「それはない」とあっさり否定する。
本当に策があるなら、ザボエラの性格ならとっくに使っている。また、わずかでも魔法力が残っているならこんなところで地を張っているはずがない。
次々と手の内を見抜かれて唖然とするしかないザボエラは、今度は泣き落としにかかる。それに手を差し伸べようとしたクロコダインに毒を注入しようとしたその刹那、その手から得物である巨大な戦斧がザボエラの上に落ち、動きを封じる。
「ザボエラよ。頭の悪い俺だが、騙され続けたお陰で一つ物を知った。世の中には本当に煮ても焼いても食えん奴がいるということだ」
闘気弾を撃ち込まれて絶命するザボエラ。異変に気付き様子を見に来たバダックの前で、クロコダインはしみじみと語った。欲とは恐ろしいものだ、ザボエラだって当初は絶大な魔力で一目置かれていたのに出世欲に目がくらんでここまでおちぶれた、自分とてダイと最初に戦っていなければどうなっていたか分からない。
しかしそんなクロコダインに、バダックは自信たっぷりにこう告げるのだった。
「ワシの誇るべき友人獣王クロコダインは、たとえ敵のままであったとしても、己を高めることに命を賭ける尊敬すべき敵であったろうと…ワシは思うよ」
クロコダインはただ静かに感謝を述べて、仲間たちの下へと戻っていった。

ミストバーンの正体

ダイたちを追ってバーンパレスに乗り込んだクロコダインたちは、先に乗り込んで今度こそ(戦士としては)力尽きたヒュンケルを助け、また自分を庇ったせいで彼がそうなったことに責任を感じて協力することを誓ったヒムと合流。先行したダイたちを追ってバーンパレスを突き進む。
その先に待っていたのは、ポップたちと交戦中のミストバーンだった。金属生命体として生まれ変わったヒムが猛然と襲い掛かって追い詰めるが、ミストバーンは突如バーンへの謝罪を繰り返しながらずっと被り続けていたローブを脱ぐ。その中から現れたのは魔族の青年と思しき人物だった。
ミストバーンは「肉体の強さにおいては自分こそが魔王軍最強」と言い切り、実際にヒムやラーハルトをたやすく捻じ伏せる。必殺の獣王激烈掌すら揺らがせるのがせいぜいで、手刀一発で打ち破られてしまう。
様々な情報から推理していき、「バーンの肉体」に物体の時間を制止させる「凍れる時の秘法」を施し、それを暗黒闘気の塊である魔界のモンスター「ミスト」に制御させた代物こそが彼の正体であることが判明。その秘密を守るため、ミストバーンはどれほど攻撃されてもローブを脱がなかったのだ。
ダイに追い詰められたバーンに肉体を変換し、ただの暗黒闘気の塊と化したミストは、こうなった時のスペアの肉体として育てていたヒュンケルに憑依する。しかしそれを見越していた彼が体内に蓄えていた光の闘気の爆発に触れ、今度こそ消滅するのだった。

真・大魔王バーン

本来の肉体を取り戻し、真の状態となったバーンとダイの戦いに駆け付けるも、その場で“瞳”と呼ばれる小さな宝石のようなものに閉じ込められる。
これは力量や負傷などでバーンと戦うに値しない者を強制的に排除するための能力で、クロコダインも「戦うに値しない」と認定されてしまった。
数日前にバーンの必殺技をまともに食らって以来、囚われの身となり、超魔ゾンビにボコボコにされ、ミストバーンにも叩きのめされたのだから、ダメージの蓄積は甚大のはずであり、仕方のないところだったのかもしれない。
“瞳”の中から必死にダイたちを応援し、彼と大魔王の激闘を見届けた。
その後バーンパレスの心臓部に落とされるもなんとか脱出、地上へと生還している。

エピローグでは、チウやヒムと共にデルムリン島で暮らしている様子が描かれた。

YAMAKUZIRA
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ドラゴンクエストIII そして伝説へ…(DQ3、ドラクエ3、Dragon Quest III)のネタバレ解説まとめ

『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』とは、1988年2月10日にエニックスより発売されたファミリーコンピュータ用RPGソフト。 ドラクエシリーズ作品の中でも爆発的な人気を誇り、発売日には量販店の前に数キロメートルの行列ができるなどの社会現象を巻き起こした。 「魔王バラモス」の討伐に向かった「勇者オルテガ」の息子である主人公が、そのまま消息を絶った父に代わり魔王討伐の旅に出るストーリー。

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ドラゴンクエスト(DQ、ドラクエ、Dragon Quest)の呪文まとめ

1986年5月27日にスクウェア・エニックス(当時エニックス)から発売された「ドラゴンクエスト」。キャラクターやモンスターの愛らしさ、分かりやすいストーリーの良さなどから、今や誰もが知る国民的人気ゲームとなっている。今回はゲームを進めていく上で欠かせない「呪文」についてまとめてみた。

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(2015年 芸能・経済ver)ドラクエ・復活の呪文ーーいでよ!勇者たち!!

ドラクエの復活の呪文とは、ドラクエ1である特定の文字を入力すると、セーブした勇者が復活するというシステムのことです。ファミリーコンピューターの時代はセーブデータなどほとんど存在せず、基本は一回きりの一発勝負の片道ゲーム。セーブという概念が入ったのは、このドラクエ1が初に近かったです。今回は、2015年の芸能・経済出来事を入力したときの勇者たちを、まとめてみました。

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