ホビット 竜に奪われた王国(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ホビット 竜に奪われた王国』とは、『ロード・オブ・ザ・リングシリーズ』の60年前が舞台となる『ホビット』3部作の2作目で、2013年に公開された。原作はJ・R・R・トールキンの小説『ホビットの冒険』。ホビット族のビルボが仲間と共に困難を乗り越えながら、ドワーフ王国の奪還を目指す冒険物語で、大蜘蛛や火を吐く竜との戦い等、最新技術を活用した臨場感溢れる映像が観る者を圧倒する。『ロード・オブ・ザ・リング』の人気キャラクター、レゴラスの再登場や彼の想い人の初登場、冥王サウロンの復活など見所満載。

ビフール(演:ウィリアム・キルシャー)

出典: eiga.com

ビルボの家にいるビフール(画像左端)(『ホビット思いがけない冒険』より)

ドワーフ族。ボフール、ボンブールの従兄弟。映画でも原作でも年齢は不明。黒い髪・髭に白髪が混ざり、前に垂らした三つ編みは白黒交互に編まれている。玩具職人だが、過去の戦いでゴブリンの斧の破片が頭に刺さったままとなっている。その後遺症でスムーズに会話が出来ず、仲間との意思疎通は、ドワーフ語での断片的な会話と身振りやうなり声で行っている。鉾を武器としている。

エルフ族

スランドゥイル(演:リー・ペイス)

闇の森で捕まえたトーリンと話すスランドゥイル

闇の森のエルフの王。映画でも原作でも年齢は不明。息子はレゴラス。移動や戦いの際は大きな角を持った鹿に乗っている。かつて、はなれ山のドワーフの王国のスロール王と同盟を結んでおり、妻のために家宝の「ラズガレンの宝石」の加工をスロールに頼んだ。しかし、できあがった宝石の所有権についてどちらも譲らず、交渉が決裂し、スロールはスランドゥイルに宝石を渡さなかったため、同盟に亀裂が入った。これがドワーフとエルフの仲が悪くなったきっかけである。その後、はなれ山がスマウグに襲撃された時、軍を引き連れていったものの、スマウグに自軍が攻撃されることを恐れ、戦わずに戻っていった。その時以来、スロールの孫であるトーリンから恨まれている。実は以前北方の竜と戦い、その恐ろしさが身に染みていたため戦いを避けたのだった。
闇の森に入った一行を捕まえ、トーリンにはなれ山の竜の眠る部屋にある「ラスガレンの白い宝石」を取ってくると約束するなら解放すると交渉するが、かつて自分たちを助けなかった彼を信用できないと拒否されたため、彼らを牢に入れた。一行に逃げられた後、生け捕りにしたオークから冥王サウロンが復活し竜と組んで全土を焼き払うことを聞きだし、部下に出入国を禁じる命令を出した。

レゴラス(演:オーランド・ブルーム)

出典: eiga.com

オークと戦うレゴラス

闇の森のエルフの王スランドゥイルの息子。生年月日は不明。自国の領土を偵察し、侵入してきた敵を倒している。高い身体機能を持ち、弓の腕も優れ、常に弓矢と矢筒を身につけ、遠くの敵も射倒すことが出来る。闇の森に侵入してきたトーリン一行を捕まえ、スランドゥイルの命令で牢に入れる。近衛隊長のタウリエルに好意を寄せているが、スランドゥイルには身分の違いから交際を反対されている。自国だけを守ればいいというスランドゥイルの命令に背いて出ていったタウリエルと共に、エスガロスの町に向かったオークを倒すために追いかける。

タウリエル(演:エヴァンジェリン・リリー)

出典: www.cinematoday.jp

自分を追いかけてきたレゴラスと話すタウリエル

闇の森のエルフの国の近衛隊長。原作には登場しない映画オリジナルのキャラクター。幼い頃から王子であるレゴラスと育ち、レゴラスから好意を寄せられているが、スランドゥイル王からは身分の違いから反対されている。強気な性格で弓や剣の腕も相当なものである。闇の森に侵入して捕まえたトーリン一行の中で、ハンサムで自分に好意を寄せるキーリが気になっている。自国だけを守ればいいというスランドゥイルに反対し、オークを倒すために追ってエスガロスの町に向かった。町で、腿に受けた矢の毒が体に回り、瀕死の状態のキーリを見て、王の葉(アセラス)を用いたエルフの医術によって救う。

ガラドリエル(演:ケイト・ブランシェット)

出典: in.pinterest.com

(画像は『ホビット思いがけない冒険』より)

エルフの国ロスローリエンに住む美しいエルフ。夫のケレボルンと一緒にロスローリエンを治めている。映画では年齢は不明だが、原作によれば、太陽の時代の第一紀の前の時代である、二つの木の時代の第一紀(星々の光の時代)に誕生している。太陽の時代の第一紀は4902年、第二紀は3441年続き、ビルボが旅立ったのが第三紀の2941年のため、ガラドリエルの年齢は少なくとも11284歳以上。海の向こうの西方の神の国であるアマンのエルダマール(エルフたちの領土)で生まれ、中つ国には太陽の時代の第一紀にやってきた。夫のケレボルンとの間に生まれた娘は裂け谷の領主エルロンドと結婚している。ガラドリエルは「ロスローリエンの奥方」と呼ばれており、中つ国のエルフの中で最も力を持っている。5人の賢者がサウロンに対処するために結成した白の会議の一員でもある。
「力の指輪」のうち、エルフに贈られた「三つの指輪」の一つ「水の指輪ネンヤ」の所有者。「三つの指輪」は「水の指輪ネンヤ」のほかにガンダルフが所持する「炎の指輪ナルヤ」、裂け谷のエルフの領主エルロンドが所持する「風の指輪ヴィルヤ」がある。「水の指輪ネンヤ」は白い金剛石が一つ付いたミスリルの指輪。なおミスリルはドワーフ族の王国モリアで産出される銀のことである。ロスローリエンは、ガラドリエルが持つ「水の指輪ネンヤ」の力によって、悪による汚れや時による衰えから守られている。
ガラドリエルは裂け谷にガンダルフとドワーフたちがやってきた時、ドワーフの旅について、白の魔法使いサルマンとエルロンドと共にガンダルフとの話し合いに参加し、冥王サウロンの最強の僕であるナズグルの首領アングマールの魔王の墓を調べるようガンダルフに頼んだ。

人間

バルド(演:ルーク・エヴァンズ)

出典: boy-actors.com

家に連れてきたドワーフたちと話すバルド(画像左)

はなれ山近くにある湖の町エスガロスの船頭。映画でも原作でも生年月日は不明。息子バインと娘2人がいる。先祖は、はなれ山の麓にあった谷間の町デイルの領主ガリオン。竜のスマウグが町を襲った時にガリオンが放った黒い矢の残りの1本を家に隠している。民が困窮を極めているのに私腹を肥やすことと権力にしか興味のない統領を倒そうと準備をしており、民に慕われている。湖辺で出会ったトーリン一行に頼まれ、町へ密かに入れる。しかし、彼らの話からトーリンが山の下の王を継ぐ者であることを知り、彼らがはなれ山に入り竜を起こせば町が滅ぼされるという予言を思い出して、はなれ山に入ることを反対する。

バイン(演:ジョン・ベル)

父バルド(画像左)と歩くバイン(画像右)

はなれ山近くにある湖の町エスガロスの船頭であるバルドの息子。原作には登場せず『指輪物語』の『追補編』に名前のみ登場している。先祖は、はなれ山の麓にあった谷間の町デイルの領主。竜のスマウグが町を襲った時にガリオンが放った黒い矢はスマウグに命中しなかったと話すドワーフたちに対し、矢は命中していたと主張する。父を助ける勇敢な少年。

統領(演:スティーヴン・フライ)

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