炎炎ノ消防隊の特殊消防隊まとめ

CV：M・A・O
聖陽教会から派遣され、第8特殊消防隊に籍を置くシスター。16歳。
消防士ではなく、特殊な能力も持っていないが、焔ビトを退治する際に鎮魂の祈りを捧げる役目を持つ。焔ビトは活動する限り火災を広げる怪物である一方、無差別に発生する人体発火現象の犠牲者でもあるため、人々のメンタルケアのためにも“鎮魂の儀式”という体裁を取ることは重要かつ不可欠なこととされる。
有能だがアクの強い人物ぞろいの第8特殊消防隊において唯一の常識人であり、おっとりとした優しい性格もあって森羅たちからはたびたび「天使」と称される。自身の果たすべき職務に忠実な一方で、ただ聖女然としているだけではなく年相応の悪戯心や好奇心も持つ普通の少女。
第5特殊消防隊のプリンセス火華とは同じ修道院で共に暮らした仲で、かつては実の姉妹のように親しい間柄だった。そこで起きた集団人体発火現象を機に火華が変節して以来疎遠になっていたが、森羅たちの活躍で第5特殊消防隊が第8特殊消防隊と共闘するようになってからは交流が復活した。

ヴィクトル・リヒト

CV：阪口大助
第8特殊消防隊に配属された科学捜査官。23歳。無能力者だが、飛び級で大学に入学して首席卒業するなど非常に優秀な人物で、卒業後は灰島重工の研究所で主任を務めていた。
表向きは東京皇国が掲げる特殊消防隊の科学捜査力拡充計画に乗った形だが、実際は灰島重工が東京第8特殊消防隊に送り込んだスパイ。とはいえタイミングが露骨だったため、第8特殊消防隊の面々にはスパイであることを概ね見抜かれている。
本人は「正しい知識を得る」ことを第一義としており、そのためなら灰島重工にも第8特殊消防隊にも与する自分本位な性格。ややマッドサイエンティスト的な気質はあるが根は悪人ではなく、基本的に仕事ぶりは真面目。森羅が死にかけた時も本気で心配するなど、敵とも味方とも言い切れない独特の立ち位置を築いている。
森羅の周囲で暗躍する謎の男・ジョーカーとは以前からの知り合いで、現在も頼まれた時は協力するなど、なんらかのつながりがある。

ヴァルカン・ジョゼフ

CV：八代拓
第8特殊消防隊に入隊した技術者。18歳。無能力者だが、東京皇国の全エネルギーを賄う久遠式火力発電所「天照」を作った一族の末裔で、「炎と鍛冶の神」とまで称される凄腕のメカニックである。
かつて祖父と父が焔ビトと化し、“鎮魂”という形で2人を失った過去を持つ。この一件に兄弟子であるDr.ジョバンニが関わっていたため、大の消防隊嫌い。しかし伝道者一派に襲われた際に、森羅たちの活躍で救われたことをきっかけに「消防士の中にも信じるに値する者はいる」と考えを改める。その後は自身の信じる消防士（＝第8特殊消防隊）のために自分の技を活かすべく、森羅たちの仲間となった。
機関員として第8特殊消防隊の車両を整備しつつ、様々な新装備を開発することで森羅たちの戦力となっている。作中では過去の大災害によりほとんどの動物が死滅しているが、いつかはそれらが復活することを夢見ている。

リサ 漁辺（リサ いさりべ） / フィーラー

CV：朝井彩加
ヴァルカンと保護されて一緒に生活をしてい第三世代能力者で、後に第8のメンバーになる。
元々は「灰焰騎士団」の団員で、第3特殊消防隊のDr.ジョヴァンニのスパイとして活動していた。