落第騎士の英雄譚(キャバルリィ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『落第騎士の英雄譚』とは、海空りくによるライトノベル作品またはそれを原作とするアニメ作品である。
ジャンルとしては相対的に魔法要素等が少ないとされるロー・ファンタジーの学園物で、ライトノベルよろしく多数の女性キャラが登場する。
しかし本作の特徴として女性キャラは多数登場するものの、あくまでメインヒロインは一人である。
能力者としては最低ランクかつ、その能力の低さと大人達の汚い関係性故に一度落第している主人公が文字通り一生懸命頑張る姿とメインヒロインとの恋仲の様子が描かれる。

最終話決戦にて一輝と刀華の決着の瞬間。
様々な思惑が混戦する試合ではあるが当人達はそんな事はどうでもよく、ただ目の前の強き騎士に己の全てをぶつけたいという騎士らしい展開。
結果として最後の最後に自分の限界を進化させた一輝の勝利に終わった。

『落第騎士の英雄譚』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

落第騎士の英雄譚放送時期に起こった酷似したアニメが複数放送されてしまった

2015年10月より放送されたこの『落第騎士の英雄譚』はちょっとした残念かつ珍しいエピソードがある。
というのも、このクールに放送されたアニメの中で『学戦都市アスタリスク』というものもあるのだが序盤の内容が酷似していたのだ。
舞台は学園。登場人物は異能者で決闘が許可されている。
主人公は黒髪の剣術使いで弱そうに見えるが実は強く、学校対抗の大会での優勝が目的。
ヒロインはツンツンしており、学園トップクラスの実力者で炎を操る。
近年我が校では大会で著しい成績を残せていない。
一話で主人公がヒロインの着替えを覗いたことで決闘することになり、主人公が勝つ。
ヒロインの殺し文句が「消し炭」。
お姉様系キャラからの大会など概要の説明。
これらがほぼ完璧にかぶっていたことから当時ライトノベル原作のアニメが主流だったとはいえ比較対象としてよくネット民のおもちゃにされていた。
また、『対魔導学園35試験小隊』というアニメもヒロインが炎属性だったりツンツンしていたりと若干似通った部分もあるため時には三作品が比較されていたりもした。

一話の絵コンテが500カット超え。シリーズディレクター玉村仁さんの少しオーバーなやる気とは

絵コンテとはアニメの元となる原画のさらに前段階のイメージのようなものである。
一般的に5コマ漫画のような原稿に書かれている。
インタビューで大沼監督は以下のように語っていた。

—— 1話の絵コンテは、玉村さんが描かれていますよね。今の話を伺うと、なかなか1話の絵コンテを描く機会はないだろうから玉村さんにということだったのでしょうか。
大沼 そうです。あと、本人が凄くやりたいっていう気概があったんです。であれば、「いい経験になるだろうから頑張ってごらん」という話だったんですけど……最初のコンテは500カットオーバーで上がってきてですね(笑)。
—— 凄いですね。
大沼 やる気はわかるけど多すぎだろうと(笑)。1話はそこから間引いて、相当圧縮をかけています。周り道のように思われるかもしれませんが、そうした工程があったからこそ、的確にテンポアップして詰め込めたんじゃないかなと思います。

出典: ani-ko.com

絵コンテは書く人によって枚数が変わるため一概には言えないが、監督の驚きようからいかに玉村さんのやる気が満ち溢れていたかがわかる。

『落第騎士の英雄譚』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):酒井ミキオ『アイデンティティ』(第1話ではEDとして、第12話では挿入歌として使用)

ED(エンディング):ALI PROJECT『波羅蛮恋華』(第3話~第11話)

挿入歌:酒井ミキオ『覚醒の無意識』(第12話)

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