さよならの朝に約束の花をかざろう(さよ朝)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『さよならの朝に約束の花をかざろう』とは、2018年に公開された日本のファンタジーアニメ映画である。「P.A.WORKS」が制作を担当し、「岡田麿里」が監督を務めた。この物語の内容は、普通の人間よりも遥かに長い寿命を持つ少女「マキア」が、普通の人間の赤ん坊「エリアル」を拾い、様々な困難を乗り越えながら育てていく物語である。長寿の母とそうではない息子との物語を描いた本作品では、「愛」や「命」の尊さが繊細かつ美しく表現されており、鑑賞した人々に大きな感動を与えた作品として評価されている。

ディタ

CV:日笠陽子、栗本有規(幼少期)
ミドたちが暮らす村の少女。女の子ながらガキ大将的な存在であり、イオルフの母親を持つことからエリアルを煩わしく思って意地悪をしてしまう。その後成人するとメザーテへ出ていき、そこでエリアルと再会し結婚する。しかし、結婚しても尚、昔にエリアルにしてしまった意地悪に対して罪悪感を抱えていた。物語の終盤ではエリアルよりも少し先に寿命で亡くなっていたことが明らかになっている。彼らの娘の話によると、2人は晩年まで仲のいい夫婦だったそうだ。

イゾル

CV:杉田智和
メザーテ軍に所属している兵士であり、イオルフの里への襲撃を指揮した人物。時間が経つにつれて、自分がやってしまったことやメザーテ国王がやろうとしていることに対して罪の意識を抱くようになる。

メドメル

CV:久野美咲
誘拐されたレイリアとメザーテ王子の間にできた子供である。イオルフと人間のハーフであるが、イオルフの長寿を引き継ぐことができなかったため、父である王子からは毛嫌いされてしまっている。長い間幽閉されており、母親であるレイリアに会うことも許されずにいた。

バロウ

CV:平田広明
マキアが里から飛ばされた後に初めて出会った青年。物語のターニングポイントで登場する。その正体はイオルフと人間のハーフであり、メドメルとは違い長寿を引き継いでいる。しかしそれ以外の情報はあまり描かれていないため、非常に謎の多いキャラクターである。

『さよならの朝に約束の花をかざろう』の用語

イオルフ

イオルフのクリム(左)、マキア(中央)、レイリア(右)の姿である。頭上に抱えているものが「ヒビオル」だ。

人々から「別れの一族」と呼ばれている種族である。寿命は約400歳ほどであり、外見の成長は十代半ばほどで止まってしまう。彼らは「ヒビオル」と呼ばれる布を織って生活をしており、布で思いを伝えるといった風習がある。また、髪の毛が全員金髪であることも特徴的だ。

ヒビオル

イオルフが織っている布のことであり、イオルフの民はこの布で思いを伝えている。人間にとっての手紙や日記のようなものだろう。また、ダレル曰く、ヒビオルは高く売れるらしい。

メザーテ王国

メザーテ王国は非常に美しく、賑わいのある国だ。

人間の大国である。イオルフと同様に伝説の存在とされている「レナト」を使うことで、強大な軍事力を誇っている。また、後にマキアとエリアルが暮らしていく国でもあるため、物語のメインの舞台であると言える。

レナト

空を飛んでいるレナトの姿である。

イオルフと同様に伝説の存在とされている竜のような生物の事である。戦争においては非常に強力であり、この力のおかげでメザーテ王国は繁栄できたのだと言っても過言ではない。しかし、作中ではレナト特有の「赤目病」という病が次々と発症してしまっており、それによって命を落としてしまうレナトが増えていたようだ。このことに対し、メザーテの国王は頭を抱えていた。

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