H2(エイチツー)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『H2』とはあだち充が1992年から1999年まで『週刊少年サンデー』で連載していた青春恋愛漫画、およびそれを原作としたアニメ作品。
主人公の国見比呂、親友でありライバルでもある橘英雄、比呂の幼馴染であり英雄と恋仲である雨宮ひかり、高校野球が大好きで比呂が所属する野球部のマネージャーを務める古賀春華を中心に繰り広げられる青春と恋を描く。
優れた心理描写や読者に解釈の余地を残したラストなど、あだち充長編漫画のエッセンスが凝縮された最高傑作との呼び声も高い。

投手。エース。

花田(はなだ)

ライト。明和第一戦では7番で出場

石塚(いしづか)

センター。明和第一戦では5番で出場。

大豊(たいほう)

レフト。明和第一戦では1番で出場。

福徳学園高校野球部

桜井(さくらい)

ピッチャー。140kmを超えるストレートと落差のあるフォークが武器だが、英雄に3打席連続ホームランを打たれる。それまでは地区大会を通じて自責点は0だった。

三雲(みくも)

野球部監督。明和一戦では英雄との勝負を避ける戦略をとるが、大和田に打たれた。

国見家

国見 太郎 (くにみ たろう)

出典: ameblo.jp

CV: 三ツ矢雄二
比呂の父親で古賀商事の営業三課に勤務するサラリーマン。比呂の試合の度に会社をサボっては変装して観戦に来る。しかし、いずれも社長と鉢合わせになりバレてしまう。残業と偽って麻雀をしたり、酔っぱらって午前様で帰宅したりと真面目に働いているような描写は作中にはなく、完全にダメオヤジキャラで比呂にも「スケベぐうたらサラリーマン」と言われている。また比呂のゲームボーイをトイレに落として水没させたこともある。
「休みを取るなら体調が万全な時」という持論を持つ。

国見 信子 (くにみ のぶこ)

出典: websunday.net

画像中段と下段真ん中の人物が国見信子。

CV:滝沢久美子
国見比呂の母。口が悪く、国見比呂に対しても一見無関心なような態度を取る。しかし実は新聞記事などの切り抜きなど、比呂の活躍の記録をこまめに収集している。比呂曰く「カラオケ好きの食っちゃ寝主婦」。盲腸のためひかりの母、雨宮さくらと同じ病院に入院する。

パンチ

国見家の飼い犬。名付け親は不明。父の日のプレゼントとして犬を飼うことになった比呂がペットショップへ赴き、本当は違う犬を選んだのだが、配達時に番号札が入れ違ってしまったために国見家に来る。甲子園と相性がいい犬らしい。容姿は『タッチ』のパンチに酷似している。

雨宮 高明 (あまみや たかあき)

出典: meigenkakugen.net

画像の右側、2段目の人物が雨宮 高明。

CV: 飛田展男
雨宮ひかりの叔父。産報スポーツの新聞記者。スポーツ記者をめざすひかりに対し、国見比呂の人物紹介の新聞記事の執筆を依頼する。記者のスタンスとしては書きたいから書く、読ませたいから書く、ドラマがあれば記事になる、というもの。ひかりにとっては記者と人生の良き指導者。無名な頃から比呂に注目していた。試合展開を読んだり選手を見たりする観察眼に優れている。

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