ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(The Half of It)のネタバレ解説まとめ

『ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから』とは2020年にNetflixオリジナル作品として配信されたアメリカ合衆国の青春ラブコメ作品。冴えない高校生活を送る主人公エリーに同じ高校に通うポールがラブレターの代筆を頼む事で、ポールとエリーとポールが恋をしているアスターの三角関係が始まる。今作は王道の青春ラブストーリーではあるものの、哲学や文学、同性愛などが絡むことで、非常に繊細で深みのある作品となっている。

後日、エリーのオルガンの発表会の服装を一緒に選びに来てくれたポールからデートで帰り際にアスターとキスをした事を聞く。
エリーには何がどうなってそんな展開になったのか疑問に思っていた。

発表会当日、いつもエリーをからかっていた生徒達がオルガンの音が鳴らないよう細工をしていた。そうとは知らず、エリーは壇上に上がり演奏するが上手く弾けず固まってしまう。それを見たポールはギターを持って来て「君の曲を」と言う。趣味でギターを弾いていたエリーは、初めて皆の前で自分の曲を披露する。ギター演奏は他の生徒たちの心を捉える。ポールもエリーの魅力に驚かされた。
その日の夜、クラスメイトが開催した打ち上げにエリーも呼ばれた。そこで初めてクラスメイト達から代筆の事以外で声をかけられ、一緒にお酒を飲み楽しんだ。エリーがお酒を飲み過ぎていると感じたポールは自分の家にエリーを連れて帰り休ませた。

アスターの葛藤

アスターの秘密の場所に一緒に行き、アスターの心の内を知るシーン

翌日の朝、エリーはポールのベットで目を覚ますと同時にアスターが家に訪ねて来て鉢合わせてしまう。
アスターはエリーがポールの家に居る事に一瞬驚くが、エリーはポールがいかにアスターを大切に思っているかを告げ、その場をしのぐ。
アスターは一日時間があるから付き合ってほしいとエリーを誘い、自然の中にある温泉に向かった。
そこでアスターはエリーに心の内を明かした。アスターにはトリッグというボーイフレンドがいて、周囲は彼と結婚するべきだと思っているが、ポールからのラブレターが来た時初めて理解者が現れたと思い、どうしたらいいか混乱しているという事だった。

エリーとポールのキス

ポールが勘違いしてエリーにキスをするシーン

ポールのアメフトの試合日となり、エリーもアスターも応援に来た。
毎日自転車に乗るエリーを追いかけていたポールは驚異的な走力を身につけた結果独走をしてトライを決めた。

試合後、以前ポールに無料で飲めるヤクルトの自販機を教えてもらったエリーはその場所に向かい、ヤクルトを大量に抱えていると、ポールがやってきてエリーにいきなりキスをした。驚きあとずさるエリーが「なんでキスしたの!?」と尋ねると「キスしたそうだった」と言うポール。「したくないわよ!」と叫んだエリーはアスターがいるのに気が付く。アスターはその場から逃げ去る。動揺するエリーの姿を見て、ポールはエリーがアスターに恋している事に気づく。

ポールは家に戻り、「ゲイだと知る方法」をパソコンで検索しエリーの今までの行動を思い出そうとする。
ポールが部屋から出て行ってから、パソコンの画面に「ゲイだと知る方法」が検索されているのを見たポールの母親が息子がゲイなのかと驚く。
家に帰って来たエリーがすっかり意気消沈しているのを見た父は心配していた。毎月タコスソーセージを持ってきてくれているポールがまた持ってきてくれたときに父親は「エリーとは別れたのか?」と彼に尋ねた。
「僕たちは最初から付き合ってなかったです」と答えるポール。更にエリーの父親に向かって「あなたはエリーのことが見えていない。彼女の可能性が」と伝える。

エリーの告白

教会でエリーが自分の気持ちを告白するシーン

イースター礼拝の日、エリーは2階でオルガンを弾いていた。トリッグは聖書を朗読している最中、突然アスターにプロポーズをする。アスターはそれを受けようとすると「ノー!」とエリーが叫んだ。周囲が驚き、全員の視線を受けたエリーがしどろもどろしていると、ポールが立ち上がり「愛は偽らない。俺にはわかる。偽っていたから。本当の自分を偽るのはつらいことだ。一生ずっと他人を演じることになる」と話す。ポールの言葉を聞き、再びエリーも「私も偽っていた」と叫ぶ。続けてアスターに向けて「大胆な筆触ってこの程度?」と問いかける。その瞬間アスターはラブレターを書いたのがエリーだと悟る。そしてポールの頬を叩いて、教会を飛び出して行く。

家に戻ってきたエリーに父親は「グリネル大学に行きなさい。私みたいになるな。何事にも挑戦的な母さんみたいになりなさい」と伝える。

別れと将来への可能性

ラブレターを代筆していた事を謝りに、アスターを訪ねるシーン

それからしばらくして、エリーはアスターを訪ね、アスターは美術学校を受験することを聞く。その後何も言えずにその場を立ち去ろうとするアスターをエリーは呼び止め、ラブレターを偽って出したことを謝る。アスターは「心のどこかで気づいていた」と言い、2人は再会を誓い合う。
そのまま立ち去ろうとするエリーだったが、突然振り返ってアスターのもとに走っていき、アスターにキスをする。「数年後に会おう」と叫んで行ってしまったエリーを見て、アスターは思わず笑顔になる。
翌日、グリネル大学に向かうエリーをポールが駅まで見送りに来る。列車を追いかけて走ってくるポールの姿を見て、エリーは涙ぐんだ。
ポールが見えなくなり、エリーは次第に穏やかな表情に戻っていく。

『ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから』の登場人物・キャラクター

エリー・チュー(演:リーア・ルイス )

日本語吹替:田村睦心
英語が苦手な父親とスクアヘミッシュという田舎町で貧しく生活している。
母親を早くに亡くしている。
友人は少なく、学校でもいつもからかわれている。周りから話しかけられるのは、レポートの代筆をお願いされる時ぐらいである。
ポールからラブレターの代筆をお願いされ、有料で引き受ける。
恋愛経験が無いエリーだが、ラブレターの交換をしていくうちにアスターの魅力に気づかされ、次第に恋愛感情を持つようになっていく。

ポール・マンスキー(演:ダニエル・ディーマー)

日本語吹替:新祐樹
アメフト部に所属している素朴な青年。アスターに恋をしている。実家はダイナーを経営しており、後を継ぐために手伝っている。
頭の良いエリーの知恵を借りたいと考え、エリーにアスターへのラブレターの代筆を依頼する。
アスターと距離を縮めるためエリーとミーティングを重ねていくにつれて、エリーとも仲が深まっていく。
将来はオリジナルのソースでタコスソーセージを作り、自分のお店を開く事を夢見ている。文学などには疎いが、アスターの恋人になる為に彼女の好きな本を読むなどして必死に努力する。

アスター・フローレス(演:アレクシス・レミール)

日本語吹替:近藤唯
クラスのマドンナ的存在。トリッグという町一番の金持ちの家の彼氏がいて、漠然と彼と結婚するのだろうと考えている。
本と絵を描く事が好きで、美大に行く事を夢見ているが大胆な絵を描く勇気がないため諦め欠けている。
エリーとのラブレターのやりとりで、ポールが唯一初めて自分と近い感性の持ち主なのだと思い込んでいた。
一生懸命なポールに次第に惹かれていき、ポールと付き合うが、エリーとポールのキスを目撃してしまう。エリーからラブレターを代筆していた事を告げられ、薄々気づいていた事を明かす。

コリーン・マンスキー(演:キャサリン・カーティン)

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