ノーゲーム・ノーライフ(No Game No Life)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ノーゲーム・ノーライフ』とは、榎宮祐によるライトノベル、またはそれを基にしたアニメ作品である。天才ゲーマー兄弟が、「全てがゲームで決まる」異世界に召喚され、世界を攻略していく作品である。そのほかインターネットラジオなどのメディア展開も多い作品である。漫画版が『月間コミックアライブ』で連載され、2014年4月よりアニメが放送された。その後アニメ劇場版が2017年7月に上映されるなど、世界的にも注目を集めている。

CV:松岡禎丞
本作の主人公。黒髪で黒目。童貞、コミュニケーション障害、ニート、ゲーム廃人。18歳無職の引きこもりゲーマー。白の義理の兄(父親の連れ子)である。ゲームにおいては修辞学と呼ばれる弁論術などを用い、相手を欺いたり、駆け引き・揺さぶりなどを駆使してプレイするため、意思が介在する存在(人間など)に対しての分野が得意である。白と違い、ゲームにおいての絶対的な強さがない反面、洞察力や賭けに出る度胸があり、コールドリーディングも得意とする。人類は自分も含めて全て無能だと思い、幼いころから親の顔をうかがい、ある種演じながら生きてきたが、白と出会い、人類の中にも本物の天才というものがいるのだと信じるようになった。

白(しろ)

CV:茅野愛衣
本作のもう一人の主人公。白髪のロングヘアで赤い瞳。不登校、コミュニケーション障害、ヒキコモリ、ゲーム廃人。11歳であるがいじめられっ子で不登校。空の義理の妹(母親の連れ子)である。ゲームにおいては数学の演算、物理などを駆使し、論理的にプレイするため、意思の介在しないもの(コンピューターなど)に対してが得意。チェスですら、無量大数以上の可能性を演算し、「ただの〇×ゲーム」と言ってのける。その天才的な才能がゆえに、孤立していた。1歳のときに言葉を発し、それを母親が恐怖したため、3歳までの間を白い壁に囲まれた部屋で過ごす。知能検査でも全て計測不能となるほど。空のように駆け引きやコールドリーディングは出来ないが、数学の演算によって先読みを行う。

人類種(イマニティ)

位階序列十六位。種の駒はキング。十六種族の中で最下位。身体能力も低く、魔法も使えず感知すら出来ない。もともとは神に創造された種族ではなく、自力で進化してきた種族である。それゆえに、十六種族の一つとなったことは、大戦最大の謎とされている。大戦後、いくつもの人類国家が誕生したが、現在ではエルキアのみである。

ステファニー・ドーラ

CV:日笠陽子
赤髪にブルーの瞳。通称「ステフ」。空と同じ18歳。人類種の先代国王の孫娘だが、先代国王が遺言として「次期国王は人類最強のギャンブラーに戴冠させる」と遺したため、王座を継いでいない。ゲームにおいては、全く才がなく、心理戦や駆け引きは特に弱く、常に敗北を期している。しかし、勉学においては、エルキア最高のアカデミーを首席卒業するほど優秀であり、政治や経済など国家の運営に関してはプロである。空と白が王位を継いでからは、その能力を生かし、内政をしない二人に代わり国の政治を執り行っている。

クラミー・ツェル

CV:井口裕香
紫がかった黒髪に同じ色の瞳。「国王選定ギャンブル大会」において、ステフを下した相手。森精種(エルフ)のフィールと手を組んで戦っていた。曾祖父の代より、森精種の名家ニルヴァレン家に隷属していた。そのため、人類種でありながら森精種の国で育つ。フィールとは、幼い頃から自分のことを奴隷として扱わないことから、仲良くしていた。空と白の二人との二度目のゲームにて、空と記憶を共有しており、それ以降人類の可能性を信じ、二人の味方となる。

マハコート・ドーラ

CV:福島潤
ステフの祖父であり、先代の国王。「次期国王は人類で一番のギャンブラーに戴冠させる」と遺言で遺し、「次期国王選出ギャンブル大会」を開催させた。ほかの種族との度重なるゲームによる敗北で、多くの領土が奪われたことから、民の間では「愚王」と呼ばれていた。しかし、本当の狙いは他の種族のゲームの手の内を暴くためであり、その資料は隠し書斎に残されていた。最後まで人類の可能性を信じ、自身の全てを捨ててまで戦い続けた王だった。

神霊種(オールドデウス)

位階序列一位。概念が神髄を得て実体化したようなものと言われている。大戦を引き起こした本人たちであり、その際に様々な種族・眷属などを創造した。

テト

CV:釘宮理恵
ハンチング帽を被った少年の姿をしている。ディスボードの唯一神。かつては「遊戯の神」と呼ばれた神。空と白をディスボードに召喚した張本人。十六種族(イクシード)がなかなか自分に到達してくれないことに、退屈して二人を異世界から呼び寄せた。「大戦」の最後に「星杯(スーニアスター)」を手に入れ、唯一神となり、「十の盟約」を宣言。ゲームで全てが決まる現在のディスボードを創造した。

天翼種(フリューゲル)

位階序列六位。種の駒はクイーン。「神に創られた、神を殺すための尖兵」と言われており、戦神アルトシュの魔法がそのまま具現化したようなもの。腰に翼を持ち、頭上には光輪を持つ、天使のような容姿である。「大戦」後はギャンブルに興味を示さず、その強い知識欲から知識の収集に尽力している。

ジブリール

Tomekichih4
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@Tomekichih4

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