ギルティクラウン(GUILTY CROWN)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ギルティクラウン』とは、制作会社プロダクションI.Gが手掛けたオリジナルアニメであり、フジテレビ系列「ノイタミナ」枠にて2クールアニメとして放送された。
物語前半は突如発生した未知のウイルス"アポカリプスウイルス"が蔓延した10年後の日本を舞台にした作品であり、主人公である桜満集がレジスタンスグループの一員として「王の能力」と共に世界と戦い、物語後半はアポカリプスウイルスの第二次パンデミック発生後からアポカリプスウイルスの消滅まで桜満集が「王の能力」と共に世界を救う構成となっている。

恙神涯「黙って世界に淘汰されるか、適応して自分が変わるかだ!」

王の能力を手に入れたことにより、日常に戻れないことを知って困惑する集に対し涯が言い放った一言。

この選択が葬儀社と切れない関係が結ばれ、集が成長していく要因となった。

桜満集「優しさになんかなんの意味もない。クズは区別しなくちゃならない。僕は王になる」

最後までヴォイドランク制度に反対していた集がヴォイドランク制度の導入を決意するシーン。
祭が消え、原因となった颯汰たちに対して言い放った一言。

祭が望んだ“優しい王様”とは真逆の暴君になってしまうも、全ては「学校の仲間を救いたい」との想いからであり、友人たちに恨まれてでも彼らを助けようという集の強い覚悟と苦しい胸の内が見て取れる。

楪いのり「みんなが集のこと嘘つきって言っても、自分のこと嫌いになっても、私は集の味方だから」

クーデターに遭い、いのり以外のすべてを失った集。
ゴースト部隊がいのりを追ってるため、集が危ない目に合わないよう離れようとするシーン。

最後まで集は引き留めるが、願いは届かずいのりは一人戦場に立った。

桜満集「ずっと逃げてきたんだ。でも僕は、今こそ僕をさらけ出す」

最後のヴォイドゲノムを手にした集が言った一言。
裏切られ、全てを失った集が最後にすべての罪を被り、自身を汚しきる決意をしたシーン。

失われた右手はヴォイドとなって再生した。

楪いのり「ずっと傍にいてね。私は集の味方だから」

最終決戦も終わり、キャンサー化して目も見えなくなったいのりが集に言った一言。
集もそれに答えるように日本中のアポカリプスウイルスを一身に引き受けて救世主になることを決める。

二人で結晶に包まれながらたくさんの人の心で満たされたのであった。

renote.net

『ギルティクラウン』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

可愛いマスコットを出したいという制作陣の意向で誕生したふゅーねる

いのりの着替えを見てしまった集を威嚇するふゅーねる

1話でいのりが抱えていた「オートインセクト」とよばれる小型ロボット。感情表現が豊かで家事から戦闘まで多才である。
無口ないのりに対し、可愛いマスコットを出したいという制作陣にて設定された。また『攻殻機動隊』に登場するタチコマを意識したという話がある。

最終話では妻子持ちになっている。

『ギルティクラウン』の主題歌・挿入歌

第1期OP(オープニング):supercell『My Dearest』

作詞・作曲・編曲 : ryo

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@1cSTRF

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