青のフラッグ(漫画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『青のフラッグ』とは集英社のWebサイト『少年ジャンプ+』に掲載されたKAITOによる漫画。人生の岐路とも言える高校3年生の4月、地味な主人公・一ノ瀬太一は苦手意識を持っていた空勢二葉、幼馴染で人気者の三田桃真と同じクラスに。桃間に思いを寄せる二葉が、太一に協力してほしいと頼んだことから始まる青春真っただ中、新感覚の”純”愛物語。誰かを好きになるとはどういうことなのか、男女の友情は成り立つのかといったテーマに深く切り込んでいる。

余根木 雄斗(よねき ゆうと)

余根木 雄斗。愛称はヨーキー。太一の友人。

愛称はヨーキー。キノコのような髪型をしている。太一の友人で、オメガとモンちゃんを含めた4人で集まって週末はゲームをしている。学校でも4人で集まりゲームをしていることが多い。秀才で頭の回転が早く、太一に対しても時折ズバリと鋭い指摘をすることがある。

村雨 文寺(むらさめ もんじ)

真ん中の背が高い人物が村雨 文寺。愛称はモンちゃん。太一の友人。

愛称はモンちゃん。背が高く、大柄。穏やかな性格である。太一の友人で、オメガとヨーキーを含めた4人で集まって週末はゲームをしている。学校でも4人で集まりゲームをしていることが多い。

『青のフラッグ』の用語

バトル鉛筆

鉛筆を転がして出た面のキャラクターや技、能力等で相手と戦う遊び。太一とトーマが小学生の頃に流行っていた。太一の中学時代にもトーマに見せようと持参するが、クラスメイトに馬鹿にされたことで、自分が他の人とは違うと気が付いたキッカケでもある。

メンズメイク

マミの所属するファッション研究会が文化祭でお客に行っていたメイクの男性版。マミは、男性も眉を整えることで印象を変えられ、対人関係や仕事に有利だと述べている。根負けしてメイクをしてもらうことにしたトーマも、最終的には「けっこう違うんだなー」と感心している。

すごろく

トーマは小学生の頃に太一と一緒に作ったすごろくを大切に保管していた。将来の夢ややりたい事が書かれている。ゴールの直前のマスには「親友パワーでみんなを幸せにする 全員に+10000ポイント」と書かれている。

親友パワー

前述のすごろくに書かれた言葉。小学生のトーマは「オレ達の無限にわく親友幸せパワーでみーんなを幸せにしたらさ さらにむちゃくちゃ幸せんなって楽しさ無限大じゃん!?」と太一に話している。この言葉は、退院祝いの日にトーマの部屋ですごろくを見つけた太一がポーズと共に言っており、またトーマが太一の誕生日に送ったお守りに入れた紙にも書かれていた。

『青のフラッグ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「変わるって…決めたから…あきらめちゃうのも やらないのも やる前からムリと思うのも やらないで後悔するのも 嫌いな自分でいつづけるのも」

髪を切った二葉が太一に言った言葉。太一がトーマの好みのタイプを伝え、それは二葉とは正反対だと知った後にも関わらず諦めないで頑張ると泣きながら伝える。この言葉を聞いて、太一は自分と同じように地味でウジウジしたタイプだと思っていた二葉が、単に外見だけでなく性格も含めて変わりたいと思っていたことに心を打たれる。それまでは二葉には関わりたくないと思っていた太一に、トーマとの仲を取り持とうと思わせる一言でもあり、これを機に太一と二葉が急激に親しくなっていった。

「夢なんてどうでもいいんだよ!お前より 大事なものなんてあるか」

見舞いに来た太一にトーマがけがをしたことを謝る。それを聞いた太一が「何でお前が謝るんだよ!夢だったんじゃねーのかよ!」と声を荒げた時にトーマが返した言葉。トーマが普段から、自分の夢よりも太一のことを大切に考えていることが分かる。逆にトーマのこの言葉を聞いた太一は暗い顔になってしまう。太一は、トーマの夢を犠牲にしてまで守られるほど自分には価値がないと、トーマに抱いていたコンプレックスを思い出しているようだった。

「大事な人がたくさんいたら…いけないの?」

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