ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』とは、映画三部作の興行収入が全世界で3,000億円を超える大人気シリーズ『ロード・オブ・ザ・リングシリーズ』三部作の完結編で、2003年に公開された。原作はJ・R・R・トールキンの小説『指輪物語』で架空の種族や架空の地が舞台である。すべての指輪を統べる強大な力を持つ「一つの指輪」を葬る旅に出たフロドは目的地の滅びの山があるモルドールの目の前まで来ていた。アラゴルン達は人間の国ゴンドールに加勢し、サウロン軍に勝利、とうとう最終決戦を迎える。

エルロンド(演:ヒューゴ・ウィーヴィング)

出典: arda.saloon.jp

灰色港で、西方の神々の国に旅立つ船に乗るビルボたちを待つエルロンド

裂け谷の領主であり、人間とエルフのハーフ。映画では年齢は不明だが、原作によれば誕生は第一紀532年。第一紀は4902年、第二紀は3441年続き、ホビット庄を旅立ったフロドと出会ったのが第三紀の3018年のため、エルロンドの年齢は10829歳。エルフの王ケレボルンとガラドリエルの娘と結婚し、2人の息子と娘アルウェンに恵まれた。後に引き取ったアラゴルンを養子としている。5人の賢者がサウロンに対処するために結成した白の会議の一員であり、同じく白の会議の一員であるガンダルフとは旧知の中。
「力の指輪」のうち、エルフに贈られた「三つの指輪」の中で最も力のある「風の指輪ヴィルヤ」の所有者。「風の指輪ヴィルヤ」は金のバンドに大きな青い石が嵌められており、癒しと保護の力がある。「三つの指輪」は「風の指輪ヴィルヤ」のほかにガンダルフが所持する「炎の指輪ナルヤ」、エルフの国ロスローリエンの奥方ガラドリエルが所持する「水の指輪ネンヤ」がある。エルロンドはオークに襲われたフロドを助け、「一つの指輪」の処遇を決める会議を開く。ローハンのヘルム峡谷での戦いに、ローハンの援軍としてロスローリエンのエルフ軍を派遣した。古の王イシルドゥアの折れた剣を鍛え直した王の剣「アンドゥイル」を、ゴンドールに援軍として向かうアラゴルンに渡す。サウロン軍に勝利後は、西方の神々の国に旅立つ。

アルウェン(演:リヴ・タイラー)

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アラゴルンがゴンドールの王に即位する戴冠式に出席したアルウェン

エルフの領地である裂け谷の領主エルロンドの美しい娘。映画では年齢は不明だが、原作によれば誕生は第三紀241年のため、フロドと出会った時の年齢は2777歳。母はエルフの王ケレボルンとガラドリエルの娘で、アルウェンには2人の兄がいる。
裂け谷でアラゴルンと恋に落ち、「一つの指輪」を葬る旅に出るアラゴルンを案じながら、愛するアラゴルンにエルフの宝石の入ったペンダントを渡した。裂け谷のエルフが不死の国に旅立つ中、アラゴルンを待ち、裂け谷に残ることを決めるが、闇の勢力の力が強まるにつれ、弱っていく。サウロン軍に勝利後、アラゴルンと結婚する。

ガラドリエル(演:ケイト・ブランシェット)

出典: arda.saloon.jp

灰色港で、西方の神々の国に旅立つ船に乗るビルボたちを待つガラドリエル

エルフの国ロスローリエンに住む美しいエルフ。夫のケレボルンと一緒にロスローリエンを治めている。映画では年齢は不明だが、原作によれば、太陽の時代の第一紀の前の時代である、二つの木の時代の第一紀(星々の光の時代)に誕生している。太陽の時代の第一紀は4902年、第二紀は3441年続き、フロドが旅立ったのが第三紀の3018年のため、この時のガラドリエルの年齢は少なくとも11361歳以上。海の向こうの西方の神の国であるアマンのエルダマール(エルフたちの領土)で生まれ、中つ国には太陽の時代の第一紀にやってきた。夫のケレボルンとの間に生まれた娘は裂け谷の領主エルロンドと結婚している。ガラドリエルは「ロスローリエンの奥方」と呼ばれており、中つ国のエルフの中で最も力を持っている。5人の賢者がサウロンに対処するために結成した白の会議の一員でもある。
「力の指輪」のうち、エルフに贈られた「三つの指輪」の一つ「水の指輪ネンヤ」の所有者。「三つの指輪」は「水の指輪ネンヤ」のほかにガンダルフが所持する「炎の指輪ナルヤ」、裂け谷のエルフの領主エルロンドが所持する「風の指輪ヴィルヤ」がある。「水の指輪ネンヤ」は白い金剛石が一つ付いたミスリルの指輪。なおミスリルはドワーフ族の王国モリアで産出される銀のことである。ロスローリエンは、ガラドリエルが持つネンヤの力によって、悪による汚れや時による衰えから守られている。ガラドリエルは旅を続けるフロドたちを匿い、旅立ちの時には彼ら一人一人に贈り物をしている。サウロン軍に勝利後は、西方の神々の国に旅立つ。

ケレボルン(演:マートン・ソーカス)

灰色港で、西方の神々の国に旅立つ船に乗るビルボを待つケレボルン(画像左)

エルフの国ロスローリエンを妻であるガラドリエルと共に治めている。映画でも原作でも生年月日は不明。妻のガラドリエルとの間に生まれた娘は裂け谷の領主エルロンドと結婚している。ロスローリエンは、ガラドリエルが持つ「水の指輪ネンヤ」の力によって守られている。悪による汚れや時による衰えの影響を免れた特別な土地で、旅を続けるフロドたちを匿い、旅の疲れを癒した。サウロン軍に勝利後は、西方の神々の国に旅立つ。

人間の国ローハン

セオデン(演:バーナード・ヒル)

出典: arda.saloon.jp

ゴンドールに援軍として向かうセオデン

屈強な騎馬隊を有する人間の国ローハンの王。映画では年齢は不明だが、原作によれば誕生は第三紀2948年で71歳。セオデンの妹であるセオドウィン夫婦が亡くなったことから、その息子エオメル、娘エオウィンを引き取り育てる。本来は勇敢で誇り高い王だが、相談役のグリマとその背後にいるサルマンの魔力の影響で衰弱している。正常な判断が出来なくなっており、長男を戦いで失ったこともわからなくなっていた。サルマン軍がローハンの村を攻撃し、多くのローハンの兵士が倒れた。後からやってきたローハンの騎馬隊が、そこでセオデンの長男であるセオドレド王子を瀕死の状態で発見し、王宮に連れ帰ったのだが、息を引き取ったのだ。ガンダルフがセオデンの意識の中のサルマンを追い出したことで元に戻り、セオドレド王子が亡くなったことを知ると嘆き悲しんだ。ヘルム峡谷でサルマンの軍勢との決戦に臨み、見事勝利する。その後、ゴンドールに援軍として兵を引き連れ、死を覚悟して勇敢に戦うが、サウロンの配下で最も強いアングマールの魔王に倒され戦死する。

エオメル(演:カール・アーバン)

出典: arda.saloon.jp

ゴンドールの援軍として向かうエオメル

ローハン王セオデンの甥で妹はエオウィン。二人の両親はセオデンの妹セオドウィンとローハンの軍団長エオムンド。映画では年齢は不明だが、原作によれば誕生は第三紀2991年。ローハンの騎馬隊の隊長を務める。父母が亡くなったことから、セオデンに引き取られ育てられた。ローハンのヘルム峡谷での戦いに勝利後、ゴンドールの援軍に向かうが、戦に参加したいエオウィンに対し、女であることを理由に参加を拒否する。

エオウィン(演:ミランダ・オットー)

アラゴルンの戴冠式で、ファラミア(画像右)と見つめ合うエオウィン(画像左)

ローハンの王セオデンの姪で兄はエオメル。二人の両親はセオデンの妹セオドウィンとローハンの軍団長エオムンド。映画では年齢は不明だが、原作によれば誕生は第三紀2995年。父母が亡くなったことから、セオデンに引き取られ育てられた。セオデンが、相談役グリマにより衰弱させられていた時もセオデンに献身的に尽くした。剣術にも長け、勇敢だが、セオデンに戦うことを認めてもらえず、武勇を示せないことに不満を覚えている。紳士で勇敢なアラゴルンに思いを告げるが、アラゴルンに優しく断られる。皆と共に戦いたいエオウィンは、ローハンの兵士の中に密かに交じり、ピピンと共にゴンドールの援軍として赴く。戦では、サウロンの配下で最も強いアングマールの魔王に勇敢に立ち向かい、倒すことに成功する。その後、運ばれた療養所でゴンドールの大将ファラミアと出会い、愛を育む。

グリマ(演:ブラッド・ドゥーリフ)

出典: buhitter.com

アイゼンガルドのオルサンクの塔の頂上でサルマンを刺そうとするグリマ(『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 スペシャル・エクステンデッド・エディション』にのみ登場)

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