くるり(Quruli)の徹底解説まとめ

くるりとは、1996年にギターボーカルの岸田繁、ベースの佐藤征史、ドラムの森信行によって結成された京都出身のロックバンド。1998年に1stシングル『東京』をリリースしデビューした。デビュー後は、岸田と佐藤を中心に、メンバーチェンジをしながら活動を続けている。
ロックだけでなく、クラシックやラップなど多様な音楽性を取り入れ、アルバムごとに雰囲気が全く異なるところが、くるりの特徴であり、魅力でもある。TV番組のテーマ曲も担当するなど、知名度と人気を兼ね備えた日本を代表するバンドの1つである。

2枚目のベストアルバム発表日にギタリストの吉田省念、トランペット奏者のファンファン、ドラマーの田中佑司のバンド加入を発表する。くるりは結成以来最大の5人体制になるが、同年12月に田中は脱退してしまう。
2012年に、前年3月11日に発生した東日本大震災からの復興の願いを込めた「石巻復興節」をレコーディングをし、同年3月12日に石巻のショップとオンラインで販売した。
その後は韓国と日本でレコーディング作業を行い、9月に新体制のくるりで初めてのアルバム『坩堝の電圧(るつぼのぼるつ)』をリリースする。くるりのオリジナルアルバム史上最多収録曲数の19曲入りであり、また、メンバー全員がそれぞれリードボーカルを担当する曲が収録され、色彩豊かなアルバムである。
アルバムツアー後の2013年4月に、もともとシンガーソングライターとして活動していた吉田は、個人での活動に力を入れるために脱退する。
2013年に15周年を迎えたくるりは、シングル『ロックンロール・ハネムーン』、『Remember me』、『最後のメリークリスマス』を立て続けにリリースする。
2014年には新たなアルバムのレコーディングを開始し、9月に11thアルバム『THE PIER』をリリースする。ファンファンのエキゾチックな響きのあるトランペットの音を散りばめ、さまざまな文化の音楽を取り入れたこのアルバムは”最新型の多国籍アルバム”表現されている。
特にこのアルバムの収録曲の「Liberty & Gravity」は、複数の曲をツギハギにしたような複雑に展開するメロディが特徴的で、曲中に奇妙な掛け声が入ることなどから、”くるりの変な新曲”として話題になる。

くるり、20周年(『くるりの20回転』)

20周年を迎えたくるり。左から、佐藤、岸田、ファンファン。

2015年4月にファンファンが産休のためにライブ活動から一時離脱する。同月から、2016年に20周年を迎えるくるりは、過去の全てのアルバムを曲順通りに演奏して再現を行うライブ「NOW AND THEN」シリーズを開始する。
2016年7月には、初めてのEP『琥珀色の街、上海蟹の朝』をリリースする。キャッチーなメロディと岸田のラップを聴くことのできるタイトル曲はMVが制作されて話題になる。
同年9月には20周年を記念してオールタイムベストアルバムの『くるりの20回転』をリリースする。

新しい、くるり(『ソングライン』)

アルバム『ソングライン』リリース時のくるり。左から、佐藤、ファンファン、岸田。

2018年2月、通算31枚目のシングル『その線は水平線』のリリースを皮切りに、新曲のリリースを重ねて、9月に12thアルバム『ソングライン』をリリースする。前作のアルバムから一転して、原点回帰を追求したアルバムではあるが、長い音楽活動を経て、よりスケールが大きくなったくるりが体現されたアルバムになっている。
2019年にアルバムのリリースツアーを行ったくるりは、2020年もライブツアーと日比谷野外音楽堂公演を控えていたが、この年に世界的に流行する新型コロナウイルスの影響で中止となる。
ライブの中止を受けて、急遽、1997年の結成当時から現在までの未発表曲をまとめたニューアルバム『thaw』をリリースする。

くるりのメンバー

くるりの現メンバー

岸田繁

くるりのボーカルとギターを担当する岸田。

1976年4月27日生まれの岸田は、くるりのオリジナルメンバーであり、ボーカルとギターを担当する。
くるりのほとんどの楽曲は岸田が制作している。
幼少期から音楽への造詣が深く、くるりの多様な音楽性は岸田の嗜好の影響が大きい。
くるりでのバンド活動だけでなく、ソロ名義で映画音楽やオーケストラ作品を制作するなど、個人でも精力的に音楽活動を行なっている。

佐藤征史

くるりのベースとコーラスを担当する佐藤。

1977年2月1日生まれの佐藤は、くるりのオリジナルメンバーであり、ベースとコーラスを担当する。
佐藤と岸田が高校3年生の時に出会ったことが、「くるり」が結成される最初のきっかけとなった。
くるりのプロダクションである「Noise McCartney」の代表取締役社長を務める。

ファンファン

くるりのトランペット、コーラス、キーボードを担当するファンファン。

1985年2月13日生まれのファンファンは、2011年にくるりに加入し、トランペット、コーラス、キーボードを担当する。
2015年始めに入籍し、2015年4月から産休のためライブ活動を休止していた。同年秋に男の子を出産し、一児の母となったファンファンは、2017年7月からライブ活動を再開した。
音楽的側面だけでなくその魅力的なキャラクターもあり、くるりにとって必要不可欠な存在である。

くるりの旧メンバー

森信行

くるりでドラムを担当していた森。

1975年6月20日生まれの森は、くるりのオリジナルメンバーであり、ドラムを担当していた。
2002年にメンバー間の不仲が原因で脱退してしまうが、その後もくるりのメンバーと交友関係を続けており、ライブでは共演を果たしている。
サポートドラマーとして、数多くのミュージシャンの作品に参加し、精力的に活動を行なっている。

大村達身

くるりでギターを担当していた大村。

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