ハズビン・ホテル(Hazbin Hotel)のネタバレ解説まとめ

『ハズビン・ホテル』とはヴィヴィアン・メドラーノが原作・監督・脚本を務めるアメリカ合衆国のアニメーション作品。大人向けのカートゥーンを銘打ち、ポルノ・ドラッグ・犯罪など退廃的な内容を多く扱いながら、ディズニーミュージカルを思わせるコミカルなシーンも取り入れている。主人公のチャーリーは地獄のプリンセス。彼女は悪魔の更生を目的にしたハッピー・ホテルを創業するが、極悪非道な悪魔たちは優等生的な発想を嘲笑う。しかし地獄で一際強力な悪魔・アラスターが好奇心から協力を申し出る。

悪魔

地獄の住人。生前罪を犯した人間が悪魔になったものと元から地獄に存在する強大な悪魔の2種類が存在し、大半は前者である。地獄は悪魔が増え続けて慢性的な人口過密状態である為、1年に1度贖罪の日に天使が虐殺に来て、なんとか均衡を保っている。

天使

天界に住み年に1度の贖罪の日に悪魔を虐殺に来る存在。

贖罪の日

地獄の時計台に表示されている、天使による悪魔の虐殺が行われる日。年に1度の行事で、時計台では次の贖罪の日までの残り日数がカウントされている。

地獄のプレミアニュースステーション

ケイティ・キルジョイが司会を務める地獄の報道番組。悪魔同士の抗争の他に料理コーナーも取り扱う。

『ハズビン・ホテル』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「アンタ天才か?次また独創的な表現を閃いたら教えてくれよ、馬糞の詰まったズタ袋さん」

小遣い稼ぎに男と寝たエンジェル・ダストが、客に車で送られた後のセリフ。自分に侮辱を浴びせた男に対し、彼は蜘蛛の脚で車を取り囲み、挑発的な啖呵を切り返す。エンジェル・ダストのはねっかえりな気性がよくわかる痛快なセリフ。

「そんなのかっこ悪いよ」

帰りの車中にて、チャーリーがファンレターを見せびらかして粋がるエンジェル・ダストに漏らした一言。チャーリーはホテルの評判を地に落としたエンジェル・ダストを怒るでもなく、悪ぶる事をかっこいいと思っている彼に率直な意見を述べる。誰に対しても真摯に向き合う彼女の人柄がわかるセリフ。

「性差別?それとも人種差別のつもり?」

エンジェル・ダストに「アソコがねじれて機嫌悪いの?」と茶化されたバギーが返したセリフ。バギーはレズビアンでチャーリーに恋していた為、エンジェル・ダストの下品なジョークにむきになってしまった。毒の利いた軽口の応酬が見所。

「結局のところ世界はたんなる劇場だ。私好みのエンターテイメントを上映するためのね」

報道番組を観てハッピー・ホテルを訪れ、チャーリーに援助を申し出たアラスターの言葉。彼は自分の悪行をルーティーンワークと自嘲し、退屈な日常を忘れさせてくれる新しい刺激に飢えていた。そんな時に悪魔を更生させるホテルなどという奇想天外な計画を知り、発起人のチャーリーとなら新しいエンターテイメントを創造できると夢を抱く。

「そんなものはナンセンスだ、贖罪なんて人間にはないのだ。あの手の罪人たちは誰一人救われやしない、罪を償う機会は生者であった頃のみにこそ与えられる。私は世界中のクズどもが宿泊するのが見たい、地獄の業火に焼かれるためだけに何度も何度も転落する様を!」

チャーリーに「更生を手伝ってくれるの?」と聞かれたアラスターの言葉。彼は人間に贖罪などありえないと断言し、ただただ利己的な娯楽の為に、更生を目的とした悪魔が改心するもののまた堕落して地獄へ逆戻りし、ホテルへ通う様が見たいと演説する。彼の歪んだ性根がよくわかるセリフ。

『ハズビン・ホテル』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

本作の前タイトルは『私達に似た人々』(People Like Us)だった

『ハズビン・ホテル』(Hazbin Hotel)にタイトルが決定する前、本作は『私達に似た人々』(People Like Us)と呼ばれていたが、これはアラスターなど一部のキャラクターが、作者であるヴィヴィアン・メドラーノが中学時代に創作したもので、彼女のコンプレックスや複雑な悩み、生い立ちが投影されているため。実際に本作のキャラクターはドラッグ・セックス依存やアルコール中毒、性的マイノリティなど生活面で悩みを抱えた者が多く、そのダメさ加減も含め異常な人間臭さを獲得している。

『ハズビン・ホテル』のHazbinは「かっては素晴らしかったが今や全盛期を過ぎた」という意味

本作のタイトル『ハズビン・ホテル』のHazbinは「かっては素晴らしかったが今や全盛期を過ぎた」という意味。「has been」(~していたことがある)が語源と言われている。
早い話が「廃れた、時代遅れのホテル」である。

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