魔入りました!入間くん(漫画・アニメ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『魔入りました!入間くん』とは『週刊少年チャンピオン』2017年14号から連載している西修のファンタジー漫画作品。主人公の鈴木入間はクズな両親に売られ、魔界の大悪魔・サリバンの孫となり、彼が理事長を務める悪魔学校・バビルスに入学する。非力な人間の少年なのに非偶然と勘違いで天才扱いされる事に困惑していた入間だが、バビルスで出会う個性的な仲間と絆を育むうちに、彼らと肩を並べる一人前の悪魔を目指すという目標ができる。

翌日、アリスには母親が、クララには家族総出で見学にきていた。入間はサリバンやオペラとの団欒を楽しむ。最優秀師団は後夜祭で発表された。3位から順に読み上げられるが、魔術研究師団の名前はない。発表が終わると同時にカルエゴがスピーチに立ち、新たに設けられたトリッキーで賞が魔具研究師団に授与された。入間の位階は2→3に上がる。

悪食の指輪の秘密

入間が昇級すると同時に、悪食の指輪との会話が可能になる。指輪から現れた単眼の紳士はアリクレッドと名乗り、指輪の化身だと入間に告げる。ある朝目覚めた入間は、性格が180度変わっていた。入間の性格改変の原因は、アリクレッドがかけた魔法だ。悪魔の本質を知るには、悪魔に近い行動様式になるのがいいというのが理由だった。悪魔には悪周期というものが存在し、これは悪意への欲求が高まる定期的な発作をさす。アリクレッドの存在を知らない問題クラスの面々は、入間に悪周期が来たと誤解する。

ロイヤルワン

一方、問題児クラスでは異臭騒ぎが持ち上がっていた。ゴミ処理場まで行くのを面倒がった他所のそのクラスの生徒が、教室の前にゴミを置いていくのだ。おまけに他の教室と隔離され不便だと、クラスの面々の間で不満が噴出する。そこで入間が提案したのは、ロイヤルワンへの移動だ。ロイヤルワンとは、魔王が学園在籍時に使っていた特別に豪華な教室。次代の魔王にふさわしい選良しか入れず、そんな逸材はまだバビルスに現れていなかった。入間はクラスメイトを引き連れ担任のカルエゴに直談判にいく。カルエゴは「教職員全員の許可証を3日以内に集めたら承諾する」と条件を出す。しかしクラスメイト達は、ロイヤルワンへの移動にそれほど乗り気ではなかった。しかし、問題児ぞろいのクラスメイトらは、自分たちの行動が学園中をひっくり返すと入間に説かれ、許可証集めに俄然意欲を見せる。
入間のクラスメイトのアンドロ・M・ジャズことジャズは、「盗視(ピット)」という家系能力を持っていた。盗視を使えば対象が何をどこに隠しているか、どんな風に手を動かせばそれをバレずにスレるかわかるのだ。

『魔入りました!入間くん』の登場人物・キャラクター

主要人物

鈴木入間(すずき いるま) / イルマ

CV:村瀬歩
主人公で14歳の中学生。位階はアレフ(1)→ベト(2)→ギメル(3)→ダレス(4)と変遷。使い魔はナベリウス・カルエゴ、魔具研究師団所属。
生まれも育ちも人間界の人間の少年だが鬼畜外道な両親によって酷使され、頼まれると断れない極度のお人好しになる。トラブル塗れの過酷な人生を送ったせいで驚異的な危機回避能力に恵まれる。人生の大半出稼ぎを強いられた関係上野宿に慣れておりサバイバルの知識が豊富。また見た目からは想像できないほどの大食いでバビルスの食堂のメニューを制覇した。小柄で中性的な顔立ちのせいか女装も全く違和感がなく、ケロリの前座としてライブで踊った経験がある。
優しく真っ直ぐな生活で仲間思い。最初は人間だとバレたら酷い目に遭うと警戒し、できるだけ目立たように学園生活を送っていたが、アリスやクララはじめ問題児クラスの個性的な面々と困難を乗り越え友情を育むうちに、彼らと肩を並べて恥ずかしくない立派な悪魔になろうという目標が芽生える。
両親から自分を買い、孫として溺愛しているサリバンをおじいちゃんと呼んで慕っており、関係は極めて良好。サリバンにはいささか過保護なほど可愛がられている。
魔法は使えないが、飛行レースの時に授けられた悪食の指輪の能力で魔力を吸収・蓄積・解放できる。しかし安易に指輪に頼るのはズルと考え、必要な局面以外では使用を制限している。位階2に昇級すると同時に自我を得た悪食の指輪・アリクレッドをアリさんの愛称で呼ぶ。
バビルスに入学した最初期に出会ったアリスとクララは大事な親友であり、毎朝一緒に登校したり、互いの家を行き来したりととても仲がいい。収穫祭でコンビを組んだリードの家にもサリバンにおねだりして買ってもらった携帯ゲーム機を持って遊びに行くなど、着々と交友関係を広げている。

入魔(いるま)

CV:村瀬歩
悪食の指輪・アリによって性格改変魔法をかけられて生まれた入間のもう1つの人格。傲岸不遜、大胆不敵で俺様な性格に豹変するが、根っこのお人好しは健在で用務員さんの草むしりを引き受けたりしている。周囲には悪周期と勘違いされている。

悪食の指輪(アリクレッド / アリ)

入間がサリバンから貰った指輪。魔力を保管し出力する魔具。魔力が枯渇すると周囲の魔力を吸収する。
最初は自我を持たず入間の右手に嵌まっていたが、入間がベト(2)に昇級した際に自我に覚醒し、ギメル(3)に昇級した際に会話ができるようになった。魔術の初心者である入間に指導を施す師匠にして相棒。入間の変化術にかけられた時は、タキシードを着た単眼の紳士の姿をとる。実は超レアな指輪なので、正体がバレると騒ぎになると警戒し安全が確保できるまで表に出ようとしない。入間をイル坊の愛称で及ぶ。入間に性格改変魔法をかけ入魔の人格を作り出した張本人。

アスモデウス・アリス

CV:木村良平
魔界の名門アスモデウス家の跡継ぎ。位階はダレス(4)。炎を自在に操る魔術を駆使する秀才で使い魔はゴルゴンスネーク、入間と同じ魔具研究師団所属。
サラサラピンク髪に赤い目の貴族的な風貌の美少年で女子に圧倒的人気を誇る。
文武両道で才色兼備なエリート中のエリート。自分から新入生代表の座を奪った入間を一方的に敵視し決闘を挑むが完敗。それまで敗北を知らなかった自分を打ち負かした入間に惚れこみ、様付けで呼ぶほどの従順さを見せる。入間命といえるほど熱烈な忠誠を誓い、彼に害を成すものには容赦なく制裁を下す。
魔界には友達という概念がなく、当初は入間の従僕として仕えていたが、「友達だ」と入間に宣言された事に感激して以降何かというと「自分はイルマ様のおトモダチだ」と吹聴するようになる。
普段はクールでプライドが高いが入間に対してはベタベタに甘く、彼が絡むと感情の振れ幅が激しい。クララとは入間をとりあってよく喧嘩もするが、周囲からは凸凹トリオとして生温かく見守られている。以前は魔王になる野望を抱いていたが、誰にでも分け隔てなく優しく、それでいてどんな困難にも屈しない入間の人柄に感銘を受けてからは、自分の手で入間を魔王の座に押し上げその補佐をするのが夢となった。
同じ問題児クラスのサブロとは犬猿の仲のライバル同士だが、収穫祭では抜群のコンビネーションを見せた。

クララ・ウァラク

CV:朝井彩加
入間やアリスと同じ問題児クラスの女生徒。位階はギメル(3)。家系能力は「呼び出し」で、一度見た物はなんでも魔力で作り出すことができる。使い魔はファルファル、魔具研究師団所属。
長い緑髪と緑の瞳、ピンクの巻き角とギザギザの歯が特徴。天真爛漫で家族思いないい子だが、そのエキセントリックな性格故周囲に珍獣扱いを受け、入間に出会うまではどこでも飲み物やお菓子を取り出せる家系能力に付け込まれ、男子生徒達の使い走りにされていた。本人も薄々それに気付きながらこんな自分に付き合ってくれる代償と諦めていたが、「見返りなしでも遊ぶよ、友達だもの」という入間の言葉に打たれ、彼やアリスの友人となる。
アリスとは入間を巡ってよく張り合うが、なんだかんだ仲が良く凸凹トリオとして周囲に認識されている。入間とアメリの密会を知ってやきもちを抱いた事がきっかけで入間への恋愛感情を自覚、入間をメロメロにする為に女の魅力を磨く。
5人兄弟の長女。家族は長男のウララ除いて皆クララと同じハイテンションの賑やか一家。

サリバン

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