零〜濡鴉ノ巫女〜（Fatal Frame V）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】
『零～濡鴉ノ巫女～』は任天堂発売の和風ホラーゲーム『零』シリーズの第6作目（通算9作目）である。キャッチコピーは「死の山、幽婚、神隠し すべては水でつながっている。」。不来方夕莉、雛咲深羽、放生蓮の3名が操作キャラクター。日上山という水をご神体として崇める霊山が舞台。夕莉は消えた恩人や依頼人を、深紅は母を、蓮は死者を写した弔写真を追い、それぞれの事情から怨霊が徘徊する日上山へ踏み込んで怨霊との戦闘や探索をくり広げる。映画さながらの美麗グラフィックと陰鬱な雰囲気がファンを集めている。
本作では濡れ具合に応じて射影機戦での与ダメージ量が増大するメリットがある一方、怨霊との遭遇率や被ダメージ量も上がってしまうデメリットがある。
「夜泉濡」は黒く変色した状態の怨霊をさすが、特定の攻撃を受けると主人公側も夜泉濡状態と化し防御力の低下・体力メーターの減少・視界の悪化などが追加されるため消耗アイテムの「清めの火」を使うなどして上手く脱出する必要に迫られる。
看取り
怨霊を倒すと発生する演出で、怨霊の生前の過去を追体験するシステム。
影見（かげみ）
コントローラー操作で可能な行動。日誌や遺髪などの特定アイテムから持ち主の記憶を垣間見る。
寄香（よすが）
影見を行う際に必要な捜索対象の思念が強く焼き付いた物。その人の髪など体の一部、姿を写した写真や所持品が挙げられる。
残影（ざんえい）
影見で見た対象者の残像。白く光る人影として表示される。
ファインダーモード
射影機を覗くと主観視点に切り替わり、この状態に限り霊を撮影できる。霊とのバトルでは射影機で撮影する事で撃退できる。
従来シリーズからの変更点としてファインダー内にたくさんの被写体を入れるほどダメージが大きくなるシステムが採用された。これと密接に絡むのが怨霊撮影時にダメージを与えると飛散する霊片の存在であり、放置しておくと怨霊が吸収して体力を回復してしまうのだが、被写体を誘き寄せる釣り餌としても活用できる。強化レンズやフィルムを交換するとより強力な撮影が可能となる。
敵に掴みかかられた際にタイミングよくBボタンを押すことで攻撃を回避する、攻撃してくる直前の敵にカウンターで攻撃をするとフェイタルフレーム（大ダメージを与えられる瞬間）となり、敵を吹っ飛ばしてダメージを与えさらに追い討ちをかけるシリーズ従来の要素もきちんと踏襲されている。
撮影ポイント
FATAL FRAME
特定のタイミング（「報」装備だとフェイタルフレームランプが点滅）で撮影できる。なおフェイタルフレームとは相手の弱点を突いた、大ダメージを与えられる瞬間のこと。
CloseShot
近距離攻撃。
MaxShot
最大値まで蓄積してから攻撃。
ZeroShot
MaxShot ＋ ShutterChance。
BoostShot
強化レンズ（零・滅・撃・月）で撮影。
DoubleShot
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目次 - Contents
- 『零〜濡鴉ノ巫女〜』の概要
- 『零〜濡鴉ノ巫女〜』のあらすじ・ストーリー
- 序 水籠（操作キャラクター：雛咲深羽）
- 一ノ雫 残影（操作キャラクター：不来方夕莉）
- 二ノ雫 日上山（操作キャラクター：不来方夕莉）
- 三ノ雫 弔写真（操作キャラクター：放生蓮）
- 間ノ雫 影見（操作キャラクター：不来方夕莉）
- 四ノ雫 神隠シ（操作キャラクター：不来方夕莉）
- 五ノ雫 マヨイガ（操作キャラクター：放生蓮）
- 六ノ雫 永久花（操作キャラクター：不来方夕莉）
- 七ノ雫 逢世（操作キャラクター：不来方夕莉）
- 八ノ雫 大禍刻（操作キャラクター：放生蓮）
- 九ノ雫 柩籠（操作キャラクター：雛咲深羽）
- 十ノ雫 幽婚（操作キャラクター：放生蓮）
- 十一ノ雫 夜泉子（操作キャラクター：雛咲深羽）
- 十二ノ雫 彼岸舟（操作キャラクター：不来方夕莉）
- 十三ノ雫 禍津陽（操作キャラクター：放生蓮）
- 終ノ雫 夜泉ノ花嫁（操作キャラクター：不来方夕莉・放生蓮・雛咲深羽）
- 放生蓮篇エンド
- 死後ノ恋
- 孤独ノ箱
- 箱ノ中
- 花冷え
- 雛咲深羽篇エンド
- 夜泉子
- 夢ノ通路
- 不来方夕莉篇エンド
- 夜泉ノ花嫁
- 抱擁
- あやね篇
- 一ノ綾 雨ノ稀人
- 二ノ綾 紫糸
- 三ノ綾 幽ノ宮
- 終ノ綾 花筏
- 『零～濡鴉ノ巫女～』のゲームシステム
- 基本システム
- シリーズ初登場の要素
- 濡れメーター
- 夜泉濡れ（よみぬれ）
- 看取り
- 影見（かげみ）
- 寄香（よすが）
- 残影（ざんえい）
- ファインダーモード
- 撮影ポイント
- FATAL FRAME
- CloseShot
- MaxShot
- ZeroShot
- BoostShot
- DoubleShot
- TripleShot
- SurpriseShot
- JustKill
- OverKill
- SpecialKill
- DoubleKill
- TripleKill
- ShutterChance
- FatalTimeKill
- 強化レンズ
- 「圧」
- 「滅」
- 「吸」
- 「遅」
- 「撃」
- 「得」
- 「縛」
- 「零」
- 「蝶」
- 「看」
- 「聲」
- 「月」
- 強化装置
- 「無」
- 「祭」
- 『零～濡鴉ノ巫女～』のアイテム
- 万葉丸
- 御神水
- 清めの火
- 鏡石
- フィルム
- ○七式
- 一四式
- 六一式
- 九〇式
- 零式
- 『零～濡鴉ノ巫女～』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 不来方夕莉（こずかた ゆうり）
- 雛咲深羽（ひなさき みう）
- 放生蓮（ほうじょう れん）
- サブキャラクター
- 鏡宮累（かがみや るい）
- 黒澤密花（くろさわ ひそか）
- 氷見野冬陽（ひみの ふゆひ）
- 百々瀬春河（ももせ はるか）
- 白菊（しらぎく）
- 榊一哉（さかき かずや）
- 渡会啓示（わたらい けいじ）
- 枢木恭蔵（くるるぎ きょうぞう）
- 片品紡（かたしな つむぎ）
- 黒澤逢世（くろさわ おうせ）
- 麻生邦彦（あそう くにひこ）
- 雛咲深紅（ひなさき みく）
- あやね
- 『零～濡鴉ノ巫女～』の用語
- 霊片（れいへん）
- フェイタルフレーム
- フィラメント
- フィルム
- 射影機（しゃえいき）
- シャッターチャンス
- 霊石灯（れいせきとう）
- ゴーストハンド
- 懐中電灯
- カセットテープ
- テープレコーダー
- 霊石ラジオ
- ビデオテープ
- 日上山（ひかみやま）
- 人形見（ひとがたみ）
- 人柱（ひとばしら）
- 匪（はこ）
- 夜泉子（よみこ）
- 夜泉濡（よみぬれ）
- 夜泉（よみ）
- 黒キ澤（くろきさわ）
- 寄香（よすが）
- 影見（かげみ）
- 残影（ざんえい）
- 幼巫女（おさなみこ）
- 幽婚（ゆうこん）
- マレビト
- 弔写真（とむらいしゃしん）
- 永久花（とこしえばな）
- 濡鴉ノ巫女（ぬれがらすのみこ）
- 禍津陽（まがつひ）
- 看取り（みとり）
- マヨイガ
- 隠行（おんぎょう）
- 紫糸（ゆかりいと）
- 『零～濡鴉ノ巫女～』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
- 「人生は時にコーヒー1杯の温かさの問題」
- 「ゆっくり ゆっくり死ね！」
- 「あなたにあえてよかった」
- 『零～濡鴉ノ巫女～』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- 日上山のモデルは青森の恐山
- CМには劇場版『零〜女の子だけがかかる呪い～』の主演・中条あやみと森川葵が出演
- 『零～濡鴉ノ巫女～』の主題歌・挿入歌
- エンディングソング：AnJu『HIGANBANA』
- エンディングソング：天野月『鳥籠-in this cage-』