龍が如く7 光と闇の行方(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『龍が如く7 光と闇の行方』とは、セガが発売するアクションアドベンチャーゲーム「龍が如くシリーズ」の第7作目に当たる作品である。キャッチコピーは「ゲームに飽いた人たちへ」。本作は、龍が如くの主人公であった桐生一馬に代わり春日一番が主人公となり、彼が刑務所というどん底に突き落とされてから本物の龍になるまでの姿を描いている。重くハードなストーリー展開はそのままに、これまでの喧嘩アクションに新しくライブコマンドRPGバトルが加わり、これまでのシリーズとは全く異なったRPG作品となっている。

色褪せた星

オムニの誓いで悪態をつく客。彼はかつて一世を風靡した韓流スターの「イ・リュウジョン」だった。

イ・リュウジョンのファンだと言う初老の女性。メディアから姿を消してもイ・リュウジョンのファンはまだまだいるのだった。

春日は、「オモニの誓い」で酒に溺れ店員にかみついている男性客を目撃する。その男は、昔人気のあった韓流スター「イ・リュウジョン」であるという話を店長から聞かされる。彼はスキャンダルによって変わってしまったようだ。春日は別の店で、他の客に絡んでいるイ・リュウジョンを発見する。店の外で落ち着かせることに成功した春日は、公園へと連れていき話を聞くことにした。
イ・リュウジョンはかつての人気がなくなって落ちぶれてしまったことで自暴自棄になっていた。イ・リュウジョンは俳優として活躍していたころ、大物プロデューサーから映画の主演を与える見返りに、献身的にサポートしてくれていた女性マネージャーの枕営業を提案されてしまう。イ・リュウジョンは何度もそれを断り、挙句の果てにそのプロデューサーを殴ってしまいその俳優の世界から転落したのだった。正義を貫くも、ファンを失望させてしまったことは間違いなく自分の責任であるというイ・リュウジョンに対し、春日はいくらでも吐き出していいと優しく声をかけるのだった。落ち込むイ・リュウジョンだったが、そこに「あの......あなたもしかしてリュウ様.......」と初老の女性が話しかける。その女性は、イ・リュウジョンの横顔が、彼の代表作「そなたと私の冬」のワンシーンにそっくりで話しかけたというのだ。さらに女性はその作品のパンフレットを取り出し、聖地巡礼中に今は他界してしまった旦那と結婚したのだという思い出を反芻させた。イ・リュウジョンは人気俳優として一人のファンに夢や希望を与えていた、少なからず自分の復帰を待っている人がいてくれていたのだ。イ・リュウジョンは、もう一度役者として舞台に立ちたいと思い前向きになるのだった。

イ・リュウジョンが店で暴れてたことをネタに取引を持ち掛ける都築。再出発の邪魔をする記者に対して春日は憤りを隠せない。

春日は、別の場所で都築という男と会話しているイ・リュウジョンを目撃する。バーで暴れているところを芸能記者である都築に撮られていて、5,000万円でデータを引き渡すと脅されていたのだ。春日はイ・リュウジョンに脅しに屈して払う必要はないと、そのチンピラまがいの都築に制裁を加えるのだった。出演料で揉めて干された三流役者がと罵る都築に対し、春日はイ・リュウジョンが業界から消えた真実を伝える。出演料で揉めたのではなく女性マネージャーを守るために消えたという話に都築は驚くもイ・リュウジョンの目を見て納得し、深く反省してその場でデータを消すのだった。イ・リュウジョンもこれまでの行いを反省して、一人でも多くの人に感動を与える役者になることを決意した。都築は最後に『イ・リュウジョン電撃復活!長い沈黙を破り、決意のリスタートを宣言!』と言って、イ・リュウジョンを後押しする一枚を写真に収めるのであった。

君を忘れない

楓と春日の再会。春日は楓のことを覚えていなかったが、楓は春日のことをよく知っていた。

喫茶「ポケット」で楓と時間を過ごす春日。店員は、なぜか春日の分しか水を持ってこず、それを指摘してもピンと来ていなかった。

春日は、街で少女に声をかけられる。少女は遠野楓と名乗り春日のことを知っているようだった。しかし春日はその少女を覚えていなかった。楓は神室町で不良たちに襲われそうになっているところを助けてもらったお礼がしたくて春日に会いに来たというのだ。それでも心当たりがなかった春日だったが、お礼を言うためだけに会おうとしていてくれた楓に感動し、彼女と一日デートをすることを決めるのだった。
ゲームセンターでUFOキャッチャーやプリクラを撮って楽しいひと時を過ごした後は、ご飯を食べるために喫茶ポケットへと向かった。春日はそこでも楓と談笑して盛り上がるのだったが、そこでは水が春日の分だけしか用意されていない、楓の注文したオレンジジュースは飲まれていないなど不思議な現象が起こっていた。
春日はその後、金に困っているチンピラに絡まれてしまう。「危ないから下がってな」という春日の姿を見た楓は、かつて神室町で同じように助けてくれた姿がフラッシュバックするのだった。チンピラを蹴散らし、春日は楓の無事を確認した。「あの頃と同じ......やっぱり春日さんは私のヒーローです」と言い、楓は想いをさらに募らせるのだった。

横浜の夜景を眺める楓と春日。楓は春日に想いを伝えたあと、姿を消すのだった。

楓がいなくなり、プリクラを取り出す春日。ゲームセンターで一緒に撮ったはずなのに、楓だけ消えていたのを確認し春日は全て察するのだった。

空は夕焼け、デートも終わりに差し掛かり、楓は最後に行きたいところがあると春日に伝えた。夜、二人は横浜の夜景を眺めていた。時間がたってもこうやって会えるなんて偶然があるんだなという春日に、病室からずっと春日の姿を見ていたという楓。ベッドの上で代わり映えのしない闘病生活を送っていた楓にとって春日の存在は心の支えになっていたのだ。楓は「ずっと好きだったんですから」とその想いを告白した。驚き慌てる春日に、楓は続けて「私の分も、これからずっとずっと、長生きしてくださいね」と意味深な言葉を伝えるのだった。すると、通りかかった警察官に一人で何を騒いでいるんだと注意される。春日は警察官に平謝りしながら一人ではないと振り返ると、もうそこには楓の姿はなかった。そこで何かを察した春日は、楓と一緒に撮ったプリクラを見ると、そこには春日しか映っていなかった。春日は、「フッ......またいつか、会えるよな」と言い、一人夜景を眺め続けるのだった。

『龍が如く7 光と闇の行方』の主題歌・挿入歌

主題歌:湘南乃風&中田ヤスタカ『一番歌』

作詞:湘南乃風
作曲・編曲:中田ヤスタカ

2020年1月9日にデジタル・リリースされた中田ヤスタカ作曲による湘南乃風の主題歌。「龍が如くシリーズ」の名越監督からオファーを受けて実現、PVではモデリングされたメンバーが龍の如く7の世界で一番歌を歌いあげている。

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