ジョーカー(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ジョーカー』とは、2019年にアメリカ合衆国で作成されたスリラー映画である。DCコミックス『バットマン』に登場するスーパーヴィランであるジョーカーが主人公となっており、2019年10月4日に日米同時公開された。舞台は、まだバットマンが誕生する以前の、不景気により治安の悪化する1981年のゴッサム・シティ。後のジョーカーことアーサーは、発作的に笑い出してしまう病と病弱な母親を抱えながら、一流のコメディアンを目指して貧しい生活を送りながらピエロのアルバイトを続けていた。

アーサーの母親で、軽い認知症を患っている。かつて街の名士で大富豪のトーマス・ウェインの元でメイドをしていた。要介護状態で働けず、トーマスの元に生活の援助を求める手紙を頻繁に送っている。ある時アーサーがトーマスの隠し子である、と書いた手紙の内容をアーサーに見られてしまう。実際は、自らの虚言癖が原因でメイドをクビになっており、更にトーマスの紹介で養子として迎えたアーサーを、自らの恋人が虐待するのを放置した罪で逮捕され、精神科に入院していたという過去を持っている。過去にはトーマスと親しい関係であったことを示す写真が残されているが、真相を知り絶望したアーサーによって、それ以上詳しいことは不明のまま入院中の病院で殺害される。

トーマス・ウェイン(演:ブレット・カレン)

ゴッサム・シティの市議会議員で大富豪。妻と息子のブルース・ウェインがいる。医療制度の予算を削減したことから、ゴッサムの一般市民から批判を受けている。かつてアーサーの母、ペニーを屋敷でメイドとして雇っていた。ペニーの手紙によって自らを父と呼び訪ねてきたアーサーを冷たくあしらう。家族で劇場を訪れていたところ、富裕層に対する不満が爆発し暴徒と化した市民により銃で撃たれ殺害された。

ギャリティ刑事(演・ビル・キャンプ)

ゴッサム・シティの刑事。地下鉄でピエロの格好をした男にサラリーマン3人が殺された事件を追っている。アーサーを疑っており、ペニーから事情徴収し、元同僚のランドルに手をまわして証拠を見つけようとする。テレビに出演するためジョーカーの仮装をして街を歩いていたアーサーを追いかけるが、地下鉄の中でデモに参加するピエロ仮装の市民たちに阻まれ見失ってしまう。

バーク刑事(演:シェー・ウィガム)

ゴッサム・シティの刑事。ギャリティ刑事と共に、地下鉄でピエロの格好をした男にサラリーマン3人が殺された事件を追っている。ジョーカーの姿となったアーサーを追いかける途中、地下鉄の中でデモの参加者であるピエロに扮装した一市民を銃で誤射してしまい、そのまま市民に暴行されアーサーを見失ってしまう。

ランドル(演・グレン・フレシュラー)

アーサーのアルバイト先の同僚で、大道芸人。街の不良に暴行されたアーサーに護身用の銃を渡す。その後、仕事中の銃の所持がバレたアーサーは上司からクビにされたが、保身から銃の出どころが自分であることは隠していた。警察に地下鉄のサラリーマン殺しの証言を頼まれ、同僚のゲイリーと共に何食わぬ顔でアーサーの自宅を訪れる。既にジョーカーと化したアーサーには目論見を見抜かれており、ハサミで胸を刺されたのち、壁に頭を打ち付けられて殺害される。

ゲイリー(演:リー・ギル)

アーサーのアルバイト先の同僚で、大道芸人。小人症で子供ほどの身長である。クビにされたアーサーのことを心配していた。ペニーが亡くなったことを知り、同僚のランドルと共にアーサーの自宅を訪れたが、そこでアーサーがランドルを殺害するところを目撃してしまう。自分も殺されると思い命乞いをするが、以前から損得なしにアーサーに対して優しくしていたことから、アーサーから危害を加えられることなく見逃された。

ジーン・アフランド(演:マーク・マロン)

マレー・フランクリンが司会を務めるテレビ番組「マレー・フランクリン・ショー」のプロデューサー。アーサーの出演したナイトクラブでのショーを番組で放送し、そのすべり方を面白おかしくトーク番組にするため、アーサーをゲストとして番組に招待した。

アルフレッド・ペニーワース(演・ダグラス・ホッジ)

ウェイン家の執事。主にトーマスの息子ブルースの世話をしている。トーマスの息子を名乗り屋敷にやってきたアーサーに向かって、それが養母である元メイドのペニーの虚言であると告げ、アーサーを追い返す。

ブルース・ウェイン(演・ダンテ・ペレイラ=オルソン)

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