マイ・ドッグ・スキップ(My Dog Skip)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『マイ・ドッグ・スキップ』とは、2000年にアメリカ合衆国で公開された、孤独な少年と飼い犬の交流を描くヒューマン映画である。原作は作家ウィリー・モリスによる同名の自伝小説『My Dog Skip』。
原作者の回想記を元に、一匹の子犬との出会いによって、孤独な少年が愛と友情と別れを学び成長していく実話に基づいた感動ストーリー。監督はジェイ・ラッセル、主演はフランキー・ムニッズが務めた。

エレン・モリス(演:ダイアン・レイン)

日本語吹替:高島雅羅
ウィリーの母親。ジャックとは対照的に楽天的でほがらかな性格。友達がいない息子を心配し、犬を通して周りと馴染めるのではないかと考え、ジャックには内緒でこっそり息子の誕生日プレゼントにジャック・ラッセル・テリアの小犬を贈る。
学校でいじめられて辛そうな息子を見て、元気付けるためスキップが車を運転しているかのように見せて周囲を驚かし、スキップと息子を人気者にさせた。

ディンク・ジェンキンス(演:ルーク・ウィルソン)

日本語吹替:内田直哉
ウィリーの隣の家に住んでいる元野球選手。いろんな話をしてくれるディンクはウィリーにとってのヒーローであり、唯一の理解者であった。戦争に行くことになり、ウィリーとは離れ離れになる。ウィリーを心配に思い戦場から手紙や荷物を送ってくれる。しかし、戦争で人を殺す事への恐怖心から逃げ出してしまい、帰還してからは人が変わってしまったかのようにお酒に溺れてしまう。

リバース・アップルホワイト(演:ケイトリン・ワックス)

日本語吹替:矢島晶子
ウィリーと同じ学校に通う女の子。学校ではマドンナのような存在。犬が好きで、スキップを通してウィリーと仲良くなっていく。仲良くなってからは、ウィリーとスキップとビッグ・ボーイ達と共に行動していく。行動するにつれてウィリーの事が好きになり、ウィリーの将来の夢が小説家である事を知りながら、「小説家の奥さんになりたい」と告げる。

ビッグ・ボーイ・ウィルキンソン(演:ブラドリー・コリエル)

左側の帽子を被った男の子

いじめっ子のリーダー的存在。いつも3人で行動している。憧れの存在であるディンクが男らしくないウィリーに優しくしている事に対して許せないという嫉妬でウィリーをいじめていたが、自分もスキップと遊んでみたくなり、ウィリーを仲間に入れる事にする。ウィリーを仲間に入れてからは、ウィリー、スキップ、元からの仲間2人、リバースと行動し皆で映画館に行ったり、戦争ごっこをして楽しんだ。

ミラード(演:クリント・ハワード)

墓地の倉庫で密造酒を売っている犯行グループの1人。リーダー格に付いて回り、少しおっちょこちょいの所がある。ウィリーの度胸試しの時にウィリーとスキップに会っており、自分達の犯罪を告げ口するなと注意していた。しかし、スキップがまた倉庫に現れたのでスコップで殴ってしまう。ディンクがスキップを助けに来て警察に告げ口されると思い、逃げる。

ナレーター(演:ハリー・コニック・Jr)

日本語吹替:横堀悦夫
マイ・ドッグ・スキップではナレーションで始まりナレーションで終わる。最初に原作者ウィリー・モリスが昔を思い出し、子供の頃を懐かしむように語り、ウィリーがどういった少年なのかの説明が入る。そして最後も「スキップは僕の心の中で眠っている」でナレーションは終わり、幼少期にスキップと遊んでいたシーンで終わる。ナレーションありきの映画である。

『マイ・ドッグ・スキップ』の用語

ウォルドー・グレイス

ウィリーが黒人の男の子から教えてもらった黒人の野球選手。男の子の地元では有名な野球選手だが、ウィリーは今まで隣人で地元のヒーローだった白人の野球選手しか見ていなかった。スキップを通してたくさんの人と出会い、たくさんの経験をしたウィリーは今まで見た事がなかった黒人達の野球試合を観戦しに行った。

魔女の墓

ビックボーイ達がウィリーの男としての度胸を試す為に、ウィリーに一晩過ごせと言った場所。その墓地には魔女が埋まっているとビックボーイ達は噂していた。そこで、ウィリーは一晩過ごし、見事ビックボーイ達に仲間として認めてもらえる事になる。

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