セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさんの名言・名セリフまとめ

『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』とは、ナンセンスギャグを得意とするうすた京介が、『週刊少年ジャンプ』で描いた伝説的なギャグマンガである。
謎の格闘技「セクシーコマンドー」の使い手である本作の主人公・花中島マサルの繰り出すシュールで支離滅裂なギャグが本作の見所である。
本作に出てくる名言もシュールなものばかりで、名言と言うより、どちらかと言うと迷言に該当しそうなものばかりである。

鬼風陣豪。校長ことさかきばらのぶゆきの昔の教え子。

新聞に、1人の男が総理大臣に就任したと書かれていた。彼の名は鬼風陣豪。彼は校長ことさかきばらのぶゆきの教え子であった。

30年前、のぶゆきは教員で、豪は一匹狼の不良であった。当時ののぶゆきは同僚とそりがあわず、教員達のはみだし者であった。のぶゆきは豪と似たところがあったのか、豪のことを気にかけていた。

ある日のぶゆきは豪に、「いつか俺が校長になってこの学校を変えてやる」と言うと、豪は、「あんたが、校長になるってことがまずねーよ」と憎まれ口を叩いた。

するとのぶゆきは、「なぜだ、おれがはみだし教師だからか?違うぞ、豪!はみださなければ見えないことがたくさんあるだろう!?むしろ、はみだしたものこそが世の中を動かしていくのだ!」と言った。

豪はのぶゆきの大口に腹をたてたのか、「じゃあ、今のあんたにこの学校を動かせんのかよ!?口先だけならいくらでも言えるんだよ!!今ここで証明してみろよ!!」と言うと、のぶゆきは校舎の壁に手を付いて力を込めると、壁を思いっきり押し始めた。
すると、校舎が大きな音をたてて揺れだした。地面にはわずかに校舎が動いた後があり、豪は呆然としていると、土煙にまみれたのぶゆきが「どうだ成せば成るだろう、自分の力を信じろ」と、豪に声をかけた。
感極まった豪が、「先生」とのぶゆきに声をかけようとするが、土煙の中から現れたのぶゆきは10歳以上も老け込んでいた。あまりの変貌振りであったため、豪は「老いてるー!!!」と驚いてしまう。

校長の若かりし頃のエピソードである。校長は力を使うと、代償として老け込んでしまうようで、時折臨死状態になるのはその為と思われる。その上、このエピソードは校長がまだ若い頃の話であったので、老け込んだ時のインパクトは凄まじいものであったはずである。

のぶゆきがこの話をマサル達にした後、「わしのやったことは間違っておらんかったようじゃ」と言っているが、本当に間違えていなかったのかどうかは不明。

第6巻

マサル「ジャイあん!!!」

冬休みにマサル達は伊豆温泉へ合宿に行くことになった。泊まる旅館の名前は「気絶温泉男宿」で、旅館に来たマサル達は豪勢な料理に狂喜して、むさぼり食っていたが、なんと料理はニセ物であった。ニセの料理を出されたことで怒り心頭のマサル達の前に現れたのは、男宿の宿長「鼻頭油とり三郎」であった。

油とり三郎は、マサル達に奥の部屋で食事の用意が出来ていると言って案内すると、なぜかその部屋には卓球台があった。するとマサル以外の全員の体がしびれて動けなくなってしまった。彼らが食べたニセの料理にはしびれ薬が仕込まれていたのだ。

しびれ薬が効かない体質であるマサルは、部員達の治療と食事を賭けて油とり三郎と山手線一周ゲームを交えた卓球勝負、「電車卓球地獄変」というゲームを行うことになった。まず油とり三郎が、「お題、あんこの種類、つぶあん!!!」と言ってサーブをすると、マサルは一瞬戸惑いながら、「ジャイあん!!!」と答えてラケットを振ったが、ボールも答えもはずしてしまった。

あんこの種類と言われてマサルは、こしあんでもうぐいすあんでもなく、『ドラえもん』に出てくるガキ大将の名前を言ってしまうという、ぶっ飛んだ思考回路に多くの読者たちは度肝を抜かれてしまった。

マサル「お題!!サバをミソで煮こんだモノ!! さばのみそ煮!!!」

伊豆温泉の旅館「男宿」に泊まったマサル達だが、ニセ物の料理を食べさせられたあげく、ニセ物にしこまれたしびれ薬で一同は身動きが取れない状態となった。しびれ薬が利かない体質であるマサルは、男宿宿長・鼻頭油とり三郎と仲間の治療と食事を賭けて、山手線一周ゲームをしながら卓球を行う、「電車卓球地獄変」というゲームを行うことになった。

最初は油とり三郎のお題「あんこの種類」でマサルは「ジャイあん」と答えてしまったので、点数が1対0になってしまう。

マサルがサーブ権を得ると、マサルは「お題、サバをミソで煮込んだモノ」と言って、「さばのみそ煮!!!」と叫んでサーブを打った。お題が一個しかないので油とり三郎は答えることが出来ず、同点になってしまう。

「汚いぞ!答えが1つしかないじゃないか」と言う油とり三郎に対しマサルは「1つじゃダメとは聞いてないぞ」と、子供じみた理屈で押し通した。ずるい手段やわがままを子供のような理屈で強引に押し切るのがマサルのやり方である。

この後、油とり三郎は、マサルの真似して「レッドスネークカモンでおなじみの芸人」という答えが1つしかないお題を出したが、当の油とり三郎本人が「ゼンジー北京」と言って答えを間違えてしまう(正解は東京コミックショー)。

その後も2人は子供じみた応酬をするものの、結局試合は引き分けになり、2人の荒んだ心はいつしか清清しいものになっていた。

フーミン「僕はつっこみ役なんかじゃない……!やっぱり僕はこっちの世界の人間だー!!」

空手をやっていた時、準優勝をとったマチャ彦、中学時代野球部のエースだったキャシャリン。囲碁の大会で優勝したことがあるアフロ君、彼らと比べて自分は何もないと落ち込むフーミン。そんなフーミンにマチャ彦が「君だってすごいじゃないか、つっこみとか」と言うが、逆に特技がつこっこみしかないことにショックを受けるフーミンだった。

無意識にボケるマサルと一緒にいるために、フーミンは知らず知らずにつっこみが体に染み付いていることを自覚せずにはいられなかった。そこで、セクシーコマンドー部と演劇部を掛け持ちしているモエモエに頼んで、演劇部に見学に行って、つっこみ以外の特技を探そうとした。しかし、フーミンは、自分が無意識に他人の言動につっこみが出来る箇所を探そうとしていると気付いて、冷や汗をかいてしまう。
そして演劇部員達に対して、どうにかつっこみなしの普通の対応をすると、「イケる…!やっぱり大丈夫なんだ…!僕はつっこみ役なんかじゃない……!やっぱり僕はこっちの世界の住人なんだー!!」と心の中で思った。

フーミンは特技がツッコミしかないことに悩んでいただけでなく、セクシーコマンドー部の唯一の常識人である自分が、次第に「つっこみ」を通じてマサル達と同類になっているのではと不安を募らせていたのである。

つっこみなしの普通の対応が出来た時、「やっぱり僕はこっちの世界の住人なんだー!!」と言って喜ぶフーミンであったが、体はなぜかつっこみのポーズをとっていた。

もはや自分はつっこみ無しでは生きていけないのかと落胆するフーミンであった。

マサル・サトル「「チョ☆チョニッシーナマッソコブレッシュ☆エスボ☆グリバンバーベーコンさん」だね…!!」

花中島サトル(左)マサルの実父。

部室にいたマサルの前に、頭にアンテナのようなものをつけたキャシャリンが現れた。マサルはキャシャリンのアンテナを気に入り、物欲しそうな目で彼に近づくと、キャシャリンは急に豹変して、マサルのチャームポイントにつかみかかったが、マサルに気絶させられてしまった。

どうやらキャシャリンは何者かにアンテナで操られていたらしく、おまけに当の本人もアンテナの事に気付いていなかった。

マサル、フーミン、マチャ彦の3人はキャシャリンをマサルの家まで運び、マサルの父・サトルに相談した。事情を聞いたサトルは真相を探るために、「花中島式逆行催眠祭り」を行うと言って、全員に着ぐるみを被らせて、夜まで宴を行った。そして宴が終わると、サトルは記憶呼び覚まし薬をキャシャリンに飲ませた。

キャシャリンは意識が半分眠った状態で、昨日何が起こったか話してくれた。キャシャリンは、トレーニングを終えた後、銀色のタイツを着た2人組の男に変な部屋に連れられて、「君達の学校にいる、花中島と言う男の肩につけている金属の輪っかをとってきてくれ」と言われたのだという。その銀色のタイツを着た2人組みこそ、キャシャリンを操った犯人で、キャシャリンはそのときにアンテナをつけられたようであった。

マサル達はキャシャリンから、犯人の居場所を聞き出そうとしたが、サトルは「相手の目的が分かったので、居場所を聞き出すまでもない」と言うと、マサルはサトルに「アレだね?」と言った。フーミンとマチャ彦が呆気にとられていると、サトルとマサルは、「「チョ☆チョニッシーナマッソコぶれッシュ☆エスボ☆グリバンバーベーコンさん」だね…!!」と言った。

つまり、キャシャリンにわざとマサルのチャームポイントを渡せば、キャシャリンが犯人に操られて運んでいくので、彼の後を追えば犯人の下に辿り付くというものである。その作戦をマサルとサトルは「チョ☆チョニッシーナマッソコぶれッシュ☆エスボ☆グリバンバーベーコンさん」と呼んでいた。略して「ポエム」である。

よく聞くと作戦自体は論理的で筋が通っているのに、なぜか作戦名は支離滅裂であった。

マサル「ごめんよキャシャリン まあこれもいつか素敵な思い出に変わるから…」

キャシャリンが何者かに操られて、マサルのチャームポイントを盗み出そうとしていた。マサル達はキャシャリンを操った犯人を見つけ出すため、チャームポイントをキャシャリンに渡して、彼を犯人のもとに運ばせようとした。

しかし、チャームポイントはあまりに重すぎて貧相な体躯をしたキャシャリンは運びきれず、倒れてしまった。しかし、倒れていたキャシャリンが急に起き上がり、すばやい動きでどこかに行ってしまった。マサル達が大慌てで、キャシャリンを追いかけていくと、彼は公園に向かっていった。

公園に着いたキャシャリンが「いでよ、秘密基地」と言うと、地面から建物が出てきた(建物の形はキン肉ハウス)。そして建物の中から銀色のタイツを着た二人組の宇宙人が現れた。

実はマサルのチャームポイントは、宇宙人のものだったのだ。マサルは以前セクシーコマンドーを極めるために山で修行していたときに、山に落ちていたチャームポイントを拾ったのだ。その時近くに宇宙人がいて、「その輪っかは我々のものだ」と言って取り返そうとした。しかし、マサルは宇宙人を背負い投げして、チャームポイントを持ち去ってしまう。そのため宇宙人はキャシャリンを操ってチャームポイントを取り返そうと企んだのだ。

宇宙人はチャームポイントをかけて、マサルと再び対峙することになったが、宇宙人はわがままなマサルに翻弄されるばかりであった。それでも彼らはマサルと冷静に話し合おうとしたが、マサルが焦れてチャームポイントを取り返すために殴りかかってきた。
宇宙人はキャシャリンを操って、彼を盾にしようとした。マサルは大きく振りかぶった拳を寸止めしようとしたが間に合わず、「ゴメンよキャシャリン、まあこれもいつか素敵な思い出にかわるから…」と言ってキャシャリンの顔面に拳をヒットさせてしまった。

一応マサルはキャシャリンに謝罪をしているが、傍からみると躊躇せずに仲間を殴っているようにしか見えなかった。その後マサルは、「よくも仲間をやってくれたな」と宇宙人に対して激しい怒りを露にし、体をわななかせると、口元から青いヒゲが生えてきた。すると今度は打って変わって紳士的な態度になり、巧みな話術で宇宙人たちを説き伏せ、チャームポイントを自分のものとすることができた。

やがて宇宙人は静かに立ち去って行ったが、キャシャリンの頭にはアンテナが付いたままだった。

第7巻

トレパン「アタマでけぇー!!!!」

頭についたアンテナを隠すために、おかしな被り物を被せられたキャシャリン。

キャシャリンの頭にアンテナをつけた宇宙人は、彼の頭をそのままにしたまま何処へと去ってしまった。一方、キャシャリンは宇宙人に操られていたので、自分の頭にアンテナが付いているとは露ほどに思っていなかった。そこでマサル達は、彼をクロロホルムで眠らせた後、アンテナを隠すために頭を長く伸ばしたような被り物を被せて、キャシャリンのアンテナを隠した。

何も知らないキャシャリンは、そのまま自分の教室に向かったが、同級生はみんなキャシャリンをチラチラ見ながら「誰か言わないかな、その頭なんですかって」と思っていると、トレパンが教室に入ってきた。彼はキャシャリンを見ると「アタマでけぇー!!!!」と驚いた。それを聞いたクラスのみんなは「ナイスガッツ!!松田先生!!」と賛辞を送った。

トレパンが生徒から賞賛された最初で最後の場面である。

校長「合格じゃーっ!!!」

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