彼方のアストラ(Astra Lost in Space)のネタバレ解説まとめ

『彼方のアストラ』とは、篠原健太が「少年ジャンプ+」(集英社のWebコミック配信サイト)で2016年5月から2017年12月まで連載した同名マンガ、及びをそれを原作としたアニメ作品。
舞台は宇宙への往来が当たり前になった近未来。宇宙空間で何者かに狙われ遭難した、9人の少年少女のサバイバルを描く。宇宙船という閉鎖空間で、彼らを襲った犯人が仲間の中にいるというサスペンスと、仲間達との友情と恋愛を描く学園ドラマのような要素、そしてギャグが融合した作品となっている。

出典: anime-game-review.com

デザインも含め、色々なスーツが販売されている。

第三次世界大戦

世界統一政府は、人工ワームホールの存在を隠すことを決めたが、人工ワームホールの存在無しに、短期間での地球から惑星アストラへの移住は不可能だった。統一政府はつじつまを合わせるために、地球で起きた「キューバ危機」を「第三次世界大戦」に仕立て上げる。
そして西暦2062年を西暦1962年にすり替えることで、惑星アストラでの開拓を、世界大戦からの復興だと教え込ませ、100年歴史を逆戻しし、アストラへの移住を無かったことにした。

『彼方のアストラ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「くっそ嫌いなんだよ。絕望とかいう言葉!」(カナタ)

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一人宇宙に取り残されたアリエスを救うため、カナタは一人で宇宙に飛びだした

アリエス一人が宇宙空間に取り残された時、アリエスの救助に向かう時にカナタが言い放った言葉。
中学1年生の時に起きた遭難事件のとき、自分が何も出来ずに尊敬していた先生を見殺しにしてしまったことで傷ついた心を、なんとか克服しようとするカナタの意思を感じさせる。

「おい手を貸してくれ」(ザック)

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宇宙船から皆が手を繋いで、カナタとアリエスを救い出した

アリエスを救助したカナタだったが、宇宙船の手前でスーツの推進剤が切れ戻れなくなる。
何も出来ずにただ見ているだけの仲間たち。しかし、キトリーとフニが手を繋いで励まし合っているのを見たザックが皆に声をかける。
そして仲間たち全員が手を繋ぎ合い、カナタたちを助ける。
これが最初に全員が協力しあう場面で、作品全体の方向性を示している。

「あんなに怖かったのに、手をつないでいると宇宙ってキレイに見えます。」(アリエス)

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命がけで自分を救ってくれたカナタを見つめるアリエスの目は、信頼に溢れている

宇宙空間に一人で放り出されてしまった時、カナタと仲間達が手を繋いで助けてくれたことで命が助かった後、アリエスがつぶやいた言葉。
この言葉も、この作品を象徴する一言になっている。

「暗闇なら手を繋ぐしかねぇ」(カナタ)

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アリエスが真っ先にカナタの言葉を支持した

故郷から遥か遠くに飛ばされ、救助を期待することもできない。宇宙船はあっても、遠すぎてたどり着くことが出来ない。
途方に暮れる仲間たちを勇気づけるために、カナタが言った言葉。
半分は自分自身を鼓舞するためだったが、アリエスが「宇宙空間に取り残され皆が手をつないで自分達を助けてくれた」ときのことを挙げて同調する。
そして一人一人手を繋ぎながら自己紹介をしていく。
ここから少しずつ仲間たちが心を通わし合うようになる。

「カナタさんは、仲間のために、命をかけられる人なんです」(アリエス)

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落ちたら確実に死ぬ高さを物ともせず、崖を飛び越えるカナタ

フニシアがドラゴンに似た大きな生物に掠われそうになったときに、危険を顧みず救いに行くカナタを見て、アリエスが言う。
自分を命がけで救ってくれたカナタへの信頼を感じさせる言葉。

「ずっとずっと、わたし素直になれなくて、友だちと上手くやれなくて」(キトリー)

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初めてキトリーは仲間に対して素直な気持ちを言うことができた

フニがドラゴンに似た生物に掠われそうになった時に、落ちたら命を落とす程の高さの崖を飛び越え、命がけでフニを助けてくれたカナタに、キトリーが礼を言ったときの言葉。
それまで自分を慕ってくるフニとどう接して良いか分からず、フニを突き放していたキトリー。母親からの愛情を与えられず、使用人に育てられたことで、ワガママで他人に素直になれなくなっていた。キトリーは、そんな自分を姉だと慕いつきまとうフニをどう愛せば良いのかが分からなかった。
フニが掠われそうになったことで、はじめて「自分がフニを大切に思っていた」ことに気付いたキトリーは、カナタや仲間たちとも素直になれなかった自分に気付き、素直な気持ちを出すことが出来た。
はじめて素直な気持ちを表に出し、涙を流すキトリーが印象的な場面。

「危険なのは、お互いが疑い合って、団結が崩れることだ」(カナタ)

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