蒼の彼方のフォーリズム(あおかな)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『蒼の彼方のフォーリズム』とは、2014年11月にspriteによって発売された美少女ゲーム、およびそれを原作としたアニメ・漫画などのメディアミックス作品。長崎県五島列島をモデルとした自然溢れる島々を背景に、大空を舞台としたフライングサーカス(FC)と呼ばれる架空のスポーツに熱中する少年、少女達の恋愛模様を描いていく。かつてFCの有望選手でありながら挫折した日向昌也(主人公)が、ヒロインがFCの練習や試合を頑張る姿をコーチとして見ることで自らも成長し立ち直っていく物語である。

スピーダー

高速飛行でブイタッチによる得点を狙う。一般にスピーダー用のグラシュは、初速の速度を抑え、中盤以降の加速性能を上げることで最高速をあげている。そのため、一度タッチされ体勢を崩されてしまうと立ち直りが遅いという弱点がある。ブイタッチによる反動でも加速することができるため、相手にタッチされず加速し続けることで点数を重ねていくのがスピーダーの勝利パターンとされる。
グラシュ:選手の上半身の動きに対してメンブレンが敏感に反応するように、他の部位は鈍く反応するよう設定されている。地球の重力を利用した、「前方に落ちる力」を最大限に引き出すことができる。

ファイター

相手の背中にタッチすることで得点することを狙う。一般にファイター用のグラシュは、中盤での加速性能を抑え、最高速を犠牲にする代わりに静止状態からの初速を上げている。そのため、最高速に達したスピーダーに追い付くことは困難だが、ショートカット後にタッチするなどして体勢を崩すことが出来れば、初速の速いファイターの方が立ち直りが早いため優位に立つことができる。ファイター同士で互いに背中へのタッチを狙い続ける試合展開はドッグファイトと呼ばれる。
グラシュ:全身のメンブレンが敏感に反応するように設定されている。そのため俊敏な動きができるようになる。

オールラウンダー

スピーダー対してはファイターの様に、ドッグファイトでの得点を狙い、ファイターに対してはスピーダーの様に、スピード勝負でブイタッチを狙うといったように、相手によって柔軟にプレイスタイルを変化させるスタイル。

一般的なプレイスタイル毎に設定されるグラシュの初速、加速、最高速を示したグラフ。

飛行の方向、軌道を利用する基本技

ローヨーヨー

基本技の一つ。グラシュの特性上、下降して重力によって加速した後、上昇することで水平移動よりも短時間での移動が可能となる。スピーダーや、ファイターを相手にしたオールラウンダーが使用することが多い。

ハイヨーヨー

基本技の一つ。上昇による減速で相手を前に押し出し、加速しながら下降することで相手の背中を狙うことを目的とした技。

シザーズ

基本技の一つ。蛇行することで速度を維持したまま自分の飛行距離を延ばし、その結果背後の相手を前に押し出すことによって、背中を狙われるの回避する技。また、スピーダーがショートカットして待ち伏せしている相手プレーヤーを抜く際のフェイントの一つとしても用いられる。

メンブレンの操作による技

グラシュの説明にあったメンブレンを体感的に理解、操作することで使用することができる技。

エアキックターン

体を丸め、足と腕を接触させてメンブレンの移動をショートカットし、急速ターンを可能にする技。

コブラ

通常の飛行姿勢では水面に対してほぼ水平姿勢を保っているが、体を垂直に近づけることで減速し、並行して飛ぶ相手を急速に前に押し出し、その後急激に加速し相手の背中を狙う技。減速の際に完全な停止に陥ってしまうリスクがあることや、加速の際にメンブレンコントロールが必要とされるため、その難易度は極めて高く、主にプロの選手が使う技とされる。

アンジェリック・ヘイロー

昌也の師匠である葵が現役時代に考案した技。点数をリードした上でエアキックターンと同じ要領で腕と体のメンブレン移動により加速を繰り返し、相手の周りを円状に高速で回転し続け、相手をタイムアップまで閉じ込めることで勝利することを目的としている。あまりの速度に相手は葵の姿を視認できず、光の帯のみが見えるようになる。膨大な体力を必要とするため、点数をリードした後半でしか出す意味がない。

相手選手(中央の明日香)の周囲を超高速で飛び続けることで相手の行動を封殺する。

3xAmadeus
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