蒼の彼方のフォーリズム(あおかな)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『蒼の彼方のフォーリズム』とは、2014年11月にspriteによって発売された美少女ゲーム、およびそれを原作としたアニメ・漫画などのメディアミックス作品。長崎県五島列島をモデルとした自然溢れる島々を背景に、大空を舞台としたフライングサーカス(FC)と呼ばれる架空のスポーツに熱中する少年、少女達の恋愛模様を描いていく。かつてFCの有望選手でありながら挫折した日向昌也(主人公)が、ヒロインがFCの練習や試合を頑張る姿をコーチとして見ることで自らも成長し立ち直っていく物語である。

CV 納美夕子(PCゲーム版)/ 水橋かおり(アニメ版)

海凌学園2年生。乾の幼馴染でもある。ほがらかな性格だが、丁寧な口調のまま皮肉を言ったり相手を貶めたりするなど冷酷ともとれる一面がある。現役時代に葵が大会で「アンジェリック・ヘイロー」を使って相手を圧倒し沈黙させた試合風景に強い憧れを抱いており、イリーナと乾の二人でその風景を目指した結果「バードケージ」を生み出した。葵は「アンジェリック・ヘイロー」が相手を圧倒するだけで「楽しむFC」ではなく間違っている技と判断し封印した。しかしイリーナは葵の「アンジェリック・ヘイロー」による相手を圧倒し沈黙させることを正しく感じており、葵にその在り方を認めさせるために「バードケージ」で勝ち進み世界の頂点に行こうとした。

堂ヶ浦工業学園FC部

近年FC部が頭角を現してきたが、勝つためには手段を選ばず、ラフプレイも目立つ。

黒渕 霞(くろぶち かすみ)

CV 深城かなみ(PCゲーム版)/ 甲斐田ゆき(アニメ版)

1年生。言動が粗暴で不気味な印象を持つ。梨佳にFCを教えた幼馴染だが、当時から梨佳が上手くなっていくことに嫉妬を感じていた。堂ヶ浦工業学園に入学したことで顧問にラフプレイを強要され、また本人もラフプレイの才能があったことから試合で反則を繰り返すようになった。

上通社学園FC部

物語開始の前年にFC部が設立されたばかり。謎の覆面選手が唯一の部員で実力は未知数。

謎の覆面選手

本名・学年など全てが不明。へのへのもへじの覆面をかぶって顔を隠している。
その正体は白瀬隼人の妹の白瀬みなもであり、素顔のままFCをするのが恥ずかしいという理由で覆面を付けていた。
高笑いをしたり、「~なのだ!」と強い口調を使うなど、みなも自身が臆病な性格の為あえて自分を大きく見せようと振舞っている。みさきルートではみさきの練習相手を務め続けることで、大会でも上位に並ぶほどの実力を付けた。

その他のキャラクター

保坂 実里(ほさか みのり)

CV 桃井穂美(PCゲーム版)/ 儀武ゆう子(アニメ版)

久奈浜学院1年A組で真白のクラスメイト。放送部に所属しており、FC部の活動を取材する。行動力に溢れ地区大会の実況を自ら進んで行い、乾の情報を調べるためセキュリティの厳しい海凌学園に忍び込んだりもした。

有坂 牡丹(ありさか ぼたん)

CV 大和えみ(PCゲーム版)/ 生天目仁美(アニメ版)

真白の母親。夫とともに「ましろうどん」といううどん屋を営んでいる。一人娘である真白を大切に思っており、真白ルートでは真白の恋愛相談に乗ったり温かく見守っていた。真白の父親である夫は真白のことを溺愛しており、真白の恋愛方面の話題を聞いただけで店の皿を割るなどの動揺を見せた。

白瀬 隼人(しらせ はやと)

CV 木島宇太(PCゲーム版)/ 水島大宙(アニメ版)

福留島の繁華街にあるFC専門店「スカイスポーツ白瀬」を営む青年。彼自身も元はFC選手で葵とは友人同士。彼自身がFCをするシーンは無いが、みさきルートではみさきに対して適切な助言をするなどFCに対して深い知識、観察眼を持っている。

白瀬 みなも(しらせ みなも)

CV 豊滝弥実(PCゲーム版)/ 清水愛(アニメ版)

隼人の妹。臆病な性格でおどおどしていることが多い。夏の大会では謎の覆面選手として大会に参加したが、特に目立った活躍もなく敗退した。みさきルートでは謎の覆面選手としてみさきの練習に最後まで付き合い、みなもとしても練習のサポートをするなど健気な面を見せた。
実は幼少の頃から知っている昌也に恋心を抱いており、昌也と恋人であるみさきにわざと不味いプロテイン飲料を飲ませる、みさきに昌也のことが好きだったと宣言するなど意外な一面もある。

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