ぴちぴちピッチの名言・名セリフまとめ

『ぴちぴちピッチ』とは、横手美智子と花森ぴんくによる少女漫画で、『なかよし』で連載されていた作品である。主人公は、地上で暮らすマーメイドプリンセスの七海るちあ。本作では、海の平和を脅かそうとする水妖とマーメイドとの戦いを軸に、マーメイドと人間との恋模様や仲間同士の友情などが描かれている。愛や平和を語ったセリフや人を思う気持ちが現れた数々のセリフが、読者の女の子や女性達を引きつけた。

星羅の名言・名セリフ

星羅は沙羅の死後、新たに誕生したインド洋のマーメイドプリンセスだ。

そんな悲しいこと⋯⋯。わたしはあなたの奏でる音色の中に、深い悲しみと助けを呼ぶ声がきこえたわ!どこかでこの世界を信じたいという、悲しい叫び声が⋯⋯!

星羅はミケルによって連れ去られてしまう。

7巻で星羅がミケルに言ったセリフだ。

インド洋のマーメイドプリンセスである沙羅は、かつて海の女神であるアクア・レジーナによって深海の底へと封印されて孤独を味わった復讐から海の世界を支配しようとしたガクトの仲間だった。マーメイドプリンセスとの戦いにより改心し、深海へと沈んでいったガクトを独りにしないため、沙羅もまたガクトと共に深海の底に沈んでいった。

沙羅の死後、インド洋では新たなマーメイドプリンセスである星羅が誕生しようとしていた。マーメイドプリンセスが生まれようとしているのが分かるのは、それぞれのマーメイドプリンセスの国にある大きな貝殻により、新たなプリンセスの精神体が出現するからだ。マーメイドプリンセスは優しさや愛情、友情などの感情が真珠のような形に変化した『ココロのかけら』が全て揃うことで、精神体ではなく実体としてこの世に姿を現わすことが出来る。

ところが、新たな敵であるミケルがインド洋を襲い、星羅の『ココロのかけら』を全て自らの体に吸収してしまったことで星羅はこの世に誕生することが出来なくなってしまった。

るちあ達マーメイドプリンセスは、星羅の『ココロのかけら』を全て取り戻し、海の平和を守るためにミケルとの戦いに挑む。ミケルとの戦いで、るちあ達は順調に星羅の『ココロのかけら』を集めていった。

ある日、ミケルはるちあ達の同級生で海斗やガクトと同じ強大な力を持つ深海の民であるパンタラッサ一族の血を引くみかるを体に取り込み、大幅にパワーアップする。るちあは海斗と共にミケルに立ち向かうが、手も足も出なかった。

星羅はるちあ達の戦いを見て「わたし⋯くやしい。わたしだってマーメイドプリンセスなのに!」と、るちあ達と共に戦いたいのに『ココロのかけら』が集まっていないせいで実体として姿を出せず、見ているだけしか出来ない自分を歯がゆく思っていた。

『ココロのかけら』は、るちあ達がミケルから取り戻した分とミケルが持っている分を合わせて全てとなる。ミケルの攻撃によってるちあ達がピンチになった時、「るちあ達を助けたい。」という星羅の思いに呼応するように『ココロのかけら』が一つとなり、星羅はついにこの世に姿を現わすことが出来た。

ところが、ミケルは星羅を自らの体の中に取り込み、ミケルの城へと去ってしまう。

ミケルの体に取り込まれた星羅は、ミケルの精神を感じ取ることが可能となった。ミケルの体は、ミケルそっくりの古代人類の化石に生えた羽から採取されたDNAを、みかるの体に植え付ける事によって作られた偽物の体だった。

ミケルは自分が何者かに作られた存在であり、誰からも愛されない事にコンプレックスを持っていた。ミケルの悲しい精神状態を読み取った星羅は「きこえるわ。あなたの中にあるこの悲しみが⋯⋯。」と、ミケルに話しかける。

すると、ミケルは「おまえに何がわかる⋯。わたしは作られたもの。本物のミケルではない⋯。しかしもはや、みかるという人間でもない。わたしは⋯不完全な⋯誰にも望まれることのない、誰でもない存在なのです。」と返した。

「自分は誰からも愛されることはない」と、他者を跳ね除けて一人で生きようとするミケルに対して、星羅は「だれも一人じゃ生きていけない。なのに、あなたはどうして悲しみながらも一人であろうとするの?あなたにだって、きっとだれかが⋯」と、語りかけた。

星羅の言葉を聞いたミケルは、「ちがうな、わたしは一人。全てを我が物にする力があり、この世の王となる存在。しかし、だれからも望まれることのないただ一人の王。それがわたしの、呪われし運命⋯⋯」と、答える。

見出しのセリフは、自身の強大な力によって世界を支配することでたった一人の国を作り出そうとしているミケルに対して星羅が言ったもので、ミケルの中に僅かにある「誰かに愛されたい。」という気持ちに寄り添った名セリフである。

守りつづけたい⋯友だちを、愛する人を、この光ある世界を⋯。まちがったことも、希望が見えなくなることも、愛が消えたと思えるときもある。でも、そんなとき⋯励ましてくれる仲間や愛する人がいるから生きていける。きっと腕をのばせば、その手をにぎってくれる人がいる。信じなければ、信じてもらえない。なにも決まってるものなんてない。愛も友情も未来も⋯自分で作っていくものなんだよ⋯ミケル。

出典: encrypted-tbn0.gstatic.com

るちあ達の戦いをずっと見守ってきたことで、愛や友情の力の大切さを学んだ星羅。

6巻で星羅がミケルに対して言ったセリフである。

ミケルは自分が誰からも愛されていない偽物の体を持った存在であることに強い悲しみを感じており、ミケルを理解しようとしない人間やマーメイドを「醜い傲慢な存在」と蔑み、この世界から排除しようとしていた。そして、ミケル自身が生きやすいような自分だけの国を作り出そうとしていたのだ。

憎しみや悲しみの感情に囚われるミケルを救うため、るちあ達はミケルにとって希望への道標となるような思いが込められた歌を歌う。

見出しのセリフは誰からも理解されない孤独に苦しみ、世界に絶望してしまったミケルに向けて星羅が語りかけた言葉で、「どんなに苦しい時でも自らが望み、手を伸ばせば希望は見えてくるし、ミケルが気づいていないだけでミケルにも寄り添ってくれる存在がいる。わたしたちマーメイドプリンセスはミケルの味方である。」という意味が込められた名セリフである。

星羅は一時期、ミケルの体に取り込まれたことで心情が感じ取れるようになり、ミケルがずっと感じてきた苦しみや根底にある優しさを知った。そのため、誰よりもミケルに寄り添い、救おうと奮起する。

星羅達マーメイドプリンセスの思いはミケルに届き、ミケルは憎しみや悲しみから解放された。

堂本海斗の名言・名セリフ

出典: www.fanpop.com

海斗はるちあの恋人の中学生で、実は海を支配しようと企むガクトの双子の弟だ。幼い頃、両親を亡くした海難事故でるちあによって助けられたことがある。

⋯⋯信じてみろよ。あのとき、正直オレは成功するか失敗するかなんて分からなかったんだぜ?でも、きっとおまえはオレを信じてくれるってことだけは信じられた。⋯真剣な思いはきっと届くんだ。大丈夫、絶対通じるから。

海斗は茶髪の少年だ

3巻で海斗がるちあに言ったセリフである。

マーメイドプリンセスとして海を支配しようと企む水妖と戦うるちあ達は、ピンチになった所をパープルマーメイドであるかれんに助けられる。るちあは同じマーメイドであるかれんに「仲間になってくれるんですよね!?」と話しかけると、かれんからは「⋯⋯ダレが!ノエルはアンタのせいでつかまったんだよ。」「あたしは一人でノエルを助けいく⋯⋯!アンタたちなんて信じられない。」と、冷たい言葉が返ってきた。

ノエルとは、かれんの双子の姉でリナの友達だ。マーメイドプリンセスが持つ真珠を集めるため、ガクトはノエルとリナがいた海の世界を襲う。その時、ノエルはリナを庇ってガクトに捕まってしまったのだ。かれんはノエルがリナを庇ったという事実を知らないため、リナがノエルを見捨てたせいでノエルが捕まったと勘違いしている。

かれんとの一悶着があった後、るちあは海斗のサーフィンの大会の応援に行く。海斗はサーフボードが足に当たったことで怪我を負っていた。

るちあは海斗の足を心配するが、海斗はるちあに「ぜってー優勝するから。オレを信じろ!」と声をかける。そして、見事海斗は大会で優勝を果たした。

後日、るちあは波音やリナと共にるちあの家のお風呂に入るが、リナはどこか浮かない顔をしていた。リナはノエルがガクトによって攫われた時の事を思い出していたのだ。るちあは、悩んでいるのに何も相談してくれないリナにモヤモヤとした思いを抱く。

夕方、るちあの家の銭湯に海斗がやってきた。海斗はお風呂の壁ごしに「⋯なあ、お前元気ないのサーフィン大会からだよな?なんかあったのか?」と、声をかける。

海斗の言葉にるちあは「⋯海斗はすごいよね。サーフィン大会で信じろって言って⋯そのとおり優勝できて。だけど、海斗みたいにうまくいかないときはどうしたらいい⋯?信じてほしいと思った大切な人になんて言えばいい?もうココロはとどかないの?それは裏切ったことになるの⋯⋯?」と、聞く。るちあは、海斗に話しながら「ガクトにつかまったことでリナにあんな言い方をしたかれん。あたしたちに何も言ってくれないリナ。だけど、あたしも海斗にマーメイドってことを⋯⋯」と、今の悩みを独白する。

見出しのセリフは想いが通じるのかどうかで思い悩むるちあに対して海斗が言ったもので、まっすぐな思いは絶対に相手に伝わるという意味合いの名セリフである。

守るものがあるから強くなる⋯⋯!終わりだ、ガクト!

4巻で海斗が双子の兄であり海の世界を滅ぼそうとするガクトに対して言ったセリフだ。

ガクトは自分を深海の底へと封印した海の女神であるアクア・レジーナに対する復讐のため、アクア・レジーナやマーメイドプリンセスたちが守る海の国を滅ぼしてきた。

ガクトは実の弟である海斗に自分の復讐を協力するように言うが、海斗はガクトを拒んでるちあ達と戦うという意思を示す。

見出しのセリフは大好きなるちあを守るために、ガクトの攻撃を受けて傷だらけになりながらも限界を超えて剣を向ける海斗が言ったもので、るちあへの愛情や、守るものも無く復讐に囚われているガクトへの否定の気持ちが表れた名セリフである。

ヒッポの名言・名セリフ

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ヒッポは右下にいるペンギンだ。るちあと同じ北太平洋出身で、マーメイドプリンセスの護衛役をしている。

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帽子を被っている少年が、ヒッポの人間の時の姿だ。ヒッポは普段、ペンギンの姿をしているが、地上での生活が長くなったせいか人間の姿になってしまうことも多くなった。

⋯どうしました?紳士として泣いているレディーを放っておくわけにはいきません⋯⋯!

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涙を流すユーリを慰めるヒッポ。ユーリが黄緑色の髪の女の子でヒッポが帽子をかぶった少年だ。

3巻でヒッポが水妖の一人であるユーリに言ったセリフである。

ヒッポはマーメイドプリンセスを守る守護者だ。元々はるちあと共に北太平洋の海に住んでいたが、海を支配しようと企むガクトの手から逃れるため、るちあはヒッポ達と共に陸の世界へと移り住む。

ヒッポは普段ペンギンの姿をしているが、ある日突然人間の姿へと変身してしまう。

人間に変身したヒッポを見るるちあ達に対してヒッポは「こんなはずかしい姿⋯陸の生活が長くていつものステキな姿を維持できなくなってきたんですっ!それとゆーのもみなさんがさっさとガクトをやっつけてくださらないからっ!」と涙ぐみながら文句を言うが、波音やるちあは「イッヤーン!かわい〜い♡」「お・も・し・ろーい♡」と、人間になったヒッポの姿を気に入って抱きつく。

人間の姿となったヒッポはるちあ達だけでなく、ビーチにいた女性からモテモテの状態となってしまい、浜辺で追いかけ回されてしまう。ヒッポは女性達から逃げるため、浜辺に設置してあったパラソルの中へと逃げ込んだ。

パラソルの中には、女の子がいた。ヒッポは「⋯すみません。あなたのおかげで助かりま⋯」と突然パラソルの中に入ってしまった事に対してお礼を言う。女の子がヒッポを助けたわけではないが、ヒッポは女の子のパラソルに入ったことで女性達から逃げることが出来たので感謝を伝えたのだ。女の子がヒッポの方に顔を向けると、お互いに一目惚れして恋に落ちた。

パラソルの中にいた女の子の正体は、マーメイドプリンセスを襲う水妖でガクトの部下であるダーク・ラヴァーズの一人であるユーリであった。ユーリはガクトやダーク・ラヴァーズのメンバーと海へ遊びに来ていたが、ダーク・ラヴァーズの3人が大人っぽい水着を着ているのに対して自分は子どもっぽい格好をしているのを気にしていた。

「おや、ユーリ。何をしている。」とガクトが聞くと、ユーリは「だってガクトさま。みなさん、そのような格好でユーリなんだか⋯⋯」と呟く。そんなユーリに対してダーク・ラヴァーズの3人は自分の姿を気にするユーリをからかうような態度を取り、ガクトは「フン、そこがお前らしさなのに。もうよい!せっかくのバカンス気分を⋯では、お前一人でマーメイド狩りに行ってこい!」とユーリを見放すように任務を与える。

ユーリはビーチにさしたパラソルの中で「⋯イズールの厚化粧、エリルのバーカ、マリアのゴマすり、ガクトさまの⋯⋯あんなとこ、ユーリ帰らないんだからっ!」と、涙を流しながら拗ねていた。そこに、ヒッポがやってきたのだ。

見出しのセリフはヒッポが涙を流すユーリに対して言ったもので、初対面の女の子を気にかけるヒッポの優しさが表れた名セリフである。「レディ」と呼ばれたユーリは、胸をときめかせた。

あなたはほんとうは寂しがりやでかわいい人なのに⋯どうしてガクトの手先なんか⋯⋯

出典: twitter.com

ユーリと心を通わせるヒッポ

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