ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝 - 永遠と自動手記人形 -（映画）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

2022.11.26

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝 - 永遠と自動手記人形 -』とは、京都アニメーションによって制作された『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の外伝映画作品。2019年9月6日から上映された。自動手記人形として代筆を通して人の心に触れる少女・ヴァイオレットと、その依頼主・イザベラとの出会いから始まる物語。この出会いによって、イザベラが過去に生き別れた妹・テイラーとの未来を結びあわせていく。

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝 - 永遠と自動手記人形 -』の名言・名セリフ／名シーン・名場面

ベネディクトがテイラーに、「なぜ郵便配達人になりたいのか」と尋ねたときにテイラーが言ったのがこの言葉だった。ベネディクトがヴァイオレット、エイミーからの手紙を孤児院にいたテイラーに届けたとき、テイラーが幸せを運んでもらったと感じたからこそ、テイラーは郵便配達人を目指したのだということがわかる。この言葉が使われているシーンがもう一つある。テイラーが書いた手紙をエイミーに届けに行くシーンだ。そこでテイラーは立派な郵便配達人になって、エイミーに自分で手紙を届けることを決意する。その時に、ベネディクトがテイラーにかけたのがこの言葉だ。テイラーはエイミーに自分で幸せを届けるべく、郵便配達人になることを更に強く決意したと考えられる。

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝 - 永遠と自動手記人形 -』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話

ベネディクトとヴァイオレットの兄妹説

「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」のライトノベル作品を見ると、ベネディクトとヴァイオレットが兄妹であることを匂わせた表現が出てくる。その例として、ベネディクトに妹がいて生き別れになっていることや、ベネディクトとヴァイオレットの絡みが他の従業員と違って距離が近く、親密なところなどが挙げられる。実際見た目も似ている要素が多いと感じられる。この映画でヴァイオレットを除くC.H郵便社のメンバーの中でベネディクトだけが活躍の場が多かったのは、エイミーとテイラーの生き別れの姉妹と対比してヴァイオレット、ベネディクトを描くためだと推測される。

随所に見られる鳥が飛ぶ描写

この映画では随所に鳥が飛んでいる様子が描かれている。クライマックスのシーンでは二羽の鳥が並行して飛んでおり、テイラーとエイミーの姉妹のことを連想させる。『物理的には会うことができなくても想いは一緒。だから二羽の鳥は寄り添ってどこまでも飛んでいける。』というような意味が込められているのではないかと感じさせる。

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝 - 永遠と自動手記人形 -』の主題歌・挿入歌

ED（エンディング）：茅原実里「エイミー」

作詞：茅原実里作曲/編曲：菊田大介（Elements Garden）

Guitar：馬場一人
Bass：二村学
Drum：SHiN
Recording Engineer：菊田大介(Elements Garden)

アーティスト：茅原実里

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