ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -（映画）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

CV：遠藤綾

C.H郵便社の自動手記人形。人々を魅了するような文章力で自動手記人形として絶大な人気を誇っており、指名が絶えない。年齢はホッチンズと同世代。天真爛漫な性格をしており、ホッチンズ社長のことを慕っている。

エリカ・ブラウン

CV：茅原実里

C.H郵便社の自動手記人形。おとなしい性格で依頼主との対話が苦手なこともあり、トラブルに見舞われることがある。盲目の小説家、モーリー・オーランドの小説に感動し、自動手記人形になった。将来は小説家になるのが夢だという。ベネディクトに恋をしており、この映画でもベネディクトと対面する際に顔を赤らめるシーンが描かれている。

アイリス・カナリー

CV：戸松遥

C.H郵便社の自動手記人形。ライデンシャフトリヒ北東部の山村、カザリの出身。自動手記人形になるためにライデンに上京してきた。夢は世界一の自動手記人形になることだと語る。

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -』の用語

自動手記人形

代筆業を仕事とする人々のことを「自動手記人形」と呼ぶ。何処へでも駆けつけて代筆をこなす必要があるので、ある程度の護身術や覚悟が必要な仕事となっている。時には紛争地帯に赴くこともある。身分の高い依頼人にもしっかりと相手ができるように淑女としての嗜みを心得ている。元々は代筆をしてくれる機械のことを自動手記人形と呼んでいたのだが、時が経つにつれて代筆業を行う人達も「自動手記人形」と呼ばれるようになっていた。

C.H郵便社

軍人だったクラウディア・ホッチンズが退役後に創設した会社。代筆を行ったり郵便配達を行なっている。登場人物であるヴァイオレット、カトレア、エリカ、アイリスは自動手記人形として代筆を行っている。ベネディクトは郵便配達人をしている。この会社の外観は”京都府京都文化博物館”がモデルとなっている。

『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -』の名言・名セリフ／名シーン・名場面

美しすぎる作画

京アニの作画は素晴らしく、世界からも愛されている。ヴァイオレット・エヴァーガーデンは、特に力を入れていることが一目見てわかるほどの作品で、細かいところまでしっかり描かれている。その例として、海で見られた水の表現、背景の美しさなどが挙げられる。人物に関しては、瞳から髪のツヤなど、表情の変化まで事細かに描かれている。

ヴァイオレットがテイラーに三つ編みをしてあげるシーン

自分の髪を三つ編みにしようとするヴァイオレットを見たテイラーは、真似をして三つ編みを試みる。しかし、二つ編みにしてしまい、すぐに髪が解けてしまう。それを見たヴァイオレットが「二つ編みだと解けてしまいます。三つ編みだと解けないのです。」と言ってテイラーの髪を三つ編みするシーンがある。そこでは『二つ編み』は『離れ離れになったエイミーとテイラー』、『三つ編み』は『ヴァイオレットが加わり、再び絆を繋いだエイミーとテイラー』を表している。一見意味を理解していないと普通の日常シーンだが、この意味を理解しながら見るとまた違った捉え方ができるシーンとなっている。

立派な郵便配達人になることを決意するテイラー

ベネディクトとテイラーがエイミーに手紙を届けに行くシーン。ベネディクトがエイミーに手紙を届けるが、その間テイラーは面と向かって会わず、隠れてその状況を見ていた。エイミーが手紙を読んで感極まって泣いている時、テイラーも隠れながら泣いていた。その後もテイラーはエイミーに会わずにベネディクトと共にC.H郵便社へ帰ることになる。その帰路でベネディクトがテイラーに、エイミーと会わなくてよかったのかと聞くが、テイラーは立派な郵便配達人になってから自分で手紙を届けに行くと決意する。そんなテイラーにベネディクトは「郵便配達人が運ぶのは幸せだもんな」と返した。

郵便配達人が運ぶのは幸せだから