仮面ライダージオウ(Zi-O)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダージオウは、平成仮面ライダーシリーズ最後の作品である。2018年9月2日から2019年8月25日、毎週日曜日朝9時から9時30分のニチアサとして、テレビ朝日系列で放送された特撮作品だ。制作は東映、全49話放送。過去の平成仮面ライダーシリーズにおいて、仮面ライダーの変身者やヒロインなどのメインキャストがゲスト出演し、大きな話題となった。高校生である常磐ソウゴは仮面ライダージオウに変身し、未来を切り開く。

仮面ライダーの変身者

常盤ソウゴ(ときわ ソウゴ)/仮面ライダージオウ

出典: www.tv-asahi.co.jp

演:奥野壮

2000年4月28日生まれの18歳で、作中で19歳になる。光ヶ森高校に通う高校生で、得意科目は歴史・苦手科目は物理や理系。世界中の人を幸せにしたいという思いから、将来は王様になることを夢見ている。両親は2009年4月24日に起きたバス事故で故人。現在は、大叔父である常盤順一郎の元で身を寄せている。

ある日、突然未来からやって来たツクヨミとゲイツに、「50年後には最低最悪の魔王になる」と告げられる。しかし元々ポジティブな性格をしているため、「最低最悪の魔王」という未来をしっかり受け止めつつ、「最高最善の魔王」になることを決意。アナザーライダーやタイムジャッカーとの戦いに身を投じることになる。

更にアナザーライダーやタイムジャッカーとは別に、新たなる敵も登場した。完全自律型AI機械兵士であるカッシーンは、オーマジオウの命令によりゲイツ抹殺へと動く。カッシーンに命令を下したオーマジオウこそが50年後のソウゴであり、「最低最悪の魔王」へ着実に進んでいる、何よりの証しだ。

ソウゴが最低最悪の魔王になるのなら、倒すしかない。ゲイツは変身してソウゴに襲い掛かる。途中で、仮面ライダーディケイドこと門矢士も乱入。それでも「俺は最高最善の魔王になる」と、ソウゴは諦めない。ソウゴを説得させるため、士はソウゴを2068年の未来の世界へ送り出した。

2068年の未来は完全に荒廃し、夢も希望もない人々が立ち尽くす。そして未来の姿に絶望しているソウゴの前に、初老の男性が現れる。初老の男性こそが50年後のソウゴであり、世界を破壊したオーマジオウだ。怒りに震えるソウゴはジオウに変身しオーマジオウに襲い掛かるも、全く歯が立たない。オーマジオウに立ち向かう方法は、ベルトを捨てることである。

絶望を抱いたまま2018年に戻ったソウゴは、王様になる夢を諦め、自身が持っているベルトをゲイツに壊してもらった。ベルトを壊したことにより、オーマジオウになる未来は潰えたことになる。ベルトを壊すとカッシーンは動かなくなり、そしてオーマジオウは消滅した。何もかも全て終わり、ゲイツとツクヨミの目的は達成した。

しかし、スウォルツはオーマジオウを完全に亡き者にするために、カッシーンを蘇らせた。ソウゴに襲い掛かるカッシーン。ソウゴはベルトがないため、戦うことはできない。ゲイツとツクヨミは未来に帰ったため、助けは来ない。ウォズは新しいベルトをソウゴに渡そうとするも、受け取りを拒否する。しかも新しいベルトは、ウールに奪われる始末だ。

絶体絶命の大ピンチに陥った矢先に登場したのが、ゲイツである。ゲイツとツクヨミは未来に帰る直前、ソウゴがカッシーンに襲われている所を目撃。急いで駆けつけたのだった。ゲイツは自身のベルトをソウゴに差し出し、変身して戦うようにと促す。そして「最低最悪の魔王になったら俺が倒してやる!」とソウゴに告げた。ソウゴはゲイツの言葉で、再び仮面ライダージオウに変身。

ジオウはゴーストアーマーを使って、ウールから新しいベルトを取り戻し、ゲイツに渡す。ゲイツは新しいベルトで仮面ライダーゲイツに変身。カッシーン討伐に成功し、改めて「最高最善の魔王」になる決意を固めることになった。

明光院ゲイツ(みょうこういん ゲイツ)/仮面ライダーゲイツ

出典: www.tv-asahi.co.jp

オーマジオウによって最悪な未来になるのを防ぐため、オーマジオウになる前の常盤ソウゴの命を奪いに、2068年からやって来た。しかし同じく未来からやってきたツクヨミに止められ、常磐ソウゴの抹殺は一旦お預けとなる。

次々と現れるアナザーライダーを打ち破り、時にはソウゴとも共闘し人々を救ってきた。いつしかソウゴに友情が芽生え、確かな絆を結ぶことになる。ソウゴとの絆が絶対的なものになった時に登場したのが、白ウォズだ。

白ウォズはゲイツを「我が救世主」と呼び、ゲイツリバイブとなってジオウを倒すことになると告げられる。完全にソウゴに情が移ったゲイツは、ソウゴ討伐に決心がつかない。またアナザージオウこと加古川飛流も登場し、事態は混沌を極める。

アナザージオウの謎を解明するには、10年前に起きたバス事故が大きな鍵となる。ツクヨミは10年前のバス事故について調べるために、調査を開始した。またゲイツもアナザージオウの謎を追うために、10年前に起きたバス事故について調べることになる。ソウゴと加古川飛流は、共に10年前のバス事故だ。2人ともバス事故が原因となり、両親を失っている。

10年前にバス事故が起こる直前にタイムスリップしたゲイツ。彼はバスの中にいたツクヨミが「ソウゴ!」と叫び、銃を撃つ姿を目撃した。ツクヨミは最低最悪の未来を回避するために、自ら子供の頃のソウゴを命を奪おうとしていたのだった。ツクヨミの覚悟を目撃したことにより、ゲイツはソウゴを倒すことを決意。そしてゲイツリバイブへと変身し、ソウゴと激突することになった。

ただ10年前のバス事故の際、ツクヨミが銃を向けていた相手は、ソウゴではなくスウォルツである。ツクヨミはソウゴを助けるために、スウォルツに向けて銃を放ったのだった。つまりは、ゲイツの勘違いに他ならない。また対決する直前、ソウゴから「俺がオーマジオウになるとゲイツが確信したなら、倒されてもいい」と、告げられる。ゲイツは改めて、ソウゴから絶大なる信頼を得ていることを痛感。アナザージオウを2人のコンビネーションプレイで見事に討ち果たし、改めて強い友情を築き上げることになる。

そして迎えた最終決戦。アナザーディケイドにより倒されそうになったソウゴをかばい、命を落とす。最期の言葉は「オーマジオウになれ。お前なら最高最善の魔王になれる」である。ソウゴはゲイツの最期の言葉で決意を固め、最終決着をつけることになった。

ツクヨミ/仮面ライダーツクヨミ

出典: www.tv-asahi.co.jp

ツクヨミはゲイツと同じく、2068年にオーマジオウに対抗するレジスタンスの1人だ。自身の記憶を失っており、「ツクヨミ」という名前は本名ではなくコードネームのようなものである。正義感がとても強い女性で、ゲイツと共にオーマジオウに対抗するレジスタンスの一員になった。

そしてツクヨミもゲイツと同じく、絶望的な未来を変えるために2018年へとやってきた。ただし、彼女の場合はオーマジオウになる前にソウゴを抹殺することではなく、オーマジオウに目覚めるのを阻止するためである。ソウゴの命を奪うつもりはない。

ツクヨミはゲイツに襲われているソウゴを助け出し、彼に最低最悪の2068年について告げる。そして魔王になるのではなく、普通の高校生として生きて欲しいと説得をする。しかし、ソウゴの「王様になる」という夢は揺らぐことはなかった。

アナザーライダー襲撃の際、ソウゴは自身の命を奪い取ろうとしていたゲイツを助ける。ツクヨミはソウゴの姿を見て、「彼は本当に最低最悪のオーマジオウになる人物なのか?」と疑問を持つようになった。そこで監視の意味も込めて、ソウゴと行動を共にすることになった。

しかし彼女自身でも、自分の正体がわからない。途中で時間を止める力に目覚め、激しく動揺したこともあった。ツクヨミの正体は、別時間軸世界にある王家の一族であり、タイムジャッカーの1人スウォルツの妹アルピナである。王位に次ぐ人物は力の強い者と決められており、選ばれたのはツクヨミだった。スウォルツは自分こそ王位にふさわしい人物であると、妹であるツクヨミが王位につくのは納得できない。

そこでスウォルツは王位を自分のものにするためだけに、実の妹であるツクヨミの記憶を奪った。そして別時間軸の世界(ソウゴやゲイツがいる時間軸の世界)へ追放することになった。スウォルツと幾度となく対面しているにも関わらず、兄妹と気が付かなかった理由は、経年による顔の変化もあってのことだろう。しかし、スウォルツ本人は妹は既に死亡していると思い込んでいた節もある。

スウォルツがツクヨミを妹と認識できたのは、彼女が時を操る能力を発揮したからであろう。時を操る能力は、王家の一族でしか使えない能力だ。

そして迎えた最終決戦。2068年の世界において2019年からやって来たソウゴから、ブランクウォッチが渡された。ソウゴがツクヨミにブランクウォッチを渡した理由は、彼女を仮面ライダーにするため。ツクヨミが仮面ライダーになることにより、世界の崩壊を阻止することができるからだ。

しかし彼女は今まで一緒に戦ってきた仲間を裏切り、兄であるスウォルツの元へ仕えることになる。ただ裏切りは彼女の演技であり、スウォルツを陥れるためのものだった。だがツクヨミの作戦も虚しく、スウォルツの前に倒れてしまう。最期は兄と共に消滅してしまった。

ウォズ(黒ウォズ)/仮面ライダーウォズ

出典: news.mynavi.jp

ゲイツとツクヨミと同じく、2068年からやって来た人物である。目的は、ソウゴをオーマジオウに導くためだ。ただ登場人物の中でも最も謎めいた人物で、秘密のベールに包まれている。

彼の手には、常に「逢魔降臨歴」と書かれた本がある。ソウゴがオーマジオウになるまでの道のりについて書かれていると推測されるものの、具体的な内容については明らかになっていない。そもそもなぜソウゴをオーマジオウに導こうとするのか、逢魔降臨歴の出処も定かではない。作中でソウゴを「我が魔王」とは呼んでいるものの、「オーマジオウ」と呼んだことは一度もなかった。

元は、ソウゴとツクヨミと同じくオーマジオウに対抗するレジスタンスの一員だった。しかしレジスタンスを裏切り、オーマジオウ側につくことになる。ではなぜウォズはオーマジオウ側についたのか、なぜレジスタンスを裏切ったのかすらも、わかっていない。

仮面ライダージオウが新たなる力を身につける度に、「祝え!」と継承の儀を執り行っている。ウォズは継承の儀を大切にしているようで、間で邪魔が入ると激しく怒りを顕にすることもあった。

ただ継承の儀に力を入れすぎているがあまり、他の人物からツッコミがはいることもしばしば...。門矢士からは「お前...誰に向かって言ってんだ?」と突っ込まれ、ソウゴからも「もういいから」と止められる始末。登場当初は謎多き人物として描かれていたものの、ギャグキャラとしての一面も持つようになる。そのためか一部視聴者からイジられキャラとして確立してしまい、 「#ウォズさんクソコラグランプリ」のハッシュタグが流行ったほどである。

途中でギャグキャラ化してしまったものの、本人の戦闘力はかなりのものだ。アナザーフォーゼの攻撃を軽く受け流し、ふっとばしたこともある。更に白ウォズから奪った仮面ライダーの力を用いて、自らも仮面ライダーウォズとして戦闘に加わった。

白ウォズは、オーマジオウが倒された別時間軸から来た人物である。同じ時間軸にウォズが2人存在し複雑になるため、着ている服装から「黒ウォズ」と「白ウォズ」に分けられた。本項で紹介しているのは、黒ウォズの方である。

最終決戦が終わり世界が作り変えられた際、ソウゴ達は「仮面ライダー」の記憶が消えて、どこにでもいる普通の高校生として暮らすことになる。ウォズはただ1人、普通の高校生になったソウゴ達の様子を見送り、仮面ライダージオウの物語は終わりを告げた。なぜウォズだけが記憶が残り、ソウゴ達の様子を見守ったのかは、ハッキリしていない。

白ウォズ/仮面ライダーウォズ

17話「ハッピーニューウォズ2019」から登場した、もう1人のウォズ。オーマジオウが倒された未来からやって来た者で、ゲイツを「救世主」と崇めている。手にはタブレットPC状のノートを持っており、ノートに記述したことが現実になる力を持っている。

ノートで度々ソウゴやウォズをも操るが、白ウォズにとっては「導く」である。ただし導けるのは「あり得る未来」のみであり、「あり得ない未来」に導くことはできない。また導ける未来は直近の出来事のみであり、数年後の未来に導くことはできない様子だった。

仮面ライダーウォズに変身する。当初は「もう1人のウォズ」と呼ばれていたが、区別するために「白ウォズ」と呼ばれるようになった。性格は一見すると気取った雰囲気だが、冷酷な一面もある。ウールを車で轢かせようとしたり、オーラに対しても攻撃を仕掛ける。さらには何の関係もない一般人をも操り、アナザーライダーと戦わせたこともあった。

白ウォズが起こした行動は全て、「ゲイツリバイブを誕生させてオーマジオウを倒す」目的を果たすため。ではゲイツを特別扱いしているかと問われると、ゲイツに対しても白ウォズは厳しくあたっている。ゲイツの意思を全くきかず、本人を殴ったこともあった。

黒ウォズもソウゴをオーマジオウにするために、タイムジャッカーとも手を組んだことがある。しかし黒ウォズはソウゴの意思を尊重するのに対し、白ウォズは救世主ゲイツでさへ、ただの手駒としか見ていない。証拠に、ゲイツリバイブの副作用をゲイツ本人には一切伝えていなかった。ゲイツリバイブの副作用は、体に大きなダメージを与える。

白ウォズの行為は、黒ウォズも黙ってはいない。ウールと手を組んだ黒ウォズは、アナザージオウを利用して、仮面ライダーウォズの力を奪い取る。白ウォズはノートの力を使って取り戻そうとするも、黒ウォズの乱入により失敗に終わった。また頼みのゲイツに至っては、憎む敵であるソウゴを完全に信頼している。白ウォズの野望は、完全に崩れてしまった。

自信が望む未来がなくなった今、白ウォズは世界を完全に破壊させることを決意。仮面ライダー剣とカリスを引き合わせることにより、世界破滅へ導こうと企む。ソウゴはゲイツと黒ウォズを剣とカリスがいる場所へ先に向かわせ、白ウォズと話し合いで決着を決めることになった。

ソウゴの説得により、白ウォズは「ジオウトリニティライドウォッチ」を生成する。ウォッチが仕えたらソウゴを認めることを告げた白ウォズ。そしてソウゴは見事にジオウトリニティライドウォッチを使いこなし、世界の破滅を食い止めることができた。

「オーマジオウは誕生せずゲイツは救世主にならない」という時間軸が誕生したことにより、白ウォズは最初から存在しないことになる。白ウォズは未来に希望を懐きながら、静かに消えていった。そして白ウォズは最終決戦間近である第45話にて、再登場する。以前は別時間軸の未来から来たが、最終決戦間近ではアナザーワールドからやって来た。アナザーワールドから来た白ウォズであったが、以前ソウゴ達の前に現れた白ウォズと同一人物だ。

ソウゴの要請により、アナザーワールドに捉えられたゲイツ救出に協力する。アナザーワールド破壊のために、ジオウをエターナルの戦闘へと導く。作戦は上手く進み、アナザーワールド破壊に成功。見事にゲイツを救い出すことができた。

門矢士(仮面ライダーディケイド)

仮面ライダーディケイドの変身者で、「世界の破壊者」でもある。かなりの自信家で「俺様キャラ」を絵に描いたような青年だ。門矢士は「仮面ライダージオウ」以外にも、多くの作品で客演しているが、本項では「仮面ライダージオウ」の中における門矢士について取り上げる。

仮面ライダージオウに登場したのは、13話から。ウォズが手に持つ本「逢魔降臨歴」の内容がかわり、本来ある歴史が変わろうとしていた。歴史を修正するため、ウォズが呼び寄せた人物こそが門矢士である。「通りすがりの仮面ライダー」「世界の破壊者」を称しており、ウォズも「全てを破壊し歴史を変える者」として捉えている。他の歴代ライダーが変身能力や記憶を失っている中、なぜか士だけは変身能力も記憶も持っている。他のライダーとは違う次元の人物だから歴史に干渉されずに済んだとも捉えられるが、作中でハッキリした記述はない。士は自身の力(オーロラカーテン)を用いて、タイムスリップや別次元へ移動することができる。

ただ士の目標はハッキリしていない。当初は「歴史を正しい道に戻す」手伝いで、ウォズに連れてこられた。しかし歴史に関しては「我関せず」を貫き通し、自信の思うがままに行動をする。時にはタイムジャッカーと手を組み、ソウゴ達とも拳を交えたこともあった。

士の目的は、ジオウの世界を破壊すべきかどうかを見極めるためである。またジオウの時間軸が改変された謎を追っていた節もあり、予めツクヨミとスウォルツの関係性を把握していた様子だ。ツクヨミを2058年に送り真実を彼女に見せたのも、ある程度の関係性が分かっていたからと思われる。

他のライダーとは別次元のライダーのためか、タイムジャッカーによって改変された2019年世界でも、記憶を失うことはなかった。ソウゴの身内である順一郎でさへもソウゴの記憶を失っている中、士だけは歴史改変の影響を受けていない。ソウゴをサポートしつつも、ツクヨミの身を守っていた。一度はスウォルツにやられて一度は絶命し、仮面ライダーの力を奪われてしまうも、海東が持っていたアナザージオウⅡウォッチの時間を操る力で、蘇ることができた。そして、ソウゴからディケイドドライバウォッチを受け取ったことにより変身することができた。

海東大樹(仮面ライダーディエンド)

仮面ライダーディエンドの変身者で、「ディエンドの世界」の住民である。仮面ライダージオウの世界にいる住民ではなく、士と同じく違う次元からやって来た。お宝を求めて各世界を旅している。なお海東大樹も門矢士と同じく、仮面ライダージオウ以外の特撮作品にも客演している。本項では、「仮面ライダージオウ」内における海東大樹について取り上げる。

大樹も士と同じく、仮面ライダーの力も記憶も残っている。おそらく彼も士と同じく、異次元のライダーで、歴史の改変に干渉されなかったからであろう。しかし作中に記憶を失わなかった理由が描かれていなかったがため、ハッキリとはしていない。

大樹が登場したのは29話。なぜかクジゴジ堂に潜り込み、ソウゴ達の料理を振る舞っていた。ジオウでの初登場シーンは、「仮面ライダーディケイド」本作にて、大樹が初登場したシーンのオマージュとも取れる。クジゴジ堂に忍び込んだ理由は、ライドウォッチを盗むためにあった。ライドウォッチを盗んだ理由はお宝目的というよりも、白ウォズに頼まれたからである。ただ白ウォズの本来の狙いはミライドウォッチである。ミライドウォッチを盗まなかった理由を白ウォズから問われた大樹は、「君自身で調達したまえ」と一蹴する。

なお大樹が狙っていたお宝はライドウォッチではなく、白ウォズが手にしていたノートだった模様。ライドウォッチにあまり固執していなかったこと、白ウォズがのこしたノートを持ち「この世界のお宝」と述べたことから、察しが取れる。

改変された2019年世界においても、お宝を求める大樹。王になった加古川飛流の城に侵入したものの、スウォルツに阻まれてしまった。そしてスウォルツから、タイムジャッカーと同じ時間を止める力を与えられた。

オーラとウールがスウォルツの元から逃げた際、スウォルツから2人を始末するように命じられる。スウォルツの命により2人を追う大樹。しかし彼は2人を始末するつもりはなく、ソウゴから奪い取ったグランドジオウライドウォッチをオーラに渡した。大樹は人から指図をされるのが嫌いな人間だ。スウォルツの言うことを聞くはずがない。ただ結果的にはスウォルツの手伝いをする羽目になり、アナザーディケイドを生み出すきかっけを作ることになる。

士と対面し、2人は激突することになる。戦いにおいて士の方が一歩リードするも、大樹はタイムジャッカーの力を使った。士の動きを止めたことにより、スウォルツは動き出す。そして士からディケイドの力を奪い取り、アナザーディケイドが誕生した。大樹の目的はアナザージオウⅡウォッチというお宝を手にすることであり、士の命を守ることではない。ただ後にアナザージオウⅡウォッチの力を用いて、士を蘇らせることになる。目的は士の行動の意図を探るためだ。ただアナザージオウⅡウォッチの副作用は想像を絶するもので、大樹はアナザージオウⅡに変貌してしまった。結果的に大樹は、復活した仮面ライダーディケイドとジオウに撃破される。

そして最終決戦。次々と現れる怪人に苦戦するディケイドの前に、大樹が現れた。大樹が現れて後に2人はどうなったかは作中で描かれていなかったが、おそらくアナザーディケイドが倒されるまで、共闘したのだろう。そして、オーマジオウが新たなる世界を創り上げるのを士と共に見届けることになった。

タイムジャッカー

スウォルツ/アナザーディケイド

出典: www.tv-asahi.co.jp

3人いるタイムジャッカーの1人。少年の容貌をしたウールと、女性であるオーラと共に、ソウゴとは違う人物の王者を探している。そして目をつけた人物に歴代ライダーの力を付与し、アナザーライダーを作り上げ、ソウゴ達に襲い掛かる。タイムジャッカーのリーダー格となる人物が、スウォルツである。タイムジャッカーの中で最も力が強く、幾度となく相まみえる。

スウォルツの正体は、ツクヨミの実兄であり別時間軸に存在する王家の一族だった。自身が王位に就くと確信していたスウォルツだったが、王位に選ばれたのはツクヨミだった。妹に王位を継がせないため記憶を消し、別次元の時間軸へと飛ばした。

そしてソウゴを利用してライダーの力を集め、自身が真の魔王へと君臨する野望を打ち立てる。仮面ライダーディケイドの力を奪いアナザーディケイドとなり、真の魔王への野望は現実のものになろうとしていた。ツクヨミが仲間であるソウゴやゲイツを裏切ったのも、スウォルツにとっては大きなプラスだ。しかし、ツクヨミは心から兄に従った訳ではない。またオーマジオウとなったソウゴの力を見誤ってしまったがため、野望が叶うことはなかった。

ウール

yt1996
yt1996
@yt1996

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シン・仮面ライダー(庵野秀明)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『シン・仮面ライダー』(シンかめんライダー)とは、改造手術でバッタと融合させられた青年と、それを成した秘密結社ショッカーとの戦いを描いた、2023年の映画作品。日本を代表するクリエイターである庵野秀明が監督を務める、国民的特撮ヒーロー『仮面ライダー』の生誕50周年記念作品である。 バッタとの融合人間に改造された本郷猛は、恩師の娘である緑川ルリ子に巻き込まれる形で秘密結社ショッカーと戦うこととなる。当初成り行きで戦っていた彼は、やがて正義の意志に目覚め、ショッカーの暴威に立ち向かっていく。

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仮面ライダー1号(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダー1号(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『仮面ライダー1号』は石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ『仮面ライダー』を原典とした映画。45年の時を経て、再び藤岡弘、が本郷猛として、仇敵の地獄大使が率いるショッカーと、そして新たな敵ノバショッカーと戦う。「偉人の魂」を駆使して戦う若きライダー、仮面ライダーゴーストは共闘の後に言う。「本郷猛は永遠の英雄」と。

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仮面ライダーオーズ/OOOとは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダーオーズ/OOOとは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『仮面ライダーオーズ/OOO』とは、石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ作品で、2010年9月5日から2012年8月28日まで全48話がテレビ放送された。平成仮面ライダーシリーズ第12作目。800年前に封印されたコアメダルの怪物、グリードが蘇った。火野映司(ひのえいじ)はオーズドライバーと3つのコアメダルを渡され仮面ライダーオーズに変身する。戦いの中で新たなコアメダルを獲得し、3つのメダルを差し替えて多彩なフォームチェンジができるなど大人にも子供にも人気の作品である。

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仮面ライダー鎧武(ガイム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダー鎧武(ガイム)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダー鎧武(かめんライダーがいむ)とは、異界の森の侵略に立ち向かうヒーローたちの活躍を描いた、平成『仮面ライダー』第15作目の特撮番組。作中で主人公が変身するヒーローの名称でもある。 アルバイトで家計を助ける少年葛葉紘汰は、ある時不思議な森に迷い込み、そこで装着者を超人へと変身させる謎のベルトを手に入れる。同じタイミングで街の若者たちが同様のベルトを入手し、己の野望を叶えるためにこれを悪用。紘汰は時に彼らと戦い、時に協力しながら、不思議な森が招く世界の危機に立ち向かっていく。

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仮面ライダーキバ(Kiva)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダーキバ(Kiva)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『仮面ライダーキバ』は2008年から2009年にかけて、テレビ朝日系列で毎週日曜8時から8時30分に放送された特撮番組。人間を食らう敵ファンガイアと、人間を守る謎の戦士仮面ライダーキバによる戦いを描いた。ファンガイアのモチーフに吸血鬼を取り入れるなど西洋ホラーの要素を入れつつ、異種族間の恋愛や三角関係など複雑な人間ドラマも組み込んだ作品である。

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仮面ライダーフォーゼ(Fourze)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダーフォーゼ(Fourze)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『仮面ライダーフォーゼ(Fourze)』とは、石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ作品で2011年9月4日から2012年8月26日まで全48話放送された。平成仮面ライダーシリーズ第13作目にして、仮面ライダー生誕40周年記念作品である。天ノ川学園高校に転校してきた如月弦太朗(きさらぎげんたろう)は、学校を荒らす怪人「ゾディアーツ」から生徒を守るために「仮面ライダーフォーゼ」に変身し、宇宙のパワーで戦う、近未来を舞台に繰り広げられる青春学園物語である。

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仮面ライダーアマゾン(Amazon)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダーアマゾン(Amazon)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『仮面ライダーアマゾン』とは、石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ『仮面ライダー』シリーズ第4弾のタイトルであり、同時に主役が変身するヒーローの名前である。通称、アマゾンライダーともよばれている。物語は、世界征服をたくらむ悪の組織ゲドンやガランダー帝国の放つ獣人(じゅうじん)と戦うアマゾンライダーの活躍を描いている。1974年10月から1975年3月までの間で、全24話が放映された。仮面ライダーシリーズの原点回帰を目指した作品と言われている。

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リバーサルオーケストラ(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

リバーサルオーケストラ(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『リバーサルオーケストラ』とは、2023年1月期の日本テレビ系「水曜ドラマ」枠で放送されたテレビドラマである。主演は門脇麦、他主要人物として田中圭、生瀬勝久らが出演。元天才バイオリニストの谷岡初音は表舞台から去り、今は市の職員としてひっそりと暮らしていた。ある日、マエストロとして活躍中の市長の息子・常葉朝陽によって、地元のポンコツ楽団・児玉交響楽団のメンバーにさせられる。楽団を立て直すため奔走する初音と朝陽、また2人を取り巻く個性豊かな楽団メンバーが織りなす音楽エンターテインメントである。

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20世紀少年(漫画・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

20世紀少年(漫画・映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『20世紀少年』とは、浦沢直樹による漫画作品。2008年から2009年にかけて映画化もされている。 コンビニの店長として働く中年の男・ケンヂの身の回りで、不可解な事件が相次ぐ。やがて、それらの事件はケンヂとその仲間たちの子供のころの妄想を現実化したものであるということに気が付く。少年時代に共に未来の世界を想像した仲間を集めたケンヂは、仲間とともに事件の首謀者である「ともだち」と呼ばれる人物の正体を探る。

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仮面ライダーBLACK(ブラック)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダーBLACK(ブラック)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『仮面ライダースーパー1』終了から6年振りのテレビシリーズのコンセプトは「原点回帰」。 「仮面ライダー0号」と位置付け、主要スタッフの大幅な刷新を行い、これまでとは全く違ったスタイルの仮面ライダー像を得た。漆黒のボディの自由の戦士は、30年を経た今もなお、我々を魅了する。 人間文明破壊をたくらむ暗黒結社ゴルゴムに対し、南光太郎が仮面ライダーBLACKへと変身し、その身と青春をかけ戦う。

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仮面ライダーディケイド(Decade)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダーディケイド(Decade)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『仮面ライダーディケイド』は『平成仮面ライダーシリーズ』10作目の作品にして異色作と呼ばれる。門矢士/仮面ライダーディケイドは「世界の破壊者」と作中で呼ばれ、数々の並行世界を駆け抜けていく。その先にあるのは救済なのか、破滅なのか。それまでの平成ライダー世界を再構成(リ・イマジネーション)する作風は賛否両論を浴びつつも、多くの派生作品でも重要な役割を果たす、欠くことのできない存在である。

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あなたの番です(あな番)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

あなたの番です(あな番)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『あなたの番です』とは、日本テレビ系にて2019年4月から9月まで放送された全20話のミステリードラマである。キウンクエ蔵前というマンションに引っ越してきた新婚夫婦が「交換殺人ゲーム」に巻き込まれる姿を描いたミステリードラマで、企画・原案は秋元康。第1章、第2章で構成された2クール半年間に渡って放送され、テレビ放送と連動して、『扉の向こう』というスピンオフがHuluにて独占配信されている。

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サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER(平ゼロ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER(平ゼロ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER』(通称平ゼロ)とは『仮面ライダー』と並ぶ石ノ森章太郎の代表作『サイボーグ009』の3作目のTVアニメ。サイボーグに改造されてしまった009こと島村ジョーがそれぞれ違った特殊能力を持つ仲間と共に世界中で暗躍する「黒い幽霊団(ブラックゴースト)」と戦う。2001年10月から2002年10月まで全51話が放送された。

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ごめんね青春!(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ごめんね青春!(ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『ごめんね青春!』とは2014年10月から放送されたTBS系列のドラマであり、宮藤官九郎が脚本し主演は錦戸亮が務めた。 静岡県三島市の高校が舞台で、仏教系男子校とキリスト系女子校の合併に伴う恋愛模様などを描いたドラマ。 主演の錦戸亮は仏教系男子校の先生役であり合併には賛成派。しかし周囲は反対派が多く、合併に向けて奮闘していくストーリー。合併に向けて奮闘していく中、生徒や先生間の恋愛・家族との問題について「ごめんね」と謝り向き合っていく。

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コンフィデンスマンJP -ロマンス編-(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

コンフィデンスマンJP -ロマンス編-(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『コンフィデンスマンJP -ロマンス編-』とは2019年に公開された、詐欺師をテーマにした映画作品。東京ドラマアウォードなどの賞を受賞した、総合視聴率15.1%の人気テレビドラマを映画化した1作目。大ヒットした痛快エンターテインメント映画で、ダー子、ボクちゃん、リチャードの3人のコンフィデンスマン(信用詐欺師)が、悪い奴から詐欺で大金を巻き上げるストーリー。今回のおさかな(ターゲット)はラン・リウ。恋愛詐欺師のジェシーと日本のゴットファザーの赤星も加わり、香港を舞台にコンゲームを繰り広げる。

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仮面ライダーW(ダブル)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダーW(ダブル)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『仮面ライダーW』とは、2009年9月6日から2010年8月29日にかけて全49話が放送された特撮テレビドラマ作品であり、『平成ライダーシリーズ』の第11作品目。 探偵を営む左翔太郎の前に土地の権利者と名乗る鳴海亜希子という女性が現れ、翔太郎に事務所の立ち退きを求める。2人の言い争いの最中、女性から彼氏を探してほしいと依頼がくる。依頼の調査中、謎の怪人ドーパントが出現。探偵事務所には秘密の部屋があり、謎の少年フィリップがいた。左翔太郎とフィリップは2人で1人の仮面ライダーWであった。

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マスカレード・ホテル(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

マスカレード・ホテル(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『マスカレード・ホテル』とは、東野圭吾が書いた人気小説『マスカレード・ホテル』を原作とした大ヒット映画である。木村拓哉主演の映画で、長澤まさみや小日向文世、渡部篤郎など豪華キャストがそろっている。物語は予告連続殺人事件の捜査のために、警視庁の刑事たちがホテル・コルテシア東京に潜入捜査をする。エリート刑事の新田はフロントクラークとして同じホテルの仕事をする山岸と共に、次々とホテルに来る怪しい宿泊客の対応をしていく。誰が殺人事件を起こそうとしている犯人なのかを突き止めていくミステリー映画。

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009ノ1(石ノ森章太郎)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

009ノ1(石ノ森章太郎)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『009ノ1』(ゼロゼロナイン・ワン、ゼロゼロクノイチ)とは、1967年8月より1974年11月まで週刊漫画アクションで連載された石ノ森章太郎のSFスパイ・アクション作品。原作は漫画で、それを元にした映像作品が制作されている。サイボーグの女性を主人公として、当時の国際情勢のまま東西冷戦が続いていたと仮定している未来が舞台となっている。石ノ森章太郎が初めて青年向け漫画雑誌に掲載した作品で、性描写や救いのないストーリーがふんだんに盛り込まれた大人向けの作風が特徴である。

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仮面ライダーV3(ブイスリー)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダーV3(ブイスリー)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『仮面ライダーV3』は石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ。『仮面ライダーシリーズ』の人気を定着させた作品である。ショッカー・ゲルショッカーの後継組織であるデストロンの魔の手から人々の自由と平和を守るために、風見志郎/仮面ライダーV3が悪の怪人と闘い続ける。登場人物は前作『仮面ライダー』から一部引き継がれ、前作と同様、もしくはそれ以上の人気を獲得する作品となった。

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仮面ライダーZX(ゼクロス)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダーZX(ゼクロス)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『仮面ライダーZX』は、10番目の仮面ライダーの名称と、それに関連する企画を総称したもの。「バダン」の野望を止めるべく、仮面ライダーZXは戦う。1982年~1984年にかけて、雑誌でのグラビア連載や、『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』で登場した。仮面ライダーの中ではやや影が薄かったものの、漫画『仮面ライダーSPIRITS』で主人公として選ばれたことで知名度や人気が向上することとなった。

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人造人間キカイダー(Kikaida、Kikaider)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

人造人間キカイダー(Kikaida、Kikaider)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『人造人間キカイダー』は石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ。キカイダー/ジローは不完全な人造人間として創られたことに悩みつつも、生みの親である光明寺博士を探しだし、ミツコとマサルの兄弟を守るために、ダーク破壊部隊のロボットと戦う。生前、石ノ森章太郎はこの作品に対して『仮面ライダー』よりも思い入れがあると話していた。

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仮面ライダーリバイス(Revice)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

仮面ライダーリバイス(Revice)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『仮面ライダーリバイス』とは、テレビ朝日系列で放映されていた、東映制作の特撮テレビドラマ、および作中に登場するヒーローの名称である。全50話が放映された。仮面ライダー生誕50周年記念作品であり、令和の仮面ライダーシリーズ第3弾となる。悪魔と契約して変身する一人二役での仮面ライダーが主役である。敵味方共に多くの悪魔が現れて、激しい戦いが繰り広げられていく一方で、家族のつながりも強調されている。過去の因縁など物語は複雑だが、最初から最後まで見ることで理解が深まる作品である。

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