食戟のソーマの十傑まとめ

『食戟のソーマ』とは、原作:附田祐斗、作画:佐伯俊による日本の漫画作品である。小説やアニメなど、多数のメディアミックスが成された。
創真は日本屈指の料理の名門校『遠月茶寮料理學園』へと編入する。そして、そこで出会う仲間やライバルと共に研鑽を積んでいく。
『十傑』とは、遠月に存在する最も優れた10人の料理人である。創真は遠月で最も優れた料理人になるため、十傑の打倒を目標とする。

遠月学園第73期卒業生であり、今は遠月学園の教師。幼女のような風貌をしているが、初登場時で34歳である。十傑に名を連ねていたが、席次は明らかになっていない。

『汐見ゼミ』というゼミで教授を務めている。スパイスに精通しており、『汐見ゼミ』でもスパイスの研究に励んでいる。遠月に通っている時もスパイス料理を得意としており、カレーばかり作っていた。『汐見ゼミ』を立ち上げてからは、スパイスの新たな栽培方法の発見、長期保存の方法の確立など、実績を残している。しかし、葉山からは「スパイスをいじる以外何もできない」と言われており、ハーブの水やりを忘れたり、来客の対応をまともにできないなど、多くの失敗をしている。

在学中は極星寮に入っていた。寮母のふみ緒による入寮試験は一発でパスした。
同じ極星寮である城一郎により、数々のゲテモノ料理を食べさせられた。それにより、城一郎の事を嫌っている。『秋の選抜』の前に創真と田所が『汐見ゼミ』を訪ねてくるが、創真が城一郎の息子だと分かると、豹変して創真を殴った。

インドで粗悪なスパイスを売りつけられようとしてた時に葉山アキラに助けられる。それがきっかけで、葉山を日本へ連れ帰った。葉山は孤児であり、自身を救ってくれた汐見に大きな恩を感じている。「アキラ」という名前は、汐見が「新しき料理の世界を明らかにし照らす子」という思いを込めて付けた。

薊が政権を握った後、『汐見ゼミ』の解体を迫られる。しかし、葉山が『中枢美食機関』に入る事でゼミの解体を阻止した。薊の命令で創真と食戟を行なって敗北した葉山にビンタを食らわせ、涙ながらに「研究よりも、葉山が自分の料理を楽しみ同年代の友と研鑽していく風景を見たい」と話した。

第四席 海老沢 理子(えびさわ りこ)

遠月学園第70期卒業生。極星寮黄金世代の一員であり、当時は十傑第四席の地位にいた実績を持つ。
城一郎の過去編のみ登場し、城一郎とは薊や銀とよく料理勝負をしていた。

第一席 四宮 小次郎(しのみや こじろう)

遠月学園第79期卒業生であり、当時の十傑第一席だった。パリのフランス料理店『SHINO'S』のオーナーシェフ。スピンオフ漫画『食戟のソーマ L'etoile-エトワール-』における主人公でもある。
毒舌で我が強い。プライドが高く、料理に関して自分だけではなく他人にも厳しい。取っ付きにくいような性格だが、同期の水原や、後輩の乾、梧桐田にはよくいじられている。

野菜を生かした料理で高評価を得て、フランス料理の発展に大きく貢献した料理人に贈られる『プルスポール勲章』を受賞する。この賞を受賞した日本人は四宮が初である。野菜を使って素晴らしい逸品を生み出すことから『レギュム(野菜料理)の魔術師』と呼ばれるようになる。
九州の田舎で育ち、料理とは全く縁がなかった。料理人を目指したきっかけは、フレンチ料理を食べた母親の笑顔を見たからである。

メガネにピンク色の髪が特徴。遠月卒業後、フランスへ渡り、6年の修行後に自身の店を出した。
しかし、四宮の活躍を妬んだフランス人により、勝手に料理の味を変えられるという嫌がらせ受けることになる。その結果、店の評判が落ちてしまう。その事態に、四宮はスタッフへの信頼を無くし、冷酷にレシピを守る事を徹底させるようになる。四宮はそんな状態で『プルスポール勲章』を受賞する事になる。四宮は『プルスポール勲章』をずっと目標にしており、それを受賞した今、新たな目標を見つけることができないでいた。そんな時に先輩である堂島から遠月の合宿訓練のゲスト講師を依頼される。

合宿訓練では、柑橘系の匂いがする整髪料を付けた生徒を、有無を言わせず退学にする。そして自身のレシピ通りに料理を作る授業を始めるが、四宮は目利きができない者や、鈍間な者を除外するために痛んだカリフラワーを混ぜていた。そのカリフラワーを手にした田所は、四宮のレシピを変え、四宮は田所に退学を言い渡す。それに創真が異を唱えた結果、田所をメインシェフ、創真をサポートとし、四宮と食戟を行うことになる。
田所が出した品は、四宮の品に遠く及ばなかったが、審査員の堂島は田所に一票を入れる。四宮がその意味を問うと、堂島は四宮が行き詰まっていることを言い当て、田所の品には食べる人の事を思うホスピタリティーがあると話す。田所の品を食べた四宮は、料理人として初心を取り戻し、スランプを脱する。

その後『実地研修(スタジエール)』で、四宮の店に創真が派遣されてくる。合宿訓練の時は、元十傑第一席である自身に生意気ながらも食戟を挑む創真のことをよく思っていなかった。しかしスタジエールの時にはスパルタながらもフランス料理に使う調理法を惜しみなく教え、師匠のような存在になっている。そして新作のメニューコンペが開かれた際には、創真の出した品が出した品にアドバイスを加えてメニューに加えた。

連隊食戟の前には堂島の誘いにより、創真と田所に特訓をつけた。

第二席 水原 冬美(みずはら ふゆみ)

遠月学園第79期卒業生であり、在学時には四宮に次いで十傑第二席だった。10月を卒業して、イタリア料理店『リストランテ エフ』でシェフを務めている。
宿泊研修でゲスト講師として登場した。そして田所・創真と四宮の食戟の審査員を務めた。宿泊研修で創真とアルディー二兄弟を高く評価し、自身の店にスカウトしたが、実家の店の事しか考えられない、という理由で断られている。『秋の選抜」の準決勝でも審査員を務めた。

第二席 乾 日向子(いぬい ひなこ)

遠月学園第80期卒業生であり、元十傑の第二席。先輩である四宮に生意気な口をきき、その度にアイアンクローなどで制裁を受けている。
割烹着を着た、おっとりした女性。日本料理店『霧のや』の女将である。料理となると冷徹な一面を見せ、在学時には『霧の女帝』という異名で恐れられていた。
合宿研修で講師として招かれた。そこで創真とタクミの料理のどちらが勝っているかを問われるが、散々焦らした挙句に勝敗の判定は預かりとした。合宿研修で出会った田所の事を特に贔屓にしている。『秋の選抜』の時には、観客席にいた田所を瞬時に見つけ出した。

第二席 角崎 タキ(つのざき タキ)

遠月学園第88期卒業生で在学時には十傑第二席だった。スペイン料理店『タキ・アマリージョ』でシェフを務めている。
鋭い目つきが特徴の女性。毒舌家であり、料理のマナーがなっていないものには体罰を与えようとする凶暴性を秘めている。
『秋の選抜』の審査員の一人として招かれた。同じく『秋の選抜』の審査員だった水原のことは『水原先輩』と呼んで慕っているが、乾のことはタメ口で接している。

第二席 木久知 園果(きくち そのか)

遠月学園第89期卒業生であり、遠月に在籍していた時には十傑第二席だった。洋食専門店「春果停」でシェフを務めている。
気弱な女性らしい性格をしている。作中で一番と言ってもいいほどの巨乳の持ち主。角崎には『乳房お化け』と呼ばれていた。
『秋の選抜』の審査員として招かれた。第二試合で葉山と黒木場の料理の審査をしたが、2人の料理が拮抗していて判定を下すことができなかった。

第五席 鏑木 祥子(かぶらぎ しょうこ)

倒れているのが鏑木

遠月学園高等部2年生。『中枢美食機関』発足後、薊の思想に共感できない十傑が抜け、その穴埋めとして十傑に入った。席次は第五席である。
身長163cm。3サイズはB79-W56-H84。好きなものは、アップルティー、テニス観戦。嫌いなものは、タバコの匂い、蜘蛛。

連隊食戟の1st BOUTで女木島と戦うが、瞬殺された。

第八席 白津 樹利夫(しらつ じゅりお)

遠月学園高等部2年生。『中枢美食機関』の発足後、3名が十傑を抜ける事となり、その代わりに十傑に入って第八席の座についた。
割れた顎が特徴。
イタリア料理を得意としている。白津家はイタリア領事館で食事番を任されている。樹利夫の腕前は本物で、司も樹利夫を評価している。
一色と同期である樹利夫は、一色の事をライバルと見なしており、共に中枢美食機関で競うことを望んでいる。
連隊食戟に出場し、1st BOUTで一色と戦った。その時「お前は極星寮のようなぬるま湯にいるべきではない」と発言して極星寮を侮辱し、一色の怒りを買った。そして本気を出した一色に敗北した。しかし、本気になった一色に料理を堪能できたことに感激していた。

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