天使なんかじゃない(天ない)のネタバレ解説まとめ

『天使なんかじゃない』は、矢沢あいによる漫画作品。少女漫画雑誌『りぼん』1991年9月号から1994年11号まで連載された。全8巻の単行本に加え、完全版コミックス全4巻、文庫本全6巻、さらに全8巻の小説が刊行されている。1994年にはOVA化された。
創立されたばかりの私立聖(ひじり)学園の生徒会を舞台に、主人公冴島翠を中心とした生徒会の面々が繰り広げる、高校生の恋と友情を描いた青春群像劇である。ベテラン漫画家として知られる矢沢あいの出世作であり、その完成度から芸能人のファンも多い。

「みんな… みんな… みんな大好き!」

『天使なんかじゃない』の主題歌・挿入歌

主題歌:西田ひかる『一緒にいれば』

『天使なんかじゃない』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

他作品からの友情出演

本作には作者の代表作の一つ『マリンブルーの風に抱かれて』のキャラクターが多数登場する。
さらに、作者の親友であり少女マンガ家でもある吉住渉や、その代表作『ママレード・ボーイ』のキャラクターも友情出演している。
ちょっとしたファンサービスだが、本作が矢沢あいの記念碑的作品であることを考えると、前作『マリンブルーの風に抱かれて』や同年代のヒット作のキャラクターが顔を出していることは興味深い演出である。

漫画家・矢沢あいのターニングポイント

本作「天使なんかじゃない」は、作者・矢沢あいが現在に至るまで愛されるきっかけになった作品である。

1985年から漫画家として活動を始めた矢沢あいだったが、本作以前の作品は単行本1巻ほどで終わる短いものが多かった。
しかし前作『マリンブルーの風に抱かれて』から読者の評価が上がり始め、本作でついに確固たる人気を確立。この後もヒット作を次々と世に送り出し、漫画家として大成していくこととなる。
矢沢あい自身も「特別な思い入れのある作品である」と語っており、まさに漫画家としての彼女のターニングポイントといえる。

今なお愛され、売れ続ける不朽の名作

傑作として知られる「天使なんかじゃない」は、完結から25年以上経った今でもファンに愛され、新規のファンすら獲得している。

連載終了後もその熱は冷めやらず、小説やOVAなどのマルチメディア展開が続き、完全版全4巻、文庫本全6巻が続々と発刊。
2000年には全4巻の新装版が発売され、本書のために「天ない製作秘話 冴島翠 生みの母と育ての父(前編)」「天ない製作秘話 冴島翠 生みの母と育ての父(後編)」が描き下ろされた。

さらには2019年、全5巻の新装再編版が発売。実に連載終了から25年後の快挙であり、表紙は全てこのために新しく描き直された。
往年のファンはもちろん、インターネットなどで本作を知ったという若い層からも改めて評価を集めている。

芸能人やアーティストにファンが多いことも前述した通りだが、中でも藤原基央(BUMP OF CHICKEN)は完全版4巻にて作品の解説も行っている。

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