シェイプ・オブ・ウォーター(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『シェイプ・オブ・ウォーター』とは、2017年にアメリカで制作・公開された、声を発することのできない中年女性と半魚人が愛を育むラブ・ロマンスを描いた映画である。2018年に日本でも公開され話題になった。1962年冷戦下アメリカの機密機関で働く声を失った女性清掃員イライザと、アマゾン奥地からそこに運び込まれた正体不明の半魚人との心の交流を中心に描いている。前代未聞のラブストーリーということで、ギルレモ・デル・トロ監督作品の中でも傑作と呼ばれた。

『シェイプ・オブ・ウォーター』の概要

『シェイプ・オブ・ウォーター』とは、2017年にアメリカで製作・公開された作品で、声を発することのできない中年女性と半魚人が愛を育むラブ・ロマンスを描いたものである。監督は『パシフィック・リム(2013)』のギルレモ・デル・トロ。出演はサリー・ホーキンス、マイケル・シャノン、リチャート・ジェンキンスなど。
デル・トロが本作の構想を最初に練ったのは2011年。幼少期の時に見た『大アマゾンの半魚人(1954)』の半魚人そのものが躍動するストーリーに感銘を受け、自分もいつか半魚人が出てくる作品を撮りたいと思ったことがきっかけ。同作品に出てくるジュリー・アダムス演じるヒロインと半魚人がもしも結ばれていたらどうなっただろうと考えたことから、恋愛要素を取り入れることを思いついたという。
こういったことから、最初はダグ・ジョーンズが演じる「不思議な生き物」が主人公のストーリーにしていたが、ユニバーサル・スタジオがこれを拒否したため、女性が主人公になる物語となった。2016年、正式に制作発表。
人間と半魚人の異種族の激しく、ほほえましく、どこか切ない恋愛模様といった衝撃的な内容の他にも、そんな2人を黒人、同性愛者といったいわゆる「マイノリティ」が見守り、権力を振りかざす悪役が邪魔をしようとすることから、ただの恋愛物語なだけでなく、デル・トロ監督の社会に訴えたいメッセージも伺える、社会観もメタファーとして取り込まれていると話題になった。

2017年8月31日にイタリアで行われた第74回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門で先行上映、金獅子賞を受賞。その他にも、第90回アカデミー賞では作品賞、監督賞、作曲賞、美術賞の4部門、第75回ゴールデン・グローブ賞では監督賞と作曲賞の2部門を受賞。また、第42回トロント国際映画祭でも本作が上映された。日本では20世紀フォックスの配給のもと、2018年3月1日公開。

1962年冷戦下アメリカの機密機関で働く声を失った女性清掃員・イライザと、アマゾン奥地からそこに運び込まれた正体不明の半魚人との心の交流が中心。そして各キャラクターたちが、時代的な抑圧や制限を身に受けながらも、自分の意思を貫こうとする様子が描かれている作品。

日本における映画批評家からの評価も高く、“本作は「傑作」を超え、「生涯の1本」になるだろう”と評された。

『シェイプ・オブ・ウォーター』のあらすじ・ストーリー

イライザと「彼」の出会い

冷戦時代の1962年、アメリカ。声の出ないイライザは近所に住む老人の画家・ジャイルズという同性愛者の支えもあって穏やかに暮していた。その半面、毎日幸せそうなカップルや家族に交じって映画館で一人映画を観るなど、自分の身体の特徴によって人付き合いが限られることにどこか寂しい思いを抱えていた。
そんなイライザと親しくしてくれる同僚の黒人女性・ゼルダと共に、イライザは米政府の秘密機関・航空宇宙研究センターで清掃作業員として勤務していた。元米軍の軍人で現在研究所で上役のストリックランドに2人揃って差別的な扱いを受けながら淡々と業務をこなす、といった具合である。ある日、航空宇宙研究センターにストリックランドと、この度新しく呼ばれた研究員・ホフステトラー博士の監視の中、極秘で「不思議な生き物」が輸送されてくる。その「不思議な生き物」は、自らを無理やり連れ込んで薄情な扱いをした報復か、ストリックランドの左手の薬指を引き裂く。事件を受けて職員はおののくが、たまたまその部屋の清掃担当だったイライザだけは違った。

イライザは清掃のため「不思議な生き物」が保護されている部屋に入り、その正体が半魚人であるのを目撃してしまう。しかもそれだけでなく、自分がいつもお昼ごはんとして作り、持参してくるゆでたまごを「不思議な生き物」のいる水槽の淵にそっと置いた。それにおびき寄せられた「不思議な生き物」と、手話による会話に成功する。イライザはそれから毎日、清掃の時間の度に、「不思議な生き物」と何気ないコミュニケーションをとり続けた。ところが、ストリックランドが「不思議な生き物」を生体解剖する計画を知ってしまう。「不思議な生き物」に対して普通の人間のような感情を見いだしたイライザは、これを可哀そうに思う。「不思議な生き物」を助け、大雨で川が増水する日に「彼」を水中へ逃がそうとジャイルズとゼルダに提案するもゼルダにはなだめられ、世間にこれ以上何を思われるのかを恐れたジャイルズに猛反対される。そしてイライザも、彼を解放しなければならないという理性とは裏腹に「彼」とさらに距離を縮めていき、遂に離れたくないと思うほどの恋仲になる。

忍び寄る脅威

そんな中、実はソ連のスパイであるホフステトラー博士にソ連が地球外生命体に関する研究に役立つかもしれない「不思議な生き物」の抹殺を命じ、これ以上アメリカが宇宙開発において優位にならないようにと圧をかける。ホフステトラー博士は一研究者として、人間の代わりにロケットに乗せて宇宙へ行ってもらうという計画をストリックランドに提案していたほど「不思議な生き物」には生きていてほしい、と密かに思っていた。ここに「不思議な生き物」がいたままではストリックランドか、自分が殺すかのどちらかでしかないと悟ったホフステトラー博士はイライザとゼルダに「不思議な生き物」を逃がしてほしいとこっそり懇願する。このことがイライザの「彼」を元の場所に戻したいという決意をするきっかけになり、イライザはもう一度ゼルダとジャイルズに「彼」を連れ出す計画を依頼する。こうしてイライザ、ゼルダ、ジャイルズ、そしてホフステトラー博士は宇宙研究センターから「不思議な生き物」をイライザとジャイルズのアパートに運ぶ作戦を実行、成功する。

ピンチを乗り越えたイライザと「彼」はさらに絆を深め、「その日」が来るまで、普通の恋人たちと変わりないような日々を過ごす。ジャイルズも飼い猫を「不思議な生き物」に殺されてしまうなど最初は戸惑うものの、イライザの惚れっぷりや猫を殺してしまったお詫びに治癒能力で頭に増毛してくれる姿を見て、「不思議な生き物」の底知れぬ魅力に興味を持つ。

「不思議な生き物」に逃げられたストリックランドは宇宙研究センターの全職員を尋問する。ホフステトラー博士は単独で「不思議な生き物」を逃がしたとストリックランドに嘘をつき、イライザとゼルダを庇う。また、「不思議な生き物」は抹殺したとソ連のスパイ仲間を呼び出し、縁を切ろうと試みるが、命令に背いて抵抗したことが原因で狙撃されてしまう。ソ連のスパイはホフステトラー博士にとどめの一撃をお見舞いしようとしたが、ストリックランドに射殺されてしまう。ストリックランドの目的は、「不思議な生き物」の行方をホフステトラー博士から聞き出す、ただそれだけだった。ストリックランドの暴力的な拷問により、ホフステトラー博士はゼルダが計画に関わっていることを口走ってしまい、絶命する。

再会

ストリックランドはホフステトラー博士からの情報をもとにゼルダの家に向かう。今にも殺されそうなのに沈黙を貫く妻の姿に耐えられず、ゼルダの夫がストリックランドにイライザのところに「不思議な生き物」がいることを告げてしまう。ゼルダから電話を受けたイライザは、共に遠くへ逃げるよう説得され、「彼」とジャイルズと運河に向かう。運河へ到着し、別れようとしたところでストリックランドに追いつかれ、イライザと「不思議な生き物」は銃で撃たれてしまう。全てを見ていたジャイルズを口封じのために殺そうとしたストリックランドは、銃撃を受けても生きていた「不思議な生き物」が最後の力を振り絞ったことによって倒される。
心配でかけつけたゼルダとジャイルズを他所に、イライザを連れて「不思議な生き物」は水中へ飛び込んでしまう。「彼」の治癒能力によってストリックランドに傷つけられた箇所が治り、息を吹き返したイライザは、水の中での「彼」との再会を喜ぶのだった。

『シェイプ・オブ・ウォーター』の登場人物・キャラクター

イライザ・エスポジート(演:サリー・ホーキンス)

アパートに一人で暮らす中年の女性。
幼少期に親から受けた暴力をきっかけに声を失い、保護施設で育ってきた。
そのためコミュニケーションの手段として手話を使う。
米政府管轄下にある航空宇宙研究センターの清掃作業員として働いている。
一見大人しい性格なだけのようにも思えるが、恋愛映画を毎日見たり浴槽で自慰行為をするといった描写があり、自分の身体の特徴からなかなか恋人や多くの友達ができないことでどこか孤独を抱えている様子が伺える。
また職場に来た「不思議な生き物」に興味を持つ。その「不思議な生き物」と距離を縮めて恋仲になり、逃がそうとするなど好奇心旺盛で行動力のある一面も持つ。

リチャード・ストリックランド(演:マイケル・シャノン)

吹替:咲野俊介
宇宙研究センターの責任者の一人。元米軍。
その性格は凶悪な独裁者同然で、気に入らないことがあれば声を荒げ、時に暴力まで振るう。
そのためストリックランドの直属の部下は圧を感じ、自分の意に反しながらも従っているという人もいる。
妻と子どもがいるが、家庭でも良き父親という風には見えない。
物語の序盤に「不思議な生き物」によって左手の薬指を切断され、以来「不思議な生き物」を自分の意志に背くものとして扱う。
また、手話ばかりで考えていることがどこか見えないイライザと彼女を擁護するゼルダも気に食わない様子。
かなりのサディストで、「不思議な生き物」の居場所を聞き出そうと、ホフステトラー博士を狙撃したソ連のスパイを見つけてすぐ射殺し、瀕死のホフステトラーが無言の抵抗を貫こうとする度に殴りつけるなどした。
常にガムのようなラムネ菓子を口に含んでいる。

ジャイルズ(演:リチャード・ジェンキンス )

吹替:安原義人
イライザと同じアパートの、イライザの部屋の隣に住む。
普段は画家で、イライザをモデルにした画を描いたこともある。
イライザの手話を理解し、娘のように扱うが、自身の長い人生の中で結婚歴は無い。
同性愛者で、行きつけのパイ・ショップの男性店員に密かに想いを寄せている。
彼に会うべく毎日パイを買うほどの熱っぷりだったが、店員がジャイルズとの会話の中で健常者以外の人に対し不気味であるようなといった意味を含む差別的な発言をしてから一気に冷めた。
イライザが「不思議な生き物」を連れ出すと言ったときはストリックランドに従えと猛反対したが、失恋をきっかけにいつまでも社会の中で弱いままではいけないと思い、最後には協力する。

不思議な生き物(演:ダグ・ジョーンズ)

アマゾンで発見され、無理やり航空宇宙研究センターに運ばれてきた、いわゆる半魚人。
人間に対して獰猛な動きや振る舞いを見せ、一撃でストリックランドの薬指を裂いてしまうほどの鋭い爪と戦闘能力を持つ。
自分に興味を持つイライザにも保護用の水槽越しに威嚇するなどしていたが、彼女が持ってきたゆで卵を水槽の淵に並べてくれたり、人間の言葉(手話)を教えてくれるのを機に徐々に心を開いていく。
人間界のルールが分からず、ジャイルズの飼っていた猫を食べてしまったが、イライザに叱責されて改心するなど、従順なところもある。このようにイライザといることで、最初の獰猛な珍獣のイメージから人間味に溢れた生き物へと変化を遂げる。
高い治癒能力も持ち併せており、どんな傷でも手をかざしただけで治してしまう。

ロバート・ホフステトラー博士(演:マイケル・スタールバーグ )

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