約束のネバーランド(約ネバ)の鬼まとめ

『約束のネバーランド』とは、白井カイウ(原作)、出水ぽすか(作画)による日本の漫画作品である。アニメや小説などのメディアミックスがされている。
エマは孤児院でママや他の孤児たちと一緒に楽しく過ごしていた。ある日、コニーという孤児が里子に出されることとなった。エマはコニーが忘れていった人形を届けようとするが、そこで目にしたのは死亡したコニーと鬼だった。エマは孤児院が鬼の食料である人間を育てる農園だったことを知る。エマ達は安住の地を求めて脱走する。鬼の中でも社会が形成され、様々な鬼が登場する。

先代のバイヨン卿。一年半ほど前から失踪していたが、『秘密の猟場』にて人間を狩っていた。
1000年前に鬼と約束を交わして、鬼との調停役となったラートリー家の子孫である『ピーター・ラートリー』と関係を持っており、生きた人間を仕入れている。その人間を『ゴールディ・ポンド』にある自身の庭に放ち、逃げまとう人間を放った。それが『秘密の猟場』である。そこで貴族の鬼たちと共に人間狩りを楽しんでいる。

鬼の中でも一際人間を狩ることを楽しんでいたが、1000年前に人間が約束を交わしたことで人間を狩る事ができなくなった。800年前にはバイヨン卿は人間を狩るどころか、24の農園に投資し、12の農園を管理、6つの農園の責任者となった。それから安定した人肉の供給が行われるが、それらの肉を喰ってもバイヨン卿は味を感じることができなかった。そこでピーター・ラートリーから人間を仕入れ、狩りを始めた。そうして食べた肉の味は格別で、涙を流すほどだった。それから3ヶ月に一度のペースで借りを行なっていたが、徐々にそのペースは上がっていった。そんな時にピーター・ラートリーからゴールディ・ポンドに食用児の集落があることを聞かされる。そして、ゴールディ・ポンドに『秘密の猟場』が作られた。

エマたちが『秘密の猟場』に来たことで、食用児たちが反乱を起こし、バイヨン卿はそれに対応することになるが、その戦いを楽しんでいた。
バイヨン卿には常に手下である2匹の鬼がついているが、食用児のザックとぺぺにより殺されてしまう。しかし、バイヨン卿はその2人を返り討ちにする。そしてナイジェルとジリアンという食用児と戦闘する。バイヨン卿は頭が回り、食用児たちが知り得るはずのない鬼の殺し方を知っていたことで首謀者が背後にいることに気付く。そして食用児に逃げられたフリをして、本拠地に案内させた。しかし、それはバイヨン卿を殺すための罠であり、狭い通路でバイヨン卿は奇襲にあう。そこでは獲物の槍を振り回すことができずに、銃により致命傷を負う。そんな中、バイヨン卿は本当の狩りができたことで喜びを感じていた。そして最後の力を振り絞ってオリバーという食用児に重傷を与えて死亡した。

レウウィス大公

『秘密の猟場』で狩りを行っていた鬼。パルウゥスという猿のような鬼を肩に乗せている。バイヨン卿(先代)に親しげな口を聞いているが、バイヨン卿の息子である。兄はバイヨン卿(当代)である。

圧倒的な強者であり、『グローリー=ベル(農園の一つ)』の脱走者たちのユウゴとルーカス以外を殺害した。戦闘を心から楽しんでおり、グローリー=ベルの一同と戦う際には、鬼の殺し方を教え、10分間手を出さない上に仮面を外していた。グローリー=ベルの人間と戦って以降、本気で自身を倒そうとする人間に出会えず、不満を募らせている。そんな時、躊躇なく鬼の目に斧を振り下ろすエマに出会い、エマに執着するようになる。そして、より楽しい戦いをするために、食用児のモニカとジェイクを殺害し、テオに自身の名前と目的をエマへ伝えさせる。

レウウィスはエマと対峙するが、エマはレウウィスが以前ユウゴたちの提案した『10分間手を出さない』というゲームを持ちかける。それは仲間が集まるのを待つための提案だった。レウウィスはエマの目的が時間稼ぎだと知りながら、その提案を受ける。そして10分後に仲間が集まらない場合はエマが自身を相手することを告げ、満面の笑みを浮かべる。それから10分が経とうとする頃、エマは「密漁場の主でありバイヨン亡き今、これ以上無駄に血を流す意味はない。戦わずに終わりにできたら私はこの先仲間を死なせずに済むし、あなたも死なずに済む。」と話した。しかしレウウィスは「愚問だエマ。私が何のために待ったと思っている。私は君を狩り殺したい。そして君に、君たちに狩り殺されるなら本望なのだよ。」と返した。
10分が経過し、エマは仕掛けていた機関銃でレウウィスを四方八方から銃撃する。しかし、レウウィスはその殆どの銃弾を掴んでしまった。エマの援軍は予定していたよりはるかに少ない人数しかいなかったが、エマはレウウィスの動きを読んで動きを止め、仮面を破るべく特殊弾を放つ。しかしレウウィスは片手でそれを弾いてしまう。レウウィスはエマへ迫るが、そこへレイとユウゴが応援に現れ、レウウィスの仮面を割った。だが、それでもレウウィスは圧倒的な力を見せるが、エマたちはその中でレウウィスに再生可能回数があることを突き止める。最後はエマを爪で貫きながらも、エマが持っていた閃光弾で視界を閉ざされ、一斉放火を受けて死亡した。
閃光弾を受けた時点で敗北したことを悟っていたが、その時「やはり人間は良い」と考えていた。

1000年以上生きた鬼であり、人間と鬼が争っていた時にも登場している。その時は後に鬼と約束を交わすことになるユリウス・ラートリーの前に現れ、彼の一団の殆どを殺害し、「月が綺麗だねぇ。」と楽しそうに笑った。それを見たユリウスは「もう疲れた。帰りたい!!うんざりだ!!民のため?兵のため?どうでもいい。私がつかれたんだ。じき終わる?それはいつだ全て幻想綺麗事。勝ち目の見えている今こそが好機ではないのか。終わらせるんだ!今!私が!」と考え、取引すべく鬼の王への面会を申し出た。

ルーチェ

貴族階級の鬼であり、秘密の猟場で人間を狩って楽しんでいた。長さが違う腕を持っている。
レウウィス大公のような拘りは無く、人間を狩るという行為自体を楽しんでいた。家柄のせいなのか、子供のように理不尽で、残虐な性格をしている。一方で体力や力がなく、頭も良くない。秘密の猟場にいる鬼の中で一番弱いとされている。
父親は五摂家のドッザ卿である。

幼い3人の人間を前にして、「みぃつけた。10秒あげるよ。3人の中から1人選ぶんだ。僕に追われ狩られるのは誰なのか。決まったらあとの二人は逃げていいよ。けがをした君?それとも僕の従者にけがさせた君?それとも仲間を置き去りにして一人隠れているそこの君?」と提案していた。それを見ていたレウウィス大公は「若いな。どうせ3匹とも狩り殺すつもりだろうに。」と言っていた。エマに仮面を割られたことで、エマに恨みを抱いていた。
最後は食用児たちの囮につられて、手下の鬼を殺され、その後、仮面を剥ぎ取られて眉間に銃撃を浴びて死亡した。死の間際には「ボクを殺したらボクのパパが…」と情けないセリフを口にした。

ノウス

貴族階級の鬼であり、秘密の猟場で人間を狩って楽しんでいた。ノウマという容姿が瓜二つの鬼とペアになって行動する。男の鬼で、ノウマのことを大事に思っているようである。
槍を武器として使用する。その破壊力は凄まじく、樹をいとも容易く切断する。さらに人間の気配を感じ取ることができ、優れた反射神経で銃弾をも躱す身体能力を持っている。五摂家のノウム卿の兄妹である。
成人の食用児や特上肉であるエマの存在を知り、他の鬼を差し置いて喰おうとした。
ノウマが死亡すると雄叫びをあげて悲しんだ。そしてノウマの肉体を捕食する。それによってさらに強くなった。
しかし、援軍に来たユウゴが気配を消して狙撃を行い、その弾を避けられずに死亡した。

ノウマ

手前の鬼がノウマ

貴族階級の鬼であり、秘密の猟場で人間を狩って楽しんでいた。ノウスとペアになって行動する。女の鬼で、ノウスのことを大事に思っているようである。
ノウスと同じく、パワー、スピード、反射能力、人間の気配を感じる能力に長けており、銃が通用しない。
しかし、ソーニャという食用児を捕まえた時に興奮し、その隙をついた狙撃により急所を撃ち抜かれた。その後、ノウスにより喰われた。
ノウスと同じく、五摂家のノウム卿の兄妹である。

女王

レグラヴァリマ

王族の鬼で、五摂家よりも位が高い。
ノーマンたちにより農園が襲撃された時、反逆者の存在を許そうとせず、五摂家の面々にそれらを討伐するように命じた。これにより、大きな軍隊が結成されることとなった。
高い戦闘能力を有している。武力に秀でていたドッザはギーランの家来に殺害されてしまったが、レグラヴァリマはその家来を易々と殺害した。レグラヴァリマの爪は伸縮し、鬼を簡単に両断することができる。

『儀祭(ティファリ)』の最中にギーランによる襲撃を受ける。五摂家の面々が殺されていく中、レグラヴァリマはギーランの手下を返り討ちにした。しかし、レグラヴァリマの強さを知っていたギーランの家臣たちは、自爆してレグラヴァリマに粘着性の糸のようなものを纏わせて動きを止めることが目的だった。動きを封じられたレグラヴァリマはギーランにより仮面を叩き壊され、急所に剣を突きつけられるが、一瞬にしてギーランを細切れにしてみせた。
そしてギーランたちの執念を褒め称えながらも「義が勝つとは限らぬのよ。いやそもうぬら既に義からズレておる。罪なき幼子まで手をかけて、かつてのうぬらならば絶対にゆるすまい。それで義とは笑わせる。700年でよう濁ったのぅ。憎悪にドップリ。今の汚れたうぬは私は好きだよ。」と嘲笑い、ギーランの眼を踏み潰して殺害した。

原初信仰の信者

ムジカ

エマたちがグレイス=フィールド農園から逃げ出した後に遭遇した少女の鬼。ソンジュという鬼と共に旅をしている。
『原初信仰』という宗教を信仰している。ソンジュは宗教上の理由で人肉を食べないが、ムジカはただの一度も人間を食べこともないし、食べる必要がない。
グレイス=フィールドから逃げ出して追っ手に追われていたエマたちを助けた。そして別れ際に鬼の頂点がいる『七つの壁』を目指すようにアドバイスした。

後に『邪血の少女』であることが発覚する。
鬼は捕食したものの遺伝子によって、容姿や知能が変化する。鬼が知性を得たのは人間を食べたからである。知性を得た鬼は、人間を食べなければその知力を維持することができず、野良鬼のようになって退化してしまう。しかし『邪血の少女』だけは例外で、人間を食べずとも退化することがない超特異体質を持っている。さらに『邪血の少女』の血を飲んだ鬼は、『邪血の少女』と同じ体質を手に入れることができる。
立場のない鬼には重宝される存在だが、ムジカは一筋縄ではいかない状況に置かれている。

貴族階級の鬼たちは人肉を斡旋することで、位が低い鬼達をコントロールしている。しかし『邪血の少女』が存在することで人肉が不要となり、社会的地位が脅かされてしまう。それ故、貴族階級の鬼たちは700年前に『邪血の少女』たちを殺して喰ったのだった。
一方でノーマンは貴族階級の鬼たちを滅ぼすことで人肉が行き渡らないようにし、鬼を知性のない生物にすることを計画していた。しかし、『邪血の少女』はその計画を根本から覆す存在となる。
これらの理由からムジカは貴族階級の鬼、ノーマン一派、どちらからも命を狙われることとなる。

ソンジュ

ムジカと旅する男の鬼。槍を得物としている。
グレイス=フィールドから逃げ出した際に追っ手が放たれ、エマたちを庇って一人囮となって逃げていたレイの前に現れて、レイを助けた。
『原初信仰』という宗教を信仰しており、宗教上の理由から人肉を食べない。エマやレイに狩りや植物の知識など、鬼の世界での生き方を教えた。エマたちとは穏便に別れたが、その後『原初信仰』は『人を喰わない』宗教ではなく、『養殖された人間を喰わない』だったことが分かり、今でも人肉を欲していることが分かった。エマたちを助けたのは、人間と鬼が交わした約束を壊してくれる可能性があるからだった。エマたちを生かすために、エマたちにを狙っている追っ手を殲滅した。

ムジカが『邪血の少女』だと分かり、ソンジュが退化しないのはムジカの血を呑んだからだと思われる。ノーマンたちの刺客がムジカたちに迫った時には、一瞬でその刺客の背後をとり、笑みを浮かべた。

鶴の恩返し
鶴の恩返し
@tsuru-no-ongaeshi

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